視えるのレビュー・感想・評価
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霊能Revenge
まずはダーシーとダニーの双子姉妹の一人二役を演じたキャロリン・ブラッケンに拍手!
全く違うキャラクターを見事に演じ分けていて、ともすれば一人二役と気づかないレベル。
なんとなく妻ダニーを殺害した犯人が夫のテッドであることはわかる。
ダーシーもそれはわかっていて、Revengeをしにテッドの家(新居)に行く。
ダーシーは盲目で古美術商を営んでいて、陳列している商品は全て呪われていると
テッドの言う。そこでベルボーイの霊が出てくるとの呼び鈴の伏線。
テッドの彼女ヤナを散々霊能をつかって脅すダーシーが素晴らしい。マジで迫力がある。
この怖さは、独特の画づくり・映像の質感・家のきしみ音・音響・劇伴全てが
不穏な空気感・おどろおどろしい雰囲気を創出しており、
この脚本を見事に演出していると感じた。
ダーシーはテッドの罠にかかって死んでしまうのだが、
死に際に姉を殺した犯人オリンへ復讐し(殺しはしない)、
尚且つ死後もテッドへベルボーイの霊を呼ぶ呼び鈴を送りつけ、
霊能を信じていないテッドは興味本位でベルを鳴らし、、、、、
ラストシーンはベルボーイがテッドの横に立っているシーンで終幕。お見事!!
ダミアン・マッカーシー監督は今後も要注目だと思った。
本作は小品ながらも、なかなかエッジが効いていて楽しめるホラーであった。
ど王道オカルトホラー!!(歓喜)
そしてほどよい人怖。
よいですね。
最初はアート映画か雰囲気映画で
少し構えてましたが
ちゃんとオカルトホラーの
要素を押さえてしっかり人怖がはいる。
70年代80年代の
オカルトホラーを感じて
個人的にはこのテイストは
旨味しか感じません。
地方のミニシアターで
見る条件も最高だったなァ。
論理や理屈が多少わからなくても
いいんですよ、この楽しさ
わかってくれる方はいるだろうか。
考えれば理屈づけはできるくらいの
筋は通ってました。
お姉さんが改装でいじってた
穴の側にいたのも、
主人公のオリンへの罪悪感から
飛び降りる道を考えてかもし
れないしね。
あの最後も最初の前振りが
綺麗に回収されて気持ちよかったし
クスッと笑える演出が最高でした。
理屈や論理に悪い意味で固められた
悪党は地獄をみて頂きましょう。
うん、懐かしさと新しさに
浸れてよかった。ありがとう。
信じる者は。。。
まずSHUDDER作品あるあるの映像のチープさがない事に感動!ジャンプスケアに逃げないホラー演出、カメラワークも良かった!
自分も含め、この映画はゴーレム(木の人形)とそれを操る女vsそれに翻弄される一般人の戦いを想像したので、そういう展開を期待した人からの評価は低いと思う。全然違う映画だから。
たぶんこの映画が伝えたいのは、人の情念や神という概念、超常現象といったものにアンテナがない人(=視えない、今作におけるサイコパスの精神科医)には霊的な力は全く及ばないって事だと思う。なんか次元が違うのかな?
だから精神科医は奥さん死んだ後に変な事が起きててもあの屋敷に住んでられるし、ラストシーンのベルボーイも、現れてはみたものの「コイツ気づかないから手出しできないな...」みたいな様子。
細かいプロットに矛盾はあるけど、そういう所を観てほしい映画ではない。
シリアルキラーはどうして被害者に呪われる事なく連続殺人できてしまうのか...って思った経験がある人は、納得できる映画じゃないかな、と
直球勝負
随分とストレートな表現が多く、スマホが出てこなければ古い作品だと思ってしまうかもしれません。
でも、それがこの作品の良さだと思います。かえって新鮮な気持ちで観ることができました。
お化け屋敷を楽しんだような感覚でした。
やっぱり暗闇は怖い。
ドアの覗き穴、あんなに大きかったら簡単に侵入できちゃいますね。でも、昔ってあんな感じのサイズでガラスが付いただけの覗き穴がありましたね。
あの家、ぐるっと中庭?の周りを囲む造りなのに、屋内はやけにちょっとしか出てこず。リノベ中だからでしょうか。
静かにぞっと楽しめるホラーで面白かった!けど、少し足りない。もう1ラウンドほしかった。
過度な脅しも、極端な残酷シーンもほとんどなく、静かにいい雰囲気で楽しめました。
最近のホラーは騒がしい作品ばかりで、それ以外も、ただただ陰鬱な作品しかなかったように思います。
良かったのは死霊館シリーズくらいでしょうか。
シリアスなのに、”木人”がちょっとユーモラスで、本作のアイコンにもなってていい。
主演女優が双子の姉妹二役とは全く気付かず、劇中の「似ててゾッとした」というセリフで分かったほど上手い。
髪色、髪型、性格がまるで別人で、妹は視覚障害があるので似てると思わなかった。
ただ、この雰囲気でもう1ラウンドくらいほしかったです。
木人VS夫の大格闘があって、炎上があってからの、呼び鈴…とか。
短くて何か物足りな買ったのが残念です。
サイコ〇〇
1年前に双子の姉を殺された盲目の妹が、犯人に迫る話。
新居にと買った古い屋敷を泊まり込みでリノベーションしていたら、玄関に右目がガラスの目玉の男が現れて、車に行っていた隙に誰かが家に侵入したと言い出して始まって行く。
と思ったら、壁に貼られたその顔ってあの男ですよね…からのなんで破裂してんの?そしてオカルトアンティーク店に精神科医が現れて、お土産渡したり姉がなんたら…。
観賞前にあらすじ紹介に記された内容を頭に入れてなかったけれど、なんとなく話しが見えてきたと思ったら、えっ!そんな能力が!?
なんだか不気味な妹だし、オカルトありきで話しが進んで行くし、箱より中味が大きいし、都合良く電話が落ちる穴あいているし、この内容だと全て妹はわかっていたってことですよね?だとしたらもともとの狙いは?なんて疑問も浮かび捲りだけれど、雰囲気映画みたいな感じの割にはなかなか面白かった。
静かなホラー
静かに、でも確実に進んでいく感じ。
てっきり霊視でどんどん事件や霊障を解決していく系かと思ったらちょっと違った。違ったけどホラー演出はとても良かったと思います。面白かった。
両親のことや霊能力のこと、あの木の人形のこと、もっと知りたい!どんな家系なのか、どんな曰くがあるのかもっともっと知りたい!
最後のドキドキ感はたまんなかったです。
あの旦那をもっととっちめてやりたい!!
人を呪わば穴二つ
霊視能力は万能ではない?ので、持っている呪物との合わせ技で復讐というのは思いのほか新鮮だったかも。
まさに人を呪わば穴二つで、死ぬつもりで自ら穴に落ち、刺し違えての復讐となった格好だが(死んではじめて木の人形に呪いがかかる?)、ラストのあの小包み気味悪がって捨てたりせず、必ず試してみるって確信があったんだよね。
あっちの人って近隣に住居がない家や薄暗い間接照明の部屋が好きなんだよなー。
日本人からするとそれだけでも怖さ満載なんだけど。
双子姉妹が同じ役者さんだって中盤手前あたりでやっと気がついたw。
邦題の「視える」より「視えた」って感じかかも。
閉ざされた心を... どうする?
目が不自由という理由ではなく、この女性のたたずまいや言葉から... 何故か知らないけれども、孤立した寂しさを感じてしまう。そして...
Darcy: This is, uh... one of the more interesting items
that has been brought to the store in quite a while.
Ted: Oh, yeah? Interesting how?
Darcy: Well, it's haunted.
Ted: Really? What do you mean?
Darcy: There was a man, not a very pleasant one, who
spent most of his life working as a bellboy in a hotel.
And one night, he was showing a drunk guest to his
room, and the guest shoved him down the stairs and...
and he broke his neck and he died in the fall.
And a few days later, the receptionist rang the bell to
summon the new bellboy. Only, who did she see
running towards her not looking very happy?
Ted: Are you telling me that if you ring that bell, a dead
bellboy will come running? Well, ring it. Let's see what
happens.
Darcy: It's not something to be played with, Ted.
ダーシーは続けて...
Darcy: Dani used to say that one of her goals was to open
that closed mind of yours.
Ted: She tried. I'm a doctor. Science and logic.
このテッドの言葉... "I'm a doctor. Science and logic." というおごりのようなことがラストへの伏線となっている。本作品の主軸には人の飽くことのない観念であり常識と呼ばれる俗的な行いの風刺がこめらえているのでこれ以上は言えません... 悪しからず!?
先日鑑賞をした『死霊館』フランチャイズを好みの方は、たぶん、この領域の作品に対しては理解すらできないので、観るのを諦めてほしいと言えば、辛辣なのかもしれない。
解説にもあった姉ダニの死の真相に迫ると言うシノプスは、間違いとは言えないまでもその事は二の次で... つまり、姉の死は、ダーシーの中では、霊視で既に分かっているので結構あっさりと真犯人が分かってしまう。それよりも本作をホラーと位置付ける要因であり要素は、妹ダーシーの復讐劇と言っても良いほどに... 超自然現象と共に、それを侮った事で... 報いを受ける内容となっている。
オトボケなあたしは、姉ダニと妹ダーシーをキャロリン・ブラッケンという女優さんが一人二役を演じているとは最初は気づかなかった... それほど彼女の演技がこの映画の重要な立ち位置となっていたので、素晴らし過ぎるとしか言いようがない。その証拠に...
"Curses return upon the heads of those that curse."
... というワードの意味するところによる最後をダーシーは知っているにもかかわらず、敢えて自殺行為的に身を投じている... だからダーシーが何故にそこまでするのかの "謎" の紐解きは彼女の孤独感を理解できればの... お話。
すみません、後は
ひ・み・つ (*´ε`*)チュッチュ
中途半端でどうもすみません。
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