ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価
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セルマの目が段々見えなくなって、それが人生を変えて行く様を描いた映...
セルマの目が段々見えなくなって、それが人生を変えて行く様を描いた映画。こんな暗いミュージカルは奇抜で新しい。意向なのかミュージカル部とストーリー部で映像に差があり過ぎるのが個人的に残念。夢だから、という捉え方もできるけど。ミュージカルは素晴らしい。さすがビョーク。普通の部分もドキュメントさながらで映画らしくないチープさが良い味だしてる。シナリオも良い。セルマが完璧ではない所が、障碍者は皆完璧な善人だ、と思ってしまいがちな偏見に対するメッセージな気がする。
母親の愛
息子のために自分の命など惜しくない。息子が自分と同じ思いをするくらいなら死んだ方がいい。その選択はまだ22の私は本当に心の底から理解はしていないだろう。
しかしあと何年かして子供が出来た時この映画の本当の意味を理解するのだろうと思った。
盲目になるという運命を必死で受け止め息子のために全てを捧げる母。なんと素晴らしい映画なのだろう。
救われない悲劇が映画であったが一生心に残る映画だ。
最高の悲劇だけれど不自然
確かに前評判通りの後味の悪い映画で、最後まで救われない主人公の悲劇的な人生をよく描いていたと思います。
「悲劇を素晴らしく描いた映画」だとは思うのですが、「いい映画」と思うかといえば違うような気がします。
どうしても腑に落ちません。
お金を工面しようと誰もしなかったのはなぜか。あんなに主人公を思って、涙しているのに主人公の医者へのお金がなかったら諦める・・・。死に物狂いでどうにかしようとしないものか。
皆して主人公に同情しておきながら、最後の最後、決して無理難題ではない主人公への最後の希望に誰も手を伸ばそうとせず、「その時」を見届けまでする。明らかに不自然です。現在と貨幣価値が違うとしても、たとえ同じ結末になったとしても、その間に友人達の奔走が映画内で一切描かれないのはどうしても気になります。
そのせいでちょっと無理やり用意された悲劇のように感じてしまうのです。
ビョークの熱演、ドキュメンタリーのようなカメラワーク、個人的にそこは好きですが、後半の不自然なストーリーの流れにもやもやしました。「いい映画」だというのをよく聞くけれど、ちょっと無茶苦茶すぎませんか。
現在、洋画救われないランキング1位
いろいろと腑に落ちない部分はたくさんあるけど、それでも泣いちゃう。
母親の愛の大きさに泣いてしまいます。
もう観たくないと思いながら
定期的に観てしまう恐ろしい作品。
ハッピーエンドでもありバッドエンドでもあると思います。
イライラする
兎に角イライラする。無理をして結局周りに迷惑をかけ、関わる人間を不幸にする主人公、クソな隣人、歌と踊り、作品全体に滲み出る不快な芸術的感、全てがイライラする。見ることに非常な忍耐を必要としたが、最後はスッキリ爽快で終わり解放された気分に。
訳わからない
訳が分らない。映像の流れも
心を揺さぶられれるような、現実味のあるようなカメラの取り方からして苦手で、
何も知らずに見た私も悪かったですけど
気持ち悪いというか、辛いというか。
いきなりミュージカルに入ったりすることは現実にあるはずがないファンタジーなずなのに、
リアルな映像のように撮ってる所が訳わからない。
ミュージカルが終わったと思えば
ミュージカルが始まる前の時間にもどっていて
え!?そういう映画なの!?とびっくり。
時間は戻さずそのまま普通に進んで欲しかったのに
主人公は夢を見ていたという設定...なのだろうか...
内容は暗すぎるし、気持ち悪かった。
ある意味拒絶しすぎてしまう映画だったので
わかる人にはわかる、というものだとは思います。
ありのーままのービョーク
周囲に音が満ち、セルマは歌い出す
彼女は恍惚の表情を浮べ、そして不幸が訪れる
ミュージカルパートが終わると必ず不幸な展開になり、ビョークの歌声に酔いしれながら直後の展開に陰鬱となる
最後から2番目の曲は、彼女が音となる、歌となるアカペラ
悲しみに負けず、明るく振る舞うだけがミュージカルでは無いのだ
悲しみをそのまま表現する、とても大事な事だ
この作品を観ただけで、アーティスト・ビョークを知ったつもりにさせてくれる、そんな映画。
トリアー監督のほかの作品に比べるとさわやか。
フォン・トリアーのほかの作品、ドッグヴィル、マンダレイ、アンチクライストなんかと比べるとむしろさわやかくらいに見える作品です。
物を作っている立場からすると、主人公の気持ちがすごくわかります。展覧会の一週間なんか、もう精神状態が普通じゃないです。怒ったりハイになったり、不安になったり疲れたり、頭がちょっとおかしくなりますが、すべての感情いっぱいで、エクスタシーな気分です。そんなこんなで周囲の人には大変迷惑をかけています。
サントラが好きです。
感動した人も多いでしょうが・・・
感動・・・・は、なかったです・・・
ただただ、悲しい結末。
とっても後味が悪くて、やるせない気持ちになった。
主人公の選択って本当に正しかったのだろうか??
この映画はいったい何が言いたかったのか・・・
他を圧倒するリアルな質感
トリアーによるドグマ95の追求によって、他を圧倒するリアリティーがある。
ミュージカル部分はドグマに従わないことで華やかに仕上がっている。
ピュアなセルマの心は多くの良心を惹き付け、またそれを利用しようとする心も現れる。
ハッピーエンドへ向かわないストーリーにも負けないビョークの歌声が心に響く。
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