劇場公開日 2025年11月28日

「ホラー映画が好きなら見るべき作品」WEAPONS ウェポンズ Anarchistさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 ホラー映画が好きなら見るべき作品

2025年11月28日
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鑑賞方法:映画館

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怖い

興奮

ニューラインシネマといえば「ロード・オブ・ザ・リング」で世界的に知られているが元は「エルム街の悪夢」シリーズで成り上がった制作会社。現在でもクオリティの高いホラー映画を多数制作している。今作は「エルム街の悪夢」がそうであったようにアメリカで公開されてから口コミで爆発的なヒットを飛ばして「罪人たち」と共に2025年のアメリカンシネマの話題をかっさらった作品。ハリウッド映画の低迷が叫ばれる中でホラー映画は健在。メイド・イン・アメリカを誇り高く掲げて健闘している。オーディエンスが何を求めているのかを常に研究し、媚びないながらもちゃんとメジャーの舞台で勝負を続けるこの会社に拍手を送りたい。

今作は監督がコメディアン上がりということもあってかどこかジョーダン・ピールにも通じるブラックなユーモアを持つ作品。ホラー映画の場合は過去の名作へのオマージュがそのままギャグになるので見ていて楽しい。もちろんホラー映画だからグロくて怖いのだが。。。ユーモアもしっかりある所に好感が持てる作品。
物語にも引き込まれる。流石コメディアンが監督してるだけあってかストーリーテリングもオチまでの持って行き方も非常に上手い。登場人物それぞれにエピソードがちゃんとある。小さな街のしょうもないコミュニティがなんだか憎めない。
私Anarchistの個人的な感想だが映画の中盤にアリ・アスターの映画に似たようなBGMが流れるシーンが幾つかあった。明らかに狙ってやっているところがあってなんだか気になる。
「罪人たち」も素晴らしかったが今作もまるでスティーブン・キングのような世界観で非常に良かった。ジョージ・ハリスンをBGMで使ってくるあたりも最高だった。アメリカのホラー映画はやっぱり最高だと思わせてくれた。映画のネタについては一切語らないので前情報は仕入れずに劇場に行って楽しんでほしい。

Anarchist
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