「キラキラ 青春の輝き」ひとつの机、ふたつの制服 masa.kさんの映画レビュー(感想・評価)
キラキラ 青春の輝き
超進学女子校の全日制、全日制に入れなかつた子が通う夜間、二人の女の子の物語。
同じ机を使うことから知り合い意気投合、制服交換、同じ男の子を好きになり、気まずくなるが・・・。ありきたりの展開ではありますが、1990年代の台北、その頃の風情など、丁寧に描かれています。夜間に通わざるを得なかった少女のコンプレックス、背伸びをするためにつく嘘。それがバレた時のやるせなさ、等身大の少女の姿を二人の少女が演じ、その可愛いらしさがとても光っています。「今、どこにいるか」でなく「つぎどこにいくか」、この前向きな言葉が、夜間、全日制の枠を破ってくれましたね。台湾映画は久々ですが「1秒先の彼女」的なユーモアもあり、楽しめる作品です。
タイムスリップもしないし、不治の病にもかからず、何十年先も描かれない、ストレートなキラキラ青春映画です。
ずっと観たかったのですが、三周目に突入、大阪単館で、一日一回上映、もっと長く多くの人にみてもらいたい作品です。
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