「明るさの塩梅が良かった。」WEAPONS ウェポンズ 餃子さんの映画レビュー(感想・評価)
明るさの塩梅が良かった。
ワザとそういう構成にしたのか分からないけど、
″良かったね、めでたしめでたし″って雰囲気の終わり方したけど、
ソレはソレでいいの?
コレはソレでいいの?
みたいのが随所にあって、
明るい曲調で、
若干巫山戯た終わり方で、
曲や演出で笑わされてるけど、結構なグロ味があり、
え?いいの???
が沢山残り。
狙って作っているのかな、
判断をこちらの手の上に任された感じがして、
「それはこちらが決めることでは無いので」って言われた感じっていうか。
「あなたがそう思うならそうなんじゃないですか?」って言われた感じっていうか。
ホラー苦手な人も見やすいんじゃないかな。
ジャンプスケアっぽいのはあるけど、心の準備はさせてくれるし、
結末も明るくまとめてくれてるし。(明るくまとめてくれてるだけであって、明るいわけではない、といった雰囲気もあるけど)
でも、そうだよね。
判断というか、
感想は、それぞれ観た人に託される。っていうのは、そうだなっていうか。
という気持ちにさせられて良かったです。
脳がザワついて良かった。
犠牲者の因果応報度が後半にいくにつれて上がってる感じがして、
そしたら
最初の犠牲者にも因果があるっていうのかよ。
って気持ちになったから、星0.5減らしたんですけど、
「そんな風に思うってことは、君が″彼等に因果がある″って思ってるって事なんじゃないの?こっちは″何の否も無いのに殺された犠牲者″と読める形で描きましたけど?」
って言われた気分。
なのでやっぱり星5にしました。
誰がどんな風に読み取ろうと、僕はあの二人が可哀想だ。
ホームレスやってた兄さんも、
アルコール依存克服中のおまわりさんも、
多分癌治療中だった魔女さんも、
みんなどこか気の毒さを抱えてて、
今、やっぱりしゃがみこみそうな気分。
良い映画でした。
脳みそが掻き回された。
コメント(お裾分け)ありがとうございました。
おっしゃる動機だと確かにしっくりきますね。だとしたら、やっぱりもうちょっと描写があれば…
実に惜しい!
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