「感動的だけど主人公は母親??」栄光のバックホーム ジンさんの映画レビュー(感想・評価)
感動的だけど主人公は母親??
ストーリー自体はとても感動的でした。
ですが、「もう死んでしまうのかな…?あ、まだなのね」みたいな場面が何回もありました。なので、事実なのかもしれないが演出的に涙が引っ込みました。演出も少し古臭かったです。横田がお母さんの話をしているときに、お母さんがくしゃみして「噂されてるわ」みたいな平成初期のドラマみたいでした。
あと母親のエゴが少し強く、その部分が美化されていて納得できませんでした。復帰した時に目に障害が残っていてセンターに抜擢された際に、どうせ取れないからセンターに飛んでこないように祈ったり。働かないと生活きついのに、もう少しで死んでしまうだろうからと父親に仕事を休むように言ったり。静かに死んでいくのを待つホスピスでは、とても辛そうなのに何回も呼んで少しでも長生きさせようとしていたり。
治療を諦めようとしたシーンも何回かありましたが、横田自身が長生きしたいと言うよりは、母が悲しまないように生きようみたいに受け取りました。
細かいことですが、10年くらい前の場面で最新家電や建物が綺麗すぎるなど10年前と思えないところがあったのが気になりました。
感動的ですが、わざわざ映画でると言うよりは、24時間テレビとか特別番組でやるような演出・ストーリー構成でした。
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