映画 太陽の子 特別版

劇場公開日:2025年8月29日

解説・あらすじ

日本の原爆研究を背景に、時代に翻弄されながらも全力で青春を駆け抜けた若者たちの姿を描いた「映画 太陽の子」の特別版。2021年8月に全国公開された映画本編に、未公開のメイキング映像を追加し、戦後80年を迎える2025年8月に公開される。

戦況が最終局面を迎えた1945年の夏。科学者・石村修と研究員たちは、国の未来のために原子核爆弾の研究開発を進めていた。建物疎開で家を失った朝倉世津は、幼なじみの修の家に住むことになり、戦地から修の弟・裕之が一時帰宅し、3人は久しぶりに再会する。戦地で深い心の傷を負った裕之、物理学研究の裏側にある恐ろしさに葛藤を抱える修、そんな2人を力強く包み込む世津は、戦争が終わった後の世界を考え始めていた。しかし、やがて運命の8月6日が訪れてしまう。

修役を柳楽優弥、世津役を有村架純、裕之役を三浦春馬が演じたほか、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアら実力派俳優が参加。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」や大河ドラマ「青天を衝け」などの演出を手がけた黒崎博が監督を務めた。

2021年製作/124分/G/日本・アメリカ合作
配給:イオンエンターテイメント
劇場公開日:2025年8月29日

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(C)ELEVEN ARTS Studios/2021「太陽の子」フィルムパートナーズ

映画レビュー

4.5 短い期間の上映だった メイキングがよかった 春馬君の遺作

2025年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

短い期間での上映だった。
日本が先に原爆を開発していた噂は以前に聞いていた。
日本も原爆を開発した可能性を感じながら。
被害者としての痛みや加害者になり得た現実
戦争に翻弄される若い人達への共感を
同時に感じる複雑な気持ち。
なにか重い余韻を残す映画だった。
春馬君の遺作 メイキングを見て
明るく楽しそうに取り組んでいる春馬君を見ていると
いい俳優だったのにと思った。
アマゾンなどで配信もしている。 一度見た方がよい映画

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さく

3.5 観たくはないが、観るべきとも思う。日本の戦争映画

2025年9月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

なぜ観たくないかと言えば、だいたい同じ雰囲気、同じ論調…戦争なんかしたって皆傷つくだけでイイことなんかひとつもないという反戦一色。そして、反戦は訴えるわりに、何がいけなかったのかを突き詰める反省色は、あってもほんのりとしか描かれないという…
この映画もお決まりの枠内で描かれていたと思います。
反戦を描くのに反対なわけでは決してなく、積極的に観たいと思えない理由を述べてみただけで、こうして観てみると、やはりたまには観ておくべきか、とも思うわけです。
…ただ、単純な直球ばかりだな、と。

日本の反戦映画の良いところは、いい役者が顔を揃えるところでしょうか。
今回はやはり三浦春馬さん観たさに鑑賞する気になりました。
生前からファンだったわけではないのですが、観るたびにイイ役者だなと思わせられます…
良い役者過ぎないところがイイというか。
感性豊かで、諄くならず、うっかりすると「出てたっけ?」となりかねないほど出しゃばらない。けれど注視して観るとホントにイイ役者なのです。

反戦の人であるアインシュタインを妙に悪の扇動者的に描いているかのような終盤は「?」となりました。
(アインシュタインはマンハッタン計画には参加していません。というか呼ばれていないんですよね。第一次大戦の時も大声で反戦を訴えてますし、ドイツやイタリアとも関わりが深かったせいでしょうか)
ルーズベルトに原子爆弾を造るように勧める手紙に署名したせいなのでしょうが、アメリカが造らなければ、ナチスかソ連が先に開発したに違いなく、そうなっていた場合を想定すると、個人的にはアインシュタインの行動に非を唱える気にはなれません。

この頃のアメリカは(今とは違って)正義に燃えたイイ国だったんですよね。積極的にユダヤ人を保護していましたし。
欲望丸出しで侵略戦争を仕掛けた日本としては、非難できない結末なのでしょう(長崎のプルトニウムの方は明らかに実験で、戦後の覇権争いのためのものだとは思いますが)

兵器を持っている限り、疑心暗鬼になって、他国より強力な兵器を持たねば、となるのは必然。
「戦いには勝利したが、平和を勝ち取ってはいない」と言ったのもアインシュタインでした。

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虚無

5.0 今この時代だからこそ考えさせられるテーマ

Rさん
2025年8月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

映画館で観賞しました。
終戦直前の史実に基づいたストーリーでしたが
令和の今でもしっかりと考えていかなければ
ならないテーマだと思いました。
俳優さん方の演技も素晴らしかったです。

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R

4.0 純粋な若者たち

2025年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

若い時の熱意、思い入れ。半世紀近くの学生時代を思い出されます。原子力の可能性については手塚治虫さんでも明るい未来の象徴として描いていますね。その研究が兵器として使用されることになってしまう、その結果に唖然としてしまう、純粋な若者ゆえのショック。原子力はその使い方を左右するのは結局人間であること、そんな事を考えさせられる映画。

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taju

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