ナイトコールのレビュー・感想・評価
全17件を表示
身元の分からない人の鍵開けちゃダメ
たった一晩の出来事で、次々とトラブルに巻き込まれていくテンポの良さと、朝になったら殺されるかもしれないハラハラがすごい。
地下鉄を自転車で疾走するシーンは、『ディーバ』を彷彿とさせるカッコよさ。
主人公が黒人青年で追手が白人ってことで、以前あったBLM運動に絡めたり、鍵屋の特性を活かしたりしてて面白い。パトカーのシーンでは、思わずニヤッとしてしまった。
ラストも、今の社会の特徴を表していて良い。
夜の映画だからブリュッセルの美しい街並みは見えず、夜景は見れるものの、ロケ地がクラブと娼館なのが少々残念。
とても面白かったけど、隣の席の爺さんがトータル1時間くらいイビキかいてて、ちょっとイライラしてしまった。席運が悪かった。
全く期待してなかったが予想外の面白さ。
ついてない鍵屋が犯罪に巻き込まれていく最悪な数日の物語。
フランス語映画だがベルギーのブリュッセルが舞台。このあたりも少しわかりにくかったのだがベルギーは公用語が複数あって国の中でフランス語、ドイツ語、オランダ語園があるらしい。色々不思議だったがこれから勉強したい。今作自体はフランス語がメインだ。
変なドラマ系では無く分かりやすいジェットコースター系映画だった。
ヨーロッパの政治事情に詳しく無いがベルギーでBLM運動が盛り上がっていたその背景が知りたくなった。その辺りで置いてけぼりを食らった。でも色々事情があって主人公が序盤である行動をやめたことがこの映画の一つカギになっているのは見れば大体わかるというか想像力を持てば「彼らの身になって考える」ことができるはずだ。厳しいことを言うと最近日本人は人種差別に対する想像力が乏しい人が多くなってきたから序盤で大体ツッコミを入れたりBLM運動自体を軽視する人もいるに違いない。この辺りがこの映画を楽しめるか楽しめないかの分かれ道だろう。
それにしても全く情報を仕入れずに映画館行ってアルバトロスのロゴが出てきた時はやらかした!と焦った。アルバトロスさんごめんね。笑
どういう流れでこうなったのか知りたい。
内容は全く期待していたなかったがめちゃくちゃ面白かった。恐らくドローンを使ったであろうカーチェイスシーンや自転車で駅内を爆走するシーンなど非常に見応えがあった。突っ込みどころはあるが難しいことは良いじゃないか。
あと女優がとても可愛かった。エンディングもとても好きだった。
アクション
ジェットコースター・ムービー
あっという間の時間でした
全編シビレっぱなしの上出来サスペンスアクション
圧巻のノンストップ・アクション、全編これ震えっぱなし。ベルギー発でブリュッセルの一夜の出来事を上出来脚本で描き切る。ハリウッドからリメイクだってありそうな絶好調の勢いが爽快。英題も邦題も「ナイトコール」なんて少々安っぽい、「夜の鍵穴」なんてよけいに厭らしいか、「命がけ鍵屋」なんて面白そう。
巻頭、犬が吠える中、鍵が壊され悪党が侵入か、と思わせ鍵のレスキュー業者を手際よく紹介、ペトラ・クラークの曲をされげなく挿入する手際の良さ。続いてのナイトコールは若い女が鍵を無くしてアパートメントに入れないと、着いてみても依頼人は見当たらず、近くのコンビニで軽食をレンチンしている間に依頼人のアップを映し出す、要するに本作のカギを握る女を観客に知らしめる、流石の導入部に舌を巻く。思わず口ずさむペトラ・クラークがまた伏線で。難なく鍵を開けたら・・・の起承転結の起に一気に乗せられる。それにしても鍵明けに€250って高くない?44,000円ですよ!
お気楽バイトが一気に命がけって急展開に、ご本人のみならず観客まであれよあれよのスリリング。悪党二人の会話に、ちょいと誌的な表現かましただけで、「お前ゲイ?」とヤジられる不寛容に驚く。悪党のボスに名優ロマン・デュリスが扮し、知的で優しそうな雰囲気を逆手にとった残虐ぶりも驚かされる。二転三転の状況転換も手際よく、主人公マディも隠れたつもりでも限界突破の無茶ぶりで窮地の連続。
背景に移民反対に抗議するデモ隊を取り入れ、彼等の苦境を浮き彫りにする。「どん底に落とされたら這い上がるのみ」のセリフがこれまた粋で、複数回繰り返されるモチーフに昇華する。とにかく練りこんだ作劇には圧倒の連続です。主演の若手俳優ジョナサン・フェルトレは見るからに人が良さげで、「ゲット・アウト」2017年のダニエル・カルーヤのようで、巻き込まれ災難役に相応しい。
やっと真犯人も見つかって、やれやれと放免されたものの。もやもやが晴れず、張本人の女からは「ごめん」の一言をもらい、むくむくと湧き上がる正義感の描写がクライマックスで。ブリュッセルの夜のカーチェイスが娯楽映画のルーティーン通りで見せ場もばっちり。どんなラストを用意すればよろしいのか? ハッピーエンド寄りも白々しくなるのか、悲劇一辺倒でも遣る瀬無い、で再びブラック・リブズ・マターの状況に救われるとは、天晴れな一作でした。アムステルダム行きの始発列車が「6分遅れ」と表示されるもドラマの流れに活かせず惜しい。
夜明けの白みがかった街中で車のクラッシュ撮影が素晴らしい。どうやら這い上がる事が出来たようで、一安心。
ママ・セレクション♪
ある日の夜、仕事依頼先で厄介な事に巻き込まれる鍵救急に勤めるマディの話。
依頼先で待つ1人の女性クレール、仕事のルール“身分証確認と現金払いでの250ユーロ”、鍵を開け部屋に入るが現金がないからATMへ行ってくると…身分証は机に置いてあるから確認してと言われ部屋に入ることになるが…、ある組織の金を盗んだと疑いを掛けられ追われる身となるマディの逃走劇。
とりあえず本作を観て出てくるワードは“不運、BAD DAYS、長い夜”(笑)
身分証確認の為に入った部屋に後から入ってくる男とのバトルからハラドキ!
車内話題のゲイ疑惑、ルームミラー越しに見てくるテオ、あ~ハイハイ、最初は話の分かるいい奴何て思ったものの、疑惑はホント?!何て思ったらオマエかい!(笑)
疑惑は晴れ助かったのに事の発端となったクレールことジュリーをなぜ助けに行く!?の、ツッコミはありつつ終始スリリングで面白かった。
ベルギー映画の侮るな!!!
一夜
オンライン試写で観賞。
ある部屋の鍵を開けたことによって突然トラブル巻き込まれる鍵屋の青年。悪夢のような一夜を自分の身ひとつですり抜けていくスリルの連続。警察を引き連れて向かう先にあるのは彼の良心と未来への希望かも。
とにかくノンストップで面白かった!
鍵屋の青年マディは自分が生き残るために人を殺してしまい、犯罪組織のボスであるヤニックに脅され、消えた大金を取り戻すために奔走する。元々は鍵を開けてくれって頼んできた女性クレールが全ての元凶で、後に彼女の正体も明らかになってくるんだけど、マディは人が良いから彼女を見捨てることはできないんだよね。
これ時代背景もあるかもだけど、ちょうど抗議デモの最中で警察の容赦のない暴力的な鎮圧を黒人が受けている映像画流れたりするんだよね。マディはそれを見て黒人である自分が警察に助けを求めることは得策でないと考え、ひとりで状況を打破するために頑張るんだけどラストのわざと警察を引き連れていくところはなんだか痺れたな〜!おかげで何とか彼女を逃がすことに成功し安堵したところで物語が終わるので。
尺的にもピッタリだしあっという間に終わった。面白かった。オススメ。
地獄の追いかけっこ
正規の公開日にはおすすめか。
祝日のなか、招いていただいた(オンライン試写会)fansvoicejpさまにはご厚意を。
90分ほどのクライムスリラーで、関係のない描写が少な目で大半がそのシーンなので、映画に集中できるというメリットがありますね。フランス映画のようですが(ただ、オンライン試写会でみたときは、例のお得意のCANAL+はなし)、特段フランス映画の知識が求められることはありません。
90分ほどの短いストーリーのため、気の散る関係のないシーンも少なく、さくっと見ることができる点でよいかな、といったところです。一方、「やや」字幕として見たときおやっと思うところ(国語的にはありうるけど、そういう言い方するかな…)はありますが、漢字文化圏である以上、多少「そういう言い方するかな」があっても理解はできますし(その意味では、そこに中国語が並んでいても漢字文化圏である以上類推ができる、という意味においては部分的には似る)、おそらく字幕のルールとして「何文字以内に収める」といったルールが発動されているものと思いましたので、そこは特段気にしませんでした。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
正規の公開日には、90分映画という事情もあって、他の作品と連続で見るなどが想定できますが、90分ほぼ無関係なシーンがなくスリラーものが楽しめるのでおススメです。
ベルギー映画も面白い
全17件を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。