劇場公開日 2021年12月10日

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ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価

全117件中、61~80件目を表示

2.5不安な瞳をみることに興味があるのか。

2020年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

救いのない映画と聞いていたので、覚悟を決めて観た。ところどころにミュージカルが入ってるのが意外だった。主演のビョークは西洋人には珍しく黒髪、茶色い目、小柄で東洋人のような風貌。

一人息子をもつシングルマザーで、盲目になっていく障碍をもちながらも必死で働いているが。。保安官になけなしの貯金を盗まれ、抵抗した挙句の事件から罪に問われて、最後は処刑されてしまうという。。

このストーリー展開が救われない。監督は何を描きたかったのか、とことん、必死でもがきながらも生きている人間そのものを描きたかったのだろうか。この監督は、不安な瞳をみることに興味があるのだろうか。

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菜野 灯

5.0切なくて、心に刺してくる映画

2020年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

ビョークの表情と母の子に対する強い表情。そしてミュージカルパートでの表情、それが代わる代わる変わるシーンが、どうしようもなく切なく、また心を締め付ける。やるせない映画だったが、だからこその映画でもある。

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morick

3.5ミュージカルでは恐ろしいことは起こらない?

2020年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

・・・お、恐ろしいミュージカルだった・・・

死刑執行を見せるんですね、いや、観に来るんですね?関係者も
これは演じるビョークもビョーキになるビョーク

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mamagamasako

5.0"救い"という言葉を知らない鬱くしく残酷なリアル

2020年6月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

噂には聞いていたどうりの鬱ぐあい。常に考えられる最悪な結末へ進んでいく。最初はドキュメンタリー風な映像や切れ味の鋭い編集などに違和感を覚えたが1つ目のミュージカルシーンがきてから納得。ちゃんと意味がある撮影方法と編集でした。
身近な音でリズムをとるというのは視力の悪い自分には痛いほど分かる。視力が悪いと遠い物などはぼやけて見えるだけであとは想像と直感だけがたより。しかしその想像と直感が案外当たる。もしこれが失明した人物だったら?おそらく勘は恐ろしいくらいに鋭いだろう。工場で「目をつぶってもできる」みたいなセリフはすごく響く。視力の悪い人は結構隠そうとしたり強がる傾向があるからだ。それを踏まえてのミュージカルシーン。本来ならハッピー!なシーンなのに何故か泣けてしまう。これは目の不自由な人をリアルに描いているのもあるし、なんと言ってもビョークの歌声に酔いしびれるからだと思う。
ラース・フォン・トリアーは「とにかく過激!」というイメージが強くて敬遠していたけど見直した。他の作品も観てみたい。
鬱で有名だけど是非観て欲しい作品。
ミュージカルが苦手な自分でも今作は心にグサリと刺さりました。
生涯トップ5には入る傑作です!
それにしてもミュージカルシーンの後に決まって鬱展開があるのには生気を吸い取られる…

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Pegasus

3.0理不尽だなぁと

2020年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

友人にコロナの自粛期間中に絶対見ない方がいいと言われたのと、Netflixで5/5までだったため、急いで鑑賞

ミュージカルの良さは私には全くわかりません。

ですが、それを通して彼女の素敵な妄想が伝わってきます。

友人に鬱になると言われていたのですが、私の場合はむしろ、警官に理不尽なことで有罪判決を言い渡され、主人公がなすがままにされてたことに対して少し苛立ちを覚えました。

もちろん主人公は、自分の息子のことのみを想ってそういう行動をしているわけですが…

とにかく、私にとっては主人公が一生懸命に働いて得たお金を、自分の都合の良いようにして彼女の人生をどん底に突き落としたことに対して、非常に腹が立ちました。
こんな理不尽…あってたまるか……

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ルディ

5.0My Favorte Movie

2020年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 いやぁ、これはいい!最初はミュージカルなんかじゃなくて、ドキュメンタリー風ドラマかと思いました。最初の30分は「どうしようもなく暗い映画だな~」と、途中で見るのを止めようかとも感じたんですけど、夜勤の工場でいきなりミュージカルになったもんだから、胸が躍る想いで没頭してしまいました。

 カメラワークにも注目してたのですが、ハンディーカメラと固定カメラを使い分けてますね。それが感情移入を誘うのだけれど、ミュージカルシーンは意外ときちんと撮ってあり、驚かされます。60年代の移民問題を若干の風刺として扱っていたり、障害者の問題提起としても取られがちですが、そんなことは些細なことのような気がする。純粋な心を持った女性とミュージカルへの夢想癖を持った女性を描いただけの映画だと思います。

 子供のために「母」を取るか、「目」を取るかで議論しているレビューサイトもありましたが、そんな議論自体が不思議でしょうがない。「目」に決まってますよ(きっぱり)。それが信念であり、彼女の生きがいだったのですからね。犯した間違いは可哀想でしょうがなかったけど、工場をクビになった時点でそれは結果オーライになったと思います。この先、息子のために収入の無い生活を続けるなんて、考えただけでも恐ろしい。

 ラスト近くでは、『サウンド・オブ・ミュージック』の「my favorite thing」が全てを象徴していました。また、最後から2番目の歌ってところにも・・・だから、最後のシーンは想像つきました(笑)
オールタイム・ベストの20位以内くらい。

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kossy

5.0「あってはいけないことだ」という言葉は、この映画のためにある。

2020年4月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

友人:「そんな映画を観に行くから君たちは別れる羽目になったのだよ」。

ぼく:「・・・」。

という破壊的な映画でした。

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きりん

5.0光は生と罪、音楽は闇

2020年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.7
公開から20年たち、ようやくこの映画と向き合う事が出来た。セルマの内面を乱暴なまでに深く描き、見る側の心に浸食してくる。あの歌声、眼差しが胸に突き刺ささり、うまく呼吸をする事も出来ない。
この世に見るべきものがあるのかと言い放ち、光を失い、身体に響く音楽にのみに耳を澄ましたセルマが、命と引き換えに息子に光を与える。その皮肉さが心を苦しくさせる。
本作はミュージカル作品ではあるが、歌が始まるきっかけは、セルマの心が重く冷たくなった時にのみ、この辛い現実から抜け出す為の処世術として、歌が用いられているので、ミュージカルというよりは、セルマの心を表す為のツールとして用いられている。したがって明るい歌であればある程、そこには悲しみが満ち涙を誘う。
ミュージカルで最後の歌を聞かなければ、その舞台は永遠に続く。そんな人生観と死生観とをミュージカルになぞらえている。
光は生と罪、音楽は闇。それが本作のテーマの一つだと感じ、息子を光ある世界に生み出してしまったセルマの罪を歌っているようだ。
このラース・トリアーという監督は、物語を描くというより、人間の内面の、とても繊細で重要な部分を描くのがとても旨い。パルムドールも納得の深いテーマだと感じる。

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カメ

5.0これ以上の鬱映画を知らない。

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

感情を揺さぶられる映画。
とにかく鑑賞後に残る物は鬱。
だが、それがいい。

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僕は歩く何処までも

1.0暗い疲れる

2019年7月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

当時、母親と映画館で。
ビョーク好きだったし、
評判良かったから期待して劇場へ。

とにかく暗くて、期待はずれ。
疲れた。記憶しかない。

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はな*.*𓇼映画館鑑賞したものの記録𓇼

5.0何回も観てますが、私の人生ベストワンです。

2019年6月18日
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鑑賞方法:映画館

何回も観てますが、私の人生ベストワンです。

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ありきたりな女

4.5人間とは

2018年10月14日
iPhoneアプリから投稿

そもそも、人間って苦しいとか辛いことがベースにある中でなんでほんの少しの楽しいことを必死に探して必死に掴み続けながらいきなきゃいけないんだろう
なんの為に命を与えられて生かされてるんだろう
しかもそんな中でも人間すべて平等なんてことは綺麗事にすぎなくて
生まれた場所とか家庭環境から不利有利って必ずあるし、
でも自分より幸せそうだなと思う人も必死にもがいて生きてるわけだし

まじでマルサ選択肢なさすぎ。全部仕方ないチョイスだと思った。
でも彼女が死ぬことで彼女なりの彼女の使命は果たせたわけだし、結果良かったんじゃないか。

世の中所詮こんなもんだなって感じでした。

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NORA

4.5悲劇的救済をうまく使った映画

2018年9月7日
iPhoneアプリから投稿

まず、悲劇ばかり続くと、みている側は悲劇に慣れてしまうため、その中にセルマの中のミュージカルの妄想を挟むという、シェイクスピアの四大悲劇のリア王と同じ、悲劇的救済によって、少しの幸福感からの大きな悲劇でより見る側を悲劇的な気持ちにしていて、うまいなあと思いました。

他のレビューでもそうですが、その最後の最後の、ラストのシーンはボッッロなきでした、止まりませんでした。
現実の悲劇では最後まで徹底して音がなかったところ、主人公の妄想の中では最後、外の音が完全になくなっても心の中にある、という、そして死刑執行されその心の音さえも無くなってしまった監獄では音が一切ないという、映画のテーマとも言えるこの演出に感動しました。
主人公が自ら悲劇の中に入ろうとしてるのかな、というほど正当防衛に対する弁明がなかったのは謎ですが、このような田舎でしかも被害者側があのヒステリックな女となると無理なのかな、と思ったり
子供の手術代のことを考えすぎて自らの幸せを二の次にしてしまい起こった最悪の悲劇だなと思いました。

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はぐ

5.0これは最後の歌ではない

2018年8月9日
iPhoneアプリから投稿

この世に生を受けた以上、生きなければいけないとするならば、その意義とは何処に見出すべきであろうか。

本作はBjörkの名演と共にそこに強く訴えかける。

生を受けても、世界は不条理に溢れていることもある。セルマはそうだった。遺伝性の視覚障害に光を奪われ、生きがいであるミュージカルを諦め、仕事も諦め、友人にもことごとく裏切られた。

それでも彼女が闇の中でもがき続けるのは、彼女の一番の宝物の息子のためだ。全ては彼のために。その為に必要なものはもう全て見た。見たいものは、空想で。

彼女はジーンを産んだ理由を「抱きたかったから」と語る。彼女にとって、これ以上は贅沢なのだ。息子の手術の成功に、使命を全うしたと悟ることで、死への恐怖は超克した。

彼女の意志は、厳しく大切に育て、命を賭して守った息子「ノヴィ」に継がれた。その意志は、生きがいであったミュージカルという形で、そして「最後から二番目の歌」とする事で、永遠のものとなる。

「これは最後の歌ではないのよ。」
死する事でその意志が周りの人間の中で永遠のものとして生き続ける。
これはホドロフスキーが永遠のテーマとした自己超克に通ずるものだが、もしかすると人生の意義とはそこにあるのかも知れない。

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nagi

5.0余韻が残る映画

2018年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

観終わった直後は「まあまあ感動した」としか思わなかったのですが、観てしばらく経ったら「また観たい」と思いました。
余韻が残る映画だと思います☆。

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hide1095

4.5ビョークが素敵だった

2018年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

踊ると、楽しくなる。
歌うと、強くなれる。
耳を澄ませば、換気口からだって歌が聞こえる。

そういう女の人が、一生懸命107歩を歩いた物語。

第53回パルムドール受賞。

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捨て犬ちゃん

4.0鬱映画と言われているけどそうは思わない。観終わったあとすぐは衝撃で...

2018年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

鬱映画と言われているけどそうは思わない。観終わったあとすぐは衝撃でぼーっとしてしまうが、その後は今まで感じたことのない気持ちになる。
この映画が何を伝えようとしたのか全くわからないが、それを考える価値がある作品だと思う。
ミュージカルシーンはまさにファンタジーでこれまた映画でしか作れない引力があると思う。観て後悔はしない映画。

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AKA