ヤニック

劇場公開日:2025年8月15日

解説・あらすじ

「ラバー」「ディアスキン 鹿革の殺人鬼」「地下室のヘンな穴」など奇抜で独創的な作品を手がけるフランスの奇才カンタン・デュピューが、ひとりの男が公演中の舞台をジャックし、理想の舞台を作り上げようとする姿を痛烈なユーモアとともに描いた不条理劇。

演劇「寝取られ男」の公演中、ヤニックと名乗る観客の男が突如立ち上がり、舞台を制止する。「こんな芝居に付き合っていられない」と銃を片手に俳優たちを脅迫し、自らの理想とする舞台を作り上げようとするが……。

「カメラを止めるな!」のフランスリメイク版「キャメラを止めるな!」や、カンタン・デュピュー監督の「セカンド・アクト」にも出演しているラファエル・クナールが、タイトルロールのヤニック役を務めた。

2023年製作/67分/G/フランス
原題または英題:Yannick
配給:Stranger
劇場公開日:2025年8月15日

スタッフ・キャスト

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(C)2023-Atelier de Production-Chi-Fou-Mi Productions

映画レビュー

3.0 「おい、映画料金と交通費返せ!」なんて言いませんよ

2025年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

発想はとてもユニークで、なかなか楽しめました。

観客、役者との一体感が生まれてくるところと、ヤニックの生き生きした涙目の表情は肝ですが、口臭をネタにされた彼はかわいそうだし、ここは少し無理があったかな。

受付の彼女(アニエス・ユルステル)、「ダリ!!!!!!」にも出てましたが、ちょっと気になる美人で覚えておきます。

バックに流れていたピアノ曲、エチオピアの修道女でピアニストのエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルーの作品らしいのですが、心地よい素敵な調べでした。

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sugar bread

1.5 腹減った。はどうなった。

2025年8月16日
Androidアプリから投稿

単純

パリの小劇場で演目にイチャモンをつけた男が、自分の書いた台本で演劇をさせようとする話。

まばらな客の劇場で「寝取られ男」という3人芝居の上演中、ヤニックと名乗る男が声を上げて立ち上がり芝居を止めて巻き起こっていくストーリー。

フランスの演劇のことなんかこれっぽっちも知らんけれど、確かにクドめでテンポはイマイチなもののこんなもんじゃね?と思ったら、単に自分の過去と重なるからとかなんだそりゃ?
そして役者や他の客の説得というか言い分というか、なんだか回りクドいですね…。

銃を持っての再登場も、なんだか緊迫感が感じられずアホでアタオカなヤツにしかみえないし、そのペースでキー打ってたら3日ぐらいかかりますよね…。

2時間後の流れの方が緊迫感はまだあったたけどやはり茶番だし、テンポの問題だけじゃない?からの、締めも今更…。

言わんとすることはわからなくもないけれど、それこそ映画じゃなくて舞台劇の方が合うんじゃね?という作品だった。

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Bacchus