WEAPONS ウェポンズのレビュー・感想・評価
全90件中、1~20件目を表示
結構グロめ
ホラー映画と聞き見てきた
結構グロめ
脳みそが出たり散らばったり、四肢が引きちぎられたり、顔食われたり、ピーラーで顔剃ったり。
なにがなんだかわからないまま始まりなにがなんだかわからないまま終わった
伯母の立ち位置(関係性)が謎
母からして伯母なのか祖母からして伯母なのか
小学生くらいの子供に対してあなたが赤ちゃんぶりって言ってたけど、お母さん15年は会ってなくて、結婚式も来なかった。お父さんも初対面。
よく分からなかった
子供が軽くいじめ?にあってたぽいから伯母の報復か?と思ったけど全く関係無さそう
伯母は何がしたかったのか
あれは一種の呪い系なのかな?髪の毛とか持ち物は媒介
日本で言う丑の刻参りみたいなものかな?
棒は藁人形、血は五寸釘、相手の髪の毛や持ち物はそのまま
水につけることで操りを一旦リセットするのかな?
術師がタヒねば効力も消える
ただ、操られた時間が長ければ長いほど元に戻りにくいと言った形かな?
終始担任にはイライラする
最後の最後にアレックスが棒と伯母のズラ持って逃げたの咄嗟の判断がすごいと思った。
伯母がやばいって顔から逃げ始めて子供たちに追いかけられ、最期は食われる引きちぎられる
乾いた笑いが出た
ある意味面白いかも?
これに対して2000円払うには勿体ないけど1000円そこらならまだ許せるかも…たぶん
端折らせすぎな気もする
色々気になるまま終わった
走って来る校長先生の顔が…
レビューで評価が高めだったので鑑賞。
上映される映画館は少ないのに、レビューの数は結構あるのが不思議です。
ストーリーの進め方が、登場人物のそれぞれの視点から再現される羅生門スタイルなんですね。
でも、この形にしたことの良さがイマイチ伝わらなかったです。
そして、どこかの映画で観たような感覚がずっとあったような…
最後だけは違うけれど…
「最後が笑える」と、聞いたので期待してたけどそれほどでもなく…
確かに可笑しくはあったけど。
あの婆さんは一体何者?で
そして、何がしたかったのか?
わからないまま終わった。
ただ、全く気付かなかったけど、演者がエイミー・マディガンだったとは!
音楽はどこかノスタルジックな感じの曲が多かったかな?
あと、無音の場面が多い。
一番怖くて印象的だったのは、走ってきた校長先生の顔です。
モヤモヤ感が残るだけなんだが・・・
『ザ・モンキー』からだったか忘れた。
頭を必要以上に潰したり、B級スプラッターにありそうな、人体バラバラにするのは、ハリウッドで流行りなのか?
何か違うんじゃないの?
なぁ〜んて思えてしまう・・・
笑いを取りに行っているとも、個人的には思えてしまうんだけどねぇ・・・
まぁ、いいや。
登場人物Aから始まり、B、C、D〜と繋がり〜
最後の登場人物で、物語の真相を明かすとなる展開は上手い。
退屈することなく、時間の長さも気にならなかったんだが・・・
結局、結末を見届けても、モヤモヤ感しか残らないのは何なんだか・・・
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未見、又は鑑賞予定の方は、ここから下は見ないように。(笑)
あんま結末込みで書きたくないんだが、この作品はしょうがない。
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最後の章。
クラスで唯一失踪しなかったアレックスだったかな?
この章で真相が明かされるわけだ。
この作品のテーマって、洗脳ってことだろ。
まぁ、黒魔術みたいなことしていたが。
タイトルの『WEAPONS』→字幕では人間兵器なんて表示していたのには、素直に「上手い。」と思ってしまった。
で、ここはいいんだが、子供やら身内やら他含め、次々手下にする理由。
叔母でいいのか?
このババァの狙いが、サッパリ分からん・・・
なので、クレジット突入してから、頭の中はモヤモヤモヤモヤだらけ。
こんな状態で、劇場を後にするのであった・・・
ん、、?前後半で監督違うのかな、、????
って思うくらい前後半での作風がガラリと変わります笑
前半はなんと、、!すごい、、!これはホラーにしては珍しく上質なミステリーホラーなんじゃないか、、??!!と、わくわくどきどきさせられました。
登場人物それぞれの視点から話が進み徐々に真相に近づいていく様は、とても良かった!
しかし、、
あれ、、?後半?どうした??
魔女、、!急に非現実的な展開に、、。
思わず笑ってしまいました笑
別に後半の感じも良かったけど、
全体的に一体感に欠ける作品だったかなと思います。
前半が上質なサスペンスホラーなら最後までその作風で行って欲しかったし、
オチがあーいう感じなら、前半をわざわざそういう作風にさせる必要もなかったんじゃないかなと思いました(抽象的な表現ですみません。見たらわかります。)
でも、しかし、前半の胸の高なる期待感はなかなか味わえるものでは無いので、是非映画好きの方には見て欲しい作品です!
ただweaponsはタイトルとしてそこまで適してないような気がしました。あの走り方ってそこまで内容において大事じゃ無いしもうちょっと適したタイトルがあった気がします〜。
スティーブン・キングへのオマージュ
アメリカの片田舎の住宅街、子供の失踪、不思議な老女。まさにスティーブン・キングに出てくるような登場人物と内容、だけどキングほど理解できない、キングへのオマージュがちりばめられてはいるが、やはり本家にはというのが、率直な感想。
舞台の年代はいつ?
1960年代では古すぎるし。
スマホもパソコンも家庭に入り込んでないし。
となると、ファッションとか登場人物から想像だけど。
1980年代から90年代かな。
なんで、ここまでこだわるかというと。
その年代持つ時代感が、わかるとその時のアメリカがみえてきたり。
それらを強く反映することで、その時代を経験していなくても。
その時代の人の考えとか、あるいは雰囲気が出ていると。
そこに、現代を生きるものと相変わらぬ人間の感情とか。
思い考えが、よりはっきりしてくるんだけど。
『weapons』は、そのあたりがはっきりしない。
スティーブン・キングと同じ庶民を題材にしているんだけど
キングほどの親近感が、わいてこない。
そのあたりが、スティーブン・キングの偉大さだと思うのですが。
キングと同じように、どこか物語を外してみたり。
自由な発想を連想させる展開ではあるんですが。
登場人物でキーワードとなるのは、魔女なのかな。
とも思うんですが。
第一魔女という曖昧な概念が、よくわからない。
キリスト教国でないからなのか。
でも、物語でこのあたりを深堀すれば、もうちょっと理解できたかな。
あと、くどいようだけど時代の持つ空気。
これもものすごく大事だと思います。
もっとはっきり出してくれたら、理解の一助にはなったとおもうのです。
誰か、上手く解説してくれないかな。
と思うのが、本音です。
こうこうこう見れば、この映画を理解できますとか。
なぜこの映画が、アメリカでヒットしたのかとか。
日本には、魔女もいないし。
学校で銃乱射事件もないし。
つまり子供がいっぺんに消えてしまう事態は、ないとは言えないけど。
アメリカのようにいつ起きてもおかしくないという状況でもないし。
やはり、国が違えば受け取り方もおのずと違うはずで。
そう考えるといたしかたないとも思うのですが。
結論スティーブン・キングは偉大です。
途中から面白さが加速する。
両手を広げて虚無的に走り続ける子供たちのビジュアルに惹かれて鑑賞。
結論として、普通に面白かった。
もっとSFチックなホラー映画かと予想していたが、がっつり黒魔術を使用したオカルト設定で、やっぱり予想の範囲を超えない展開だったかあ、と途中で思いもしたが、後半に行くにつれて人間を武器化する凶悪ばあさんの存在が大きくなっていき、この存在がなかなかキモくて楽しい。
最後の展開は完全にコメディだったが、R18ではあるもののそこまで悪趣味さを感じさせない映画で安心して見られる点も良い。
予想通りのラストでした
この手の話にありがちな種明かし無しのラストはそれはそれでよかった。真剣に見ていたがM4が空に見えた瞬間、コメディでいいんだとわかった。しかしシリアスなメッセージが内包された深さもあった。
ウェポンズとは人の事ではなく、依存が人を考える事をやめて、武器、道具のようになってしまう恐怖を描いたのだと思った。
•恐怖への依存
「何かに怯えていないと、自分の立場や正義が保てない」
•無関心への依存
「見ない・考えないことで日常を保つ」
•自己正当化への依存
「自分は間違っていないと思い続けないと壊れてしまう」
大人たちは:
不安や罪悪感を感じる
それを直視すると自分が壊れる
だから恐怖にしがみつく
無関心を装う
理屈で自分を正当化する
結果として何が正しいかを考える能力が鈍る。この時点で、人はもう「加害者になる準備が整っている」状態。
子供自身が武器になるのではなく依存した大人の思考”が、子供を武器として使ってしまう。ここはメッセージ。
ラストが良かった
・ホラー映画らしい驚かすような演出は、ほとんどなくてサスペンス・スリラーに感じた。そういった意味で見やすい映画だった。グロ表現は強かった。冒頭のこの話は事実ですっていうような字幕が入ると本当にあったんだ!ってつい思ってしまうのだけど、どうも演出のようだった。子供たちが行方不明になって、担任教師に責任があるという話になり家バレしてるわけだから帰るのが恐ろしいのに帰って酒屋に行ってたりしてる時に理不尽に襲われるんじゃないかという恐怖が凄かった。しかし不倫している話になって不倫相手の奥さんから確かボコボコにされてて何となくしょうがないんじゃないかって気になったりした。
・登場人物ごとに章立てされていた。群像劇みたいでこういうのだとキャラによっては感情移入が難しかったりするのだけど、全員魅力的なキャラクターだったので面白く見れた。同じ場面を別角度からこの人はこういう状況だったという演出が見事だった。
・人間を武器にするという事でタイトルがウェポンっていうのも凄いセンスだなぁと思った。両手を広げて走るのが面白い。
・体の弱いアレックスの母親の叔母だったかがアレックスの家に突然引っ越してきて、両親を武器にして家を乗っ取っていて怖かった。顔にフォーク刺させたり、缶のスープを毎日食べさせるの辛いなぁと思った。
叔母さんが寝たきりレベルの弱り具合だったのが、人間ウェポンにしたら元気になっていた。叔母が持っている鉢植えの木とその人の持ち物があれば変化させられるようだったけど、それと元気になる因果関係がよくわからなかった。
・鉢植えの木の枝に標的の髪の毛を巻いて自分の血をつけて水を張ったボウルにを投げ込んだら髪の毛の人への攻撃指示になっていて両手を広げているのが戦闘機をイメージしてるんだなぁと思った。
・ラスト、叔母さんの体調のためにクラス全員を呪いにかけて家の地下に格納していた。そうしてアレックスが両親を救うために叔母さんへクラス全員を突撃させていた。子供に追われて逃げる叔母さんのシーンが怖いというより笑った。(館内も受けてた。)ただ、全員で叔母さんを食べてたようだったのと意識が時間をかけて戻っていたようだけど、気持ち悪かっただろうなぁと思った。
恐るべし、おばあさんの顔のアップと脚力
深夜の2:17に1人を除いて、クラスメイト全員が姿を消す
その原因、経緯を視点を変えて、時系列を巻き戻しながら解き明かしていく
で、その黒幕がなぜかスーパー無敵な魔術を持っているおばあさん
相手がだれであろうとカンタンに、自分の思いのままにできる
なんでそんな魔術があるのか不明
というか、同じことをやった男の子もカンタンに魔術を再現できたので
すごいのはおばあさんではなく、魔術の方
誰でも再現率100%です
ノウハウ本を出版してほしい
なんだかんだで、女性教師と、失踪した子供の父親が
魔術おばあさんのアジトにいったあとは、
いきなりホラーからコメディに転換
80、90年代アニメにあったような
普通の家で家族が団らんしている中を大勢が壁から突っ込んできて、通り抜けていく
あとは荒れた家が残るのみ、という謎すぎる爆笑演出
年代別のオリンピックであれば確実に金メダルを取れそうな
重い病気とは思えない、おばあさんの圧倒的な疲れしらずの脚力に拍手
2回見に行きました。
面白かったのと、どうしても確かめたいシーンが有ったので2回観に行きました。(笑)
子供が17人も行方不明になっても日常は流れて行く。
警察も学校の先生達もプライベートや日々の仕事があって
最初は魔女のやりたい放題。
がしかし~行方不明になった娘を捜すお父さんと色々有るんだけど、生徒が大事な女教師がタッグを組んだ時からが本当に面白い、痛快でした。(笑)怖い方は、一緒にキャラメルポップコーンと飲み物のセットは如何でしょうか?
兎に角、お勧めです。😊🫶
タイトルなし(ネタバレ)
人間を操り兵器にするという新しいネタのホラー。斬新とは思うが怖いかと言えば怖くはないかな。フォークを刺したりピーラーで皮をそぐシーンなどは痛そうで目を背けてしまいました。
魔女
なんか怖い物がいっぱい詰まってた。
老婆(だいぶイカれてる)
子供の失踪
黒魔術?
半狂乱の人々
というか、理不尽な事に塗れてた。
冒頭、子供の1人語りから始まる。どうやら過去に起こった事件を追体験していくような構成っぽい。
その事件の全貌を観ていく事になる。
登場人物達の視点が章のようになっていて、時間軸を前後させながら多角的に事件を捉える事になる。
起点は叔母さん。
身寄りがなくアレックスの家で引き取る事になった人。
こいつが元凶で両親を傀儡にし、更に人質にしてアレックスをこき使うわとやりたい放題。
なんか体調が悪いらしいのだが、おそらくなら老衰とかで黒魔術による延命を試みてるようにも思う。
たった一つの異分子で平穏な時間が崩れていく恐怖。
日常が悪い方向に変化していく恐怖は世界共通かもと思う。
パラレルワールドと言う訳ではないが、章ごとに視点が分かれているから、多次元的な視点をもつ事にもなる。
流れている時間は1つだけども、世界は人の数だけ存在してるかのようで、楽しくはあった。
章ごとの主人公が体験してきたエピソードの答え合わせをしつつ物語は展開されるのだけれど、大元が不可解極まりない。
どうやら老婆が持ってた木がマジックアイテムのようだ。
が、その由来も出自も語られはしない。
まぁ、ホラーなので、怖げればそこそこ問題ない。
で、しっかりとホラーしてた。
逃げ惑う老婆と半狂乱になり追いかけ回す子供の絵面はコメディっぽくもあるのだけれど、内容を考えると身の毛もよ立つ。そして老婆は子供達の手によって引き千切られるる事となる。
考えてみれば怖い物もたくさん詰まってたけど嫌な物もたくさん詰まってた。
自分の子供だけを抱えて現場から離れる父親とか
槍玉に挙げられる女教師とか
酒屋の前で金をせびるジャンキーとか
嘘をついて母親に金の無心をするジャンキーとか
こいつはホームレスでもあって、車上荒らしとか空き巣とかもしてる。薬買う金欲しさに。
非日常だけじゃなく、日常に起こる嫌な描写も多かった。
…アメリカの片田舎に旅行したとして、コンビニに行くたびに金をせびりに来るジャンキーと蜂合わすとか勘弁して欲しい。またそれを驚きもせずあしらえてる事が怖いわ。もう日常に組み込まれてる状態だ。
銃社会が背景にある夜道とか、夜の帷とか…疑心暗鬼を盛大に煽られもする。
表題であるWEAPOSは人間爆弾って和訳がついてて…嫌まぁその通りな働きをするのだけれど、芯は食ってない感じの作品ではあった。
対象に向かい死ぬまで突進していく。
何十キロと走る事もあって、人間の身体機能のブレーキさえ壊せてしまう。痛覚すら無視出来る。
ゾンビさながらなスペックなんだけど、どっこいこっちは生きている。超強力な催眠状態な感じだから希望を抱けてしまう。そんなアレックスが不憫でならない。
なんせブラックボックスの多い作品ではあったけど、ホラーとしては優良なんだと思われる。
とても面白い
おばあさんの呪いが怖い。呪いを掛けられた人たちが元には戻らないのがめちゃくちゃ怖い。本当に親戚だったのだろうか。
ミステリーの構成でだんだん謎が解き明かされていく。つまんない謎だったら嫌だなあと思っていると、なるほど、とても怖いとなる。一応うちにも小学生の子どもが二人いるので、こんなのたまらない。一人残された男の子がかわいそう。さぞ心細かったことだろう。
子どもの大群が隣家の窓をぶち破って通り過ぎていくのが面白い。子どもたちにおばあさんが引きちぎられて殺されるのが怖い。
わざとB級風
上映館が少ないので普段は行かないところまで遠征しました。
在住の県では2か所でやっているのでまだまし。
久々、大きな劇場でテンションあがり、お客が多くてまた上がり。
奇跡的に私の両隣に人いませんでしたが。
ハメルンの笛吹みたいに、先生を除く市民全員に後ろ暗いことがあるサスペンス、かと思ったらそうでもなく、煽る割には大した「秘密」でもなく、若干肩がすーすーしますが、みんな顔見知りなアメリカの田舎の、すぐその辺で起きている不可解な事件に住民有志が立ち向かう。17人の子供が一斉にいなくなる事態で怒りの矛先を担任に向けて集団で糾弾するような田舎社会の怖さもあって、B級ホラーあるあるの体でわくわくしました。
息子を取り戻したい一心で凝り固まった、強権主義的父親なアーチャー(いなくなった息子も父親似のイジメっ子)が、自身が先頭に立って嫌がらせしていた先生と協力して悪の根源を暴き戦うが苦戦、やっつけたのはクラスで一番チビでひ弱で気弱、邪悪な叔母からも侮られていた、「子供」のアレックスという、ジョーズみたいなオチ。
クライマックスのB級感ったら。そしてまさか笑わせにくるとは。
映画は最初から不気味な感じを煽り、ジャンプスケア多め。
中盤からはスプラッタなゴア描写、でもってホラーコメディーに転調。
ずっと後ろ姿でなかなか顔が分からなかった先生は、おお、ジュリア・ガーナー!(なかなか顔を見せなかったことに意味あったのか?)この人はしかめっ面が本当によく似合ってキュート。しゃべり方が好き。
キーーンと走ってくる、人間紙飛行機みたいな取りつかれ形態が不気味。
病気の叔母を親切心で引き取ったばかりに、幸せなアレックス一家が崩壊する。酷い。さらに気の毒なのが校長カップル。ふたりがテレビで見ていた蟻と寄生虫のドキュメンタリーは、グラディスの邪悪な魔術にやられた人間そのものでしょう。
グラディス、隠しもせず魔術の手順をアレックスの目の前でまるっと実演しちゃって、邪悪な割にはお間抜けおばさん。あのピエロ風メイクになにか意味があるのかと思ったが、単にものすごく化粧が下手なだけだったようです。
脳を乗っ取った子供たちに追われるところはギャグかと思った。
捕まって襲い掛かられ、めちゃくちゃにばらされたところで、うわ、と思いつつワタシの脳内で拍手が起きていました。
人物ごとのチャプターに分かれ、時間をずらしてシーンを少しずつ被らせて状況説明にしているのは上手い。
ホームレスのジャンキー、ジェームスを追いかけるパトカー視点の移動撮影など、変わった撮り方が随所に見える撮影が良かった。
「IT」「シャイニング」等有名どころのデジャヴなサービスカットもあり、怖いところは怖いが結構笑える緩めなホラー。
意外と計算して作られているようです。
スープ飲むなら、排せつはどうしたのか、お風呂は? また、スープ買うお金は大丈夫だったのか。
グラディスは人の脳を乗っ取って自在に特攻させられる人間兵器を作って何がしたかったのか?
そもそも、グラディスは何者?
多々ある疑問点、ツッコミどころはまんま放置のスタイル。パート2構想あるのか。
面白かった。
わざわざ醸し出しているB級感が堪りません。
一度に全て失ったアレックスがただただ可哀想。
子供達の失踪事件を追った先にある、意外な景色
【イントロダクション】
ニュー・ライン・シネマ製作、ワーナー・ブラザース配給によるホラー作品。とある小学校の1クラス、17名が謎の失踪を遂げた事件を巡って、登場人物達それぞれの視点から真相に迫っていく。
出演には『ファンタスティック4/ファースト・ステップ』(2025)のジュリア・ガーナー、『アベンジャーズ』シリーズのサノス、『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズ(21、24)のジョシュ・ブローリン。ブローリンは製作総指揮にも参加。
監督・脚本・製作は、『バーバリアン』(2022)で高い評価を受け、リブート版『バイオハザード』(2026年公開予定)の監督にも抜擢された鬼才・ザック・クレッガー。
【ストーリー】
アメリカ、ペンシルベニア州の小さな街で、小学校1クラスほぼ全員である17名の少年・少女が、真夜中の2時17分に突如家を飛び出して行方不明となる謎の失踪事件が発生した。唯一、アレックス・リリー(キャリー・クリストファー)という男子生徒だけは行方不明にならなかったが、担任の女性教員ジャスティン・ギャンディ(ジュリア・ガーナー)は彼と共に警察から事情聴取を受ける。
「ジャスティン」
前代未聞の事件に、学校は1ヶ月間もの間休校となったが、他の生徒を休ませておくわけにもいかず、校長のマーカス(ベネディクト・ウォン)は保護者説明会を開催して学校を再開した。保護者説明会では、失踪した子供達の保護者がジャスティンを激しく糾弾し、マーカスはこれまでのジャスティンの教師と生徒の関係性を超えたハグや送迎といった現代的な教育規範から逸脱した指導も問題視しつつ、彼女にしばらく休職するよう言い渡す。
ジャスティンはストレスから逃れるかの如く深酒をし、不倫関係にある警官のポール(オールデン・エアエンライク)を呼び出し、彼と一夜を過ごす。
後日、アレックスの身を案じるジャスティンは、彼の自宅をこっそり訪ね、中を覗けないよう大量の新聞紙が貼られてた窓の僅かな隙間から、暗い室内にアレックスの両親らしき人物が座っているのを目撃する。家を見張る為、彼の家の近くに停めた車の車中で過ごすジャスティンだが、夜中にアレックスの母が車中に侵入し、酒に酔って眠ってしまったジャスティンの髪の毛を一房ハサミで切って持ち去った。
「アーチャー」
行方不明となった男子生徒マシューの父、アーチャー・グラフ(ジョシュ・ブローリン)は、事件の真犯人をアルコール依存症や以前勤めていた学校で教員と不適切な関係を持って解雇されていたジャスティンだと睨み、保護者説明会で彼女を糾弾し、警察に彼女の調査を依頼する。しかし、警察も事件の捜査に手こずっており、相手にされない。
息子の戻らない悲しみから、息子の部屋のベッドで眠る日々を送るアーチャーは、ある夜、夢で失踪したマシューの姿と、謎の老婆の姿を目撃する。建設業を営むアーチャーは、夢で見たマシューの行き先と自宅の防犯カメラに残された映像から、息子の辿った経路を地図上から割り出し、同級生ベイリーの父からも防犯カメラの映像を見せてもらう。次第に子供達の辿ったルートが明らかになっていく中、アーチャーはガソリンスタンドで給油中のジャスティンに声を掛けるが、彼らは突如やってきたマーカス校長の襲撃を受ける。
「ポール」
警察官であるポールは、アルコール依存症の治療と執拗に子供を欲しがる妻ドナとの冷め切った夫婦生活にうんざりしており、不倫相手のジャスティンの誘いに乗って彼女と一夜を共にしてしまう。それを知ったドナの叱責を受けつつ仕事に向かった彼は、麻薬中毒者の青年ジェームズ(オースティン・エイブラムス)が窃盗の不法侵入をしようとしている現場を目撃し、彼を捕らえて暴行を加える。しかし、パトカーに設置されていたドライブレコーダーにはその光景が記録されてしまっていた。記録映像が上書きされるまでの1ヶ月間、ポールはジェームズが自分を訴えないように、彼に「2度と自分の前に現れるな」と促して解放する。
「ジェームズ」
麻薬中毒者で森の中でテント生活を営むジェームズは、ドラッグを買う金を求めて窃盗を繰り返し、盗んだ品を質屋で売り捌こうとしていた。しかし、中々金目の物が手に入らない彼は、アレックスの自宅に侵入する。すると、そこにはソファーに座って微動だにせずにいる彼の両親がおり、地下室には子供達が同じく微動だにせずに直立している異様な光景を目の当たりにする。ジェームズは混乱しつつ、銀食器類を盗んで逃亡する。質屋で換金中のジェームズは、壁に貼られた行方不明の生徒達の写真に気付き、1人5万ドルという破格の賞金欲しさに、警察に情報提供しようとするが、先日の一件からポールに見つかり追いかけられ逮捕されてしまう。目撃情報を提供し、彼と共にアレックスの自宅前に訪れたジェームズだったが、ポールはジェームズを置いてアレックスの自宅に入っていき、一晩経っても戻って来なかった。
「マーカス」
校長のマーカスは、アレックスの叔母だと名乗る老婆・グラディス(エイミー・マディガン)の訪問を受ける。彼女曰く、アレックスの両親は病気で療養中であり、彼の家で世話をしているという。
休日、マーカスは自宅にて同性婚の男性テリーと共に自宅で過ごしていると、グラディスが押し掛けてくる。テリーに招かれてキッチンに案内されたグラディスは、鞄から謎の木の棒やベルを取り出し、ベルを鳴らしてマーカスの動きを封じた。鋭利な枝の先端で自らの手を切って血を塗りたくり、ハサミで切り取ったテリーの髪の毛を巻き付けてへし折る。すると、突如マーカスはテリーを襲い始めて殺害する。立て続けにグラディスはアレックスの母が切り取ったジャスティンの髪の毛を巻き付け、同じ要領でまじないを掛ける。マーカスは一目散にジャスティンの元へと走り、彼女を襲い始めた。
やがて、物語は「アレックス」の視点に移り、全ての真相が明かされていく。
【感想】
アメリカ、ならびに世界各国でのスマッシュヒットから、急遽日本公開の決まった本作。
日本公開前に海外で視聴済みの観客から「考察系ホラー」と称されていたので、作中のあらゆる事象や台詞に、何かしらの伏線や意味が込められているのだと思い、鑑賞出来るのを楽しみにしていた。「ネタバレ厳禁」と公式がアナウンスしている事もあって、予告編やフライヤー以外の情報をなるべくシャットアウトして鑑賞に臨んだ。
事前の期待値の高さが裏目に出たか、個人的には本作、少々肩透かしを食らいもした。楽しめる部分は存分に楽しめたのだが、肝心の事件の真相や、各登場人物の視点を章立てて展開し、真相を明かしていくという脚本の構成については、割とよくある話、よくある手法だからである。個人的な評価としては、“中の上”程度だろうか。
調べると、そもそも本国では「ブレットクラム方式」という、事前に作品の情報を明かさず、“謎”を撒き餌(breadcrumbs)に集客を狙うスタイルだった様子で、なるほど「一体どんな作品なのだろう?」と何気なく劇場に足を運べば、思わぬ拾い物感覚で満足度は高いだろうと思えた。
私はそもそもとして、「ヒットした作品だから期待出来るぞ!」「考察するぞ!」と意気込んでしまっていたので、本作に臨むべき鑑賞姿勢から逸脱してしまっていたのだろう。
事前に仕入れていた情報の少なさから、キャスト陣の意外なまでの豪華さに驚くことが出来た。また、『ファンタスティック4』でシルバーサーファーを演じていたジュリア・ガーナー、『アベンジャーズ』シリーズのラスボス・サノス役のジョシュ・ブローリン、『ドクター・ストレンジ』シリーズ(16、22)でウォンを演じているベネディクト・ウォンと、まさかのマーベル作品キャストが意外な共演である。
【グラディスに見る社会構造の悪】
本作の事件の真相は、大雑把に言ってしまえば「黒魔術による洗脳」という、一個人の“悪意”による割と小規模な範囲のものだ。マーカスが自宅で観ていたドキュメンタリーにある、“蟻に寄生する菌類”が示すように、グラディスは黒魔術で支配下に置いた人々から何かしらのエネルギー=生気を吸い取って延命している魔女(WITCH)だったのだろう。ジャスティスに対して、アーチャーが車にペンキで書いた“WITCH”という文字が、そのままグラディスの正体の暗示に繋がっていくのは見事。
元々、監督のザック・クレッガーは、本作とは別に構想していた「突如少年の家にやって来た老婆が、怪しいまじないで人々を支配する」というアイデアを温めており、本作の脚本執筆段階でそのアイデアを合わせる事を思い付いたのだそう。
個人的には、このオチは期待していたオチとは違い、少々肩透かしを食らった。その背景にある「人間性の剥奪」「権力者による支配・搾取」という構造を“人間を武器化する”事で例える恐ろしさはあれど、もっと、先住民を支配して成り立ったアメリカという国そのものの抱える歴史の闇が関わるのかと思っていたからだ。言ってしまえば、思ったよりも「しょうもない」オチだったと思った。
ジャスティンとアーチャーが見た夢に出て来たピエロを彷彿とさせるグラディスの姿は、子供達は勿論、その教師や親である彼らにまで支配の魔の手を伸ばそうという、彼女の邪悪な“侵入”の意思を意味していたのだろうと考えれば、単なるジャンプスケア演出以上の説明もつく。
アーチャーが自宅の真上の夜空に見たマシンガンの幻影は恐らく、銃社会であるアメリカにおいて、グラディスが子供達をそのように武器化している事の暗示なのだろう。それこそ、襲い掛かってきたマーカスを追尾式ミサイルに例えたように。
ところで、最も重要なキーワードになるだろうと期待していた、“深夜2時17分”に子供達が一斉に失踪したという「時間」にも、何か重要な意味があるのかと勘繰っていたが、単に呪術を発動させたのがその時間だったというだけであり、それ以上の意味は無さそう。そもそも、この失踪時刻を意味ありげに宣伝しているのは日本版ポスターのみである。
【“恐怖”を“笑い”に。意外なクライマックス】
クライマックスで、グラディスが自らが武器化した子供達に襲われるという恐怖の“鬼ごっこ”シーンでは、場内の至る所で笑いが起こっていたし、私も思わず笑ってしまった。表向きには「元気がない」と語っており、実際に誘拐した人々から生気を吸い取って延命していたであろうグラディスが、中々の全力疾走ぶりと長距離走ぶりを発揮していたのだから(笑)
また、アラレちゃん走りのような姿勢のはずの子供達も、そんな設定何処へやらで、窓ガラスを勢いよくブチ破りながらの全力疾走ぶりである。
そして、四肢をもぎ取られ、目を潰され、仕舞いには上顎から上を引き千切られての絶命とは、中々の天晴れな虐殺ぶりである。悪役の散り様としても素晴らしいが、返り血を浴びても無邪気に遺体を損壊させ続ける子供達の無邪気な笑顔が恐怖である。
笑いと恐怖は紙一重だと言うが、まさに本作のクライマックスは、それまで積み上げられてきた“恐怖”が“笑い”に転化された瞬間であり、それはまさしく、人間性を排除して、人間を武器に転化させた彼女の行いと通じる。
それにしても、武器化した人間達の世話係が必要だったとはいえ、魔術のキーアイテムを部屋に置いたまま、アレックスに自由に身動き出来る状況を与えて地下室に居る(脚本的なジャンプスケア以外の理由では、何であんな所に居たのか謎である。エネルギーの補給でもしていたのであろうか?)というのは、あれほどの事態を引き起こした黒幕の行動にしては、余りにも迂闊である。
【総評】
全米をはじめ、世界各国でスマッシュヒットを記録した本作は、軽い気持ちで「謎」を追う事で、思わぬ景色を見せてくれる、ホラー映画の新たなマスターピースと言えるだろう。
個人的には、期待値を上げ過ぎてやや肩透かしを食らいもしたが、それでもクライマックスの盛り上がりは、ザック・クレッガー監督の意図したように劇場で大勢の観客と最高の「映画体験」を共有する事が出来た。
そして、二度と戻らなかった
なんでもないシーンでも不穏に見せる技術がすごい。
無音のシーンが多かったり、視点移動を敢えて遅くするなど、ホラー演出も派手さを必要としない印象的なシーンがいくつもある。
特に車に乗り込んで髪を切られるシーンは、近づいてから通り過ぎる裏切りからのドアが開くシーンで見たことのない展開に唖然だった。
悪役がしっかり悪役で鬱展開かと思いきや、ドン引きするぐらい酷い目にあっていた。
恐怖演出とシュールさから来る笑いが噛み合っていて、かなり良い作品。
ピンポン・ダッシュ
各シーンの怖がらせ方自体は正直なところ新味はないが、他評者各位御指摘の通り、予告編が巧妙なミスリードになっていて、ちょっとやられたな。
前半に各登場人物の事情を順に描いておいてあの展開、というある種の肩透かしもいい。
ラストに子供達が婆さんを追っかけ回すのもなかなかの名場面といえるだろう。
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