「ポリティカルスリラーとしては一級品だが」ハウス・オブ・ダイナマイト Yukさんの映画レビュー(感想・評価)
ポリティカルスリラーとしては一級品だが
問題提起の役割としての映画だと割り切れば一級品。
アメリカで国防関係の職に就く人々の心象描写を挟みつつ、核戦争へ陥る崖っぷちの緊迫感と恐怖を観客に突き付ける。演出や音楽、キャストも良い。弾道ミサイルを撃ち落とそうとするシーンの緊迫感は凄い。
大統領役だけは...少し前に、米大統領と英首相が活躍するコメディタッチのアクション映画「Heads of State」でもイギリス首相をやっていた彼なので、ちょっとアレ。他の役者にすべきだったのでは。
観客としては次の展開を望んでしてしまうので、どうにも、あと3歩足りない。よく考えたら物語としては破綻しており、編集中の断片を見せられた感じがする。残念だけど、またどこかで見返したいという感じは無い。
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