「心に刻まれた映画」ダンサー・イン・ザ・ダーク 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
心に刻まれた映画
日本公開前、初めて試写室でこの映画を観た。
暗がりでメモを取っていた映画の担当記者や評論家がいた。
しかし、エンドクレジットの流れる頃には皆泣いていた。
手持ちカメラ撮影のゆらぎ
ジャンプカットの途切れ
それが物語を動かした。
彼女の不安は音楽的になった。
彼女の願いはひとつだった。
そのひとつのために生きていた。
至福の瞬間に暗闇はやってきた。
「最高の映画です」とは口が裂けても言えないが
悔しいほど心に残り続ける映画になった。
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