「青春がピッカピカに輝いている」ひとつの机、ふたつの制服 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
青春がピッカピカに輝いている
とても晴れやかな気分になれる台湾映画の秀作だと思います。
お母さんの勧めでイヤイヤ第一女子校の夜間部に入った小愛(シャオアイ)も全日制で成績優秀な敏敏(ミンミン)の方もいわゆる青春がピッカピカに輝いていた。1990年代後半の台湾は921大地震という大災害はあったが、国は発展し人々が活き活きしきた頃でもあるのだろう。経済が動き豊かになるということは同時に競争の社会になっていく。よりレベルが高い高校や大学に行きたいと思うのは当たり前である。挫折も苦悩も当然ある。映画の中で「今どこにいるかではなく次にどこへ行くかだ」とあったが、人生は長い。そして一人一人のドラマは続いていく。
色んな出来事があり心が傷ついた小愛が猛烈に勉強し受験に臨み、見事合格(新聞に合格者が載るんだぁ)し皆で喜びを分かち合う姿がとても爽やかだった。
敏敏を演じたシャン・ジエルーが台北映画祭主演女優賞にノミネートされた「愛という名の悪夢」も気になったのでこちらの方もNetflixで検索し鑑賞した。雰囲気が全く違い彼氏を束縛する神経質な女性を演じていたが演技力は抜群でこれからも台湾映画界で注目されていくと思います。
台湾は身近なので何度か行ってるが日本人が気軽に楽しめる良い国だ。中国と変な事にならず今の文化を守ってもらいたい。その為にも日本は中国を刺激すべきではない。良識ある対応をお願いしたい。
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