ハンサム・ガイズのレビュー・感想・評価
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そのくだらなさを享受し、お嫌いでなければ飲酒のお供にでもな作品
劇場で観た本作のトレーラーに興味を持ち、確認してみるとカナダ映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のリメイクとのこと。私自身の記録上は(配信で)鑑賞済みでしたが正直内容は覚えておらず、観直すことも出来ましたが敢えて忘れたままの状態で劇場鑑賞に至りました。
「くだらない」と言う評価はネガティブな要素と取られることが一般的かと思いますが、こと笑いを目的とした娯楽においてはそれこそが王道であり、それを仕掛ける側にとっては狙い通りでむしろ“誉め言葉”と言えます。その点において、本作はまさにその“くだらなさ”に度々笑わされる大変楽しい一作に仕上がっています。そしてそれは勿論、本作をさも恐ろし気な“スラッシャー映画”と連想させる編集を施したトレーラーも連携することで、“思い込み”や“決めつけ”助長しつつ、それを見事に逆手に取った良く出来た戦略だと感じます。配給のライツキューブさん、グッジョブ。
ただ、この作品を2,000円を払ってまで劇場で観るほどの作品かと問われればそこまでとは言えず(ちなみに私はリピーター割引を利用)、夜中に酒を飲みながら配信で観れば十分に満足するレベルというのが正直なところ。殆どが個性豊かなキャラクター性に頼っていてストーリーそのものは緩く、殺人をもたらすアレコレも全般キレはないため生死の判断さえも迷う。ま、それ自体も“思い込み”を利用していると言える展開もありますし、スプラッターではない(確かオリジナルはそっちだったような…)のである程度はしょうがないかとも思います。或いは、いい点がないかと言えば勿論そんなことはなく、クライマックスでのギア遣いとその段取りには工夫を感じますし、何はともあれ仲良し中年2人組・ジェピル(イ・ソンミン)とサング(イ・ヒジュン)、そして彼らと2度にわたって遭遇して混乱を起こすトリガー役となる本作のヒロイン・女子大生のミナ(コン・スンヨン)等の絡みは、絶妙にふざけていてついつい笑ってしまいます。
ま、本作はホラー映画シチュエーションを利用しつつも、ジャンルとしてはあくまで“コメディ”。その点では細かい点にケチをつけるのは野暮だと言うことも解ります。と言うことで、単純にゲラゲラ笑って観られる“くだらなさ”こそが本作の本質。怖いのが苦手な方も、是非ビールなど好きなお酒と共に如何でしょうか。
リメイクとしなければ…
2010年製作のカナダ映画
「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」を
韓国でリメイクしたホラーコメディ。
イ・ソンミンのホラーでコメディ?!
タッカーとデイルは大好きな作品でもあるので
ますます期待度あがっちゃいましたが。
リメイクだからと言って、
オリジナルと同じ作りにする必要は
ないとは思ってはいる。
思ってはいますけどどね(笑)
オリジナルを再現させたシーンも
いくつかはあるけれど
韓国らしさは(エグさ)あえて抑えてたのでしょうか。
スプラッター好きには物足りなさを
感じてしまいました💦
追加要素の黒山羊界隈もギャグ過ぎて失笑(苦笑)
リメイク作品と思わずに観れば
もう少し感想は変わっていたかもしれません。
悪魔のピタゴラスイッチ
リメイク元は未鑑賞ながら、濃厚なB級臭に誘われて。
強すぎる偏見と低すぎる沸点を持つ人々に主人公2人が襲われる話。
割と早い段階でミナの誤解が解けるのがいい塩梅。
ちゃんと説明しようとしつつも、話す間もなく自滅したり、不自然でない範囲で気絶してたり。
中盤まではややゆったり目に感じたが、しっかり前フリが仕込んである。
しかもこれがただの不運ではなく悪魔の仕業という理屈づけまで。笑
粉砕機のくだりは『ミスミソウ』に次ぐ(あれは雪に血が映える冥シーン)残酷さ。
なのに笑えるという絶妙なバランスが上手い。
終盤の所長は、ズボンを脱がされてる上に動きがほぼ変なおじさん。
悪魔の造形も怖いけど怖すぎない。
主人公やミナがちゃんと他人を助けようとするあたりもよかった。
(シンナーは完全な過失だし、釘打ち機もやり過ぎだけど)
そして神父は何しに来たのさ。笑
木の枝が刺さるわけないとか、釘打ち機で銃弾が撃てるかとか、ツッコみどころは沢山。
でも、悪魔や神の力が働いてるから仕方ないよね。
あんなことがあったけど全員クズだったし、ミナがおじさんたちと楽しくやってて何よりです。
ベタだけど楽しかった。
ジェピルばっかり痛い目みてかわいそう…
ハンサム・ガイズ(映画の記憶2025/10/5)
韓国版タッカーとデイルということで本家を超える自信があるのかと思ったが、個人的にはがっかり。
本家との違いは韓国コメディが好きかどうか、グロさ薄めに変更。逆を返せばホラーが苦手な人用に修正された感じなので、本家が観れない人が観るにはオススメか。音びっくりはあるから、苦手な人はお気をつけを。
近しいシーンはあるが、一応変えたりしていた。あと無駄説明変数をあえて追加したり。
この題材をあえてこの作りで作り直す必要があったのかは疑問。一応ストーリー的にはまとまってるというフォローをしておく。
そもそも本家も評価(6点くらい)そこまで高くないので、個人的には劣化版評価。ホラーが好物な方には本家推し。
(個人的評価5点/10点中)
70点ぐらい。オリジナルと比較
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のリメイクだと知って、オリジナルを未観の状態で観ました。
このレビューを書く前にオリジナルも観たので、オリジナルと比較して書いていきます。
オリジナルと比べると、ホラー度アップ、コメディ度アップ、ハートウォーミング度アップ、オリジナルの88分から101分に13分長くなってる。
コッチのリメイクの方が好きです。
あとからオリジナル観たら物足りなかった(笑)
ただ途中からダレたので(特に終盤から)15分ぐらい切った方がいい、オリジナルと同じくらいの長さがいいと思う。
オリジナルと同じく、有名ホラー映画のオマージュが入ってます。
ホラーってより、笑えてハートウォーミングな気持ちになれます。
僕みたいにオリジナル未観で観ても問題ないし、けっこうオススメです。
カ〜ス〜!
強盗姿で銀行に預金しに行くあの2人
スマホ、カメラ付きの電話なのか電話付きのカメラなのか、と同じ様にこの作品、コメディー付きのホラーなのかホラー付きのコメディーなのか、を思いながら観てました。どちらの要素も強く今だに悩んでます。残虐なシーンも笑います。こんなん初めてです。そうか、月亭方正、韓国映画に進出ですか。あの悪魔役で。知りませんでした。まあ、爆笑のジェットコースターホラー?コメディー?映画でした。
悪魔要素いる?
笑えるホラー映画
グロい所もあるが笑える
自称タフガイのジェピルとセクシーガイのサングは、森の奥深くにある古い建物に引っ越してきた。2人はいかにハンサムかを褒め合っているが、実際にはその強面ぶりから周囲の人々に不審者だと疑われていた。2人は、ようやく手に入れたマイホームでの新たな生活に幸せをかみしめていた。ところが、その幸せもつかの間、近くの湖で溺れかけた大学生ミナを助けようとしたことで、殺人鬼に間違えられ、彼らを殺人鬼だと信じ込んだミナの友人たちに襲われてしまった。さらに、家の地下室に封じられていたヤギの悪霊が目を覚まし、
韓国映画にしては面白いストーリーだと思ってたら、カナダ映画のリメイクとは・・・、なんだ、という感想。
最近、リメイクの韓国映画をよく観る気がする。韓国オリジナルでも面白い作品を期待します。
次々に不運に死んでいく学生、不運が重なり気の毒でグロかったが、そこが面白かった。
ジェピル役のイ・ソンミンとサング役のイ・ヒジュンとも顔芸含め行動は優しくてギャップが面白かった。
女子大生ミナ役のコン・スンヨンは可愛かった。
全体通して笑える。面白かった。
【”悪人面だが、心はハンサム!そして黒山羊の呪い。”今作はオカルト&スラッシャーホラー&ヒューマンドラマをシャッフルしたクスクス笑えるコメディ映画なのである。人を顔で判断しちゃ駄目だよね!】
いやあ、今作、予想通り面白かったっす。
何よりも、山奥の元アメリカ宣教師の家に引っ越して来た大工の師弟コンビ(ナント!名優イ・ソンミン&イ・ヒジュン)の見た目と、心根の優しさのギャップが凄すぎるのである。
あの悪人面では、そりゃあ、警官も勘違いするよなあ。
それにしても、金持ちおぼっちゃま及びお連れの連中のマア、酷い事と言ったら。車で黒山羊を撥ねてもそのまま、走り去ってしまうしなあ。一人、ミナ(コン・スンヨン)だけ、良い子なんだなあ。
元アメリカ宣教師の家が、曰く付きの悪魔祓いをしていた家という設定や、おぼっちゃま及びお連れの連中が酷い目に遭うスラッシャーシーンも、可笑しくって”天誅だろ!”って思っちゃったしなあ。
大工の師弟コンビのDIY器具が、絶妙に怖くって、”その使い方は間違ってます!”てなシーンもテンコ盛りで、クスクス笑ったなあ。
<今作は、オカルト&スラッシャーホラー&サスペンス&ヒューマンドラマをシャッフルしたクスクス笑えるホラーコメディ映画なのである。>
本家より普通に…
神🪽vs悪魔👿してる。
宗教色…強っ!流石はキリ〇ト教⛪️にどっぷりは被れてるK国さんですね。
美容大国・整形大国と呼ばれて久しいお国柄、今も尚ルッキズムは根深いのでしょうか?
まぁ、何処の国でも、モテるのはイケメン・イケジョ。
他人様の容姿に善し悪し付けて嘲笑う様な連中が、間抜けな死に様を曝すのは愉快痛快、そして、そんな心持ちな私自身に不愉快。
強面を通り越して、最早悪人面の、超善人コンビと可愛いワンコ🐕️に幸アレ!
面白かったけど悪魔の設定いる?
【残念だが元祖の足元にも及ばない】
本作はカナダのホラー・コメディ映画「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」(原題:Tucker and Dale vs Evil、監督:イーライ・クレイグ、公開:2011年)のリメイク作品で、韓国ナム・ドンヒョプ監督の長編映画デビュー作品だそうです。
元祖(2011)の大ファンなので気になり鑑賞しましたが、残念ながら観て後悔。まず、一番気になったのが”セクシーガイ” サング ( イ・ヒジュン)のキャラ。元祖の方のデイル(タイラー・ラビン)は劣等感の塊のデブキャラで、気は優しくて力持ち、気が弱いけど大変優しい男、ルックスだめだけど記憶力抜群な善良おっさんの設定でぴったりでした。本作のサングは顔が怖いしムキムキマッチョでお人好し感がありません。”タフガイ” ジェピルとキャラが被ってしまっています。ふたりとも凶悪顔のマッチョの善人となってしまいました。
あと、音楽もダサいしギャグも滑りまくりで既視感のある事故死シーン以外、笑いどころがありません。取ってつけたような悪魔祓い設定も蛇足です。安易なホラーに逃げず、もっと韓国の現代社会のリアルな問題や人物の内面を掘り下げたほうがよかったのでは。一体なんのためにリメイクしたのか、まったく理解できません。
言うほどブサイクか?
2025年劇場鑑賞268本目。
エンドロール後映像無し。
山小屋の男2人が殺人鬼と間違われると聞いて、あれ、そんな映画あったよな、と思ったらやっぱりリメイクでした。ただ気になってはいたけど未見でしたので楽しみに鑑賞。
イケメンとお互い思っているが見た目から犯罪者と思われる気のいい2人が、殺人鬼と勘違いされるというコメディなのですが、正直この2人が全然殺人鬼にもブサイクにも見えないんですよね。ユ・ヘジンならまだブサイク枠でイケたと思うのですが・・・。
ただ、何もしてない、もしくはいい事をしても見た目で誤解される、というのがこの作品の大前提になってしまっているので、もうそこは受け入れないとこの映画楽しめないです。減点するのはそこかなぁ。話自体は気のいい2人に優しい気持ちになって人が死んでいくのを観てました(笑)
スズメバチは針を残しません
湖畔の村に移住して来た悪人顔のオッサン2人組が、DQN学生たちと悪魔に襲撃される話。
タッカーとデイルは何とな〜くのあらすじ程度しか憶えていない状況で鑑賞。
村の別荘に遊びに行くDQNたちと移住先の家に行くオッサンたちが買い出し中に遭遇し、軽いトラブルになって始まって行く。
映画でのK国の若者の画かれ方としては、ある意味平常運転ぐらいのDQN程度な若者たちに、やはり普通ぐらいのポンコツっぷりな偏見警察、そしてほんのり悪徳不動産と普通どころか寧ろ良い人なオッサンたちをみせていき、ドタバタドタバタな前半。
愉しげな空気感ではあるけれど、ちょっと笑いのセンスがベタ過ぎて、自分的には笑いには繋がらず少々冗長気味(´・ω・`)
いよいよピタゴラ的な事態が始まって面白さはマシマシになってきたけれど、こうなると最早バフォメットは蛇足の様な…。
とはいえ中盤以降は愉しかったからまあいいか。
最高ピュアvs最低クズ、そしてクズは自滅する。最強面白い。
オリジナルは未見。
やたらと出来の良い回のドリフや、ギャグがキレッキレにハマってるときの新喜劇みたいに、くだらなさがバーストしているおバカ映画だが、初監督作と思えないキレとテンポでグイグイ楽しませてくれる。
くだらないことでバカ笑いするって幸せだな〜と痛感。
ホント、一歩間違えたら大スベリの題材をこれだけキュートに仕上げてた監督の手腕と役者陣の好演、熱演に拍手を贈りたい。
「悪魔のいけにえ」「死霊のはらわた」「エクソシスト」「地獄の謝肉祭」ついでに「フラッシュダンス」など映画好きが想起する場面も多くて嬉しくなる。
地下室で見つけた銀の銃を高価そうだラッキーと思わず返さなきゃと思うピュアさ、ストックホルム症候群?のセリフからのダンスシーン、極限状態の現場でもズボンは履きたい警官、ツボる箇所多数。
主演2人は勿論、携帯保存画像見られたら人生終わる大クズ野郎、パシリ先輩、警官コンビ、英語苦手な神父、いちいちキャラが面白過ぎるし、なんと言ってもヒロイン役のコン・スンヨンのキュートさ。
過剰勘違い爆笑演技からの反省キュートな天真爛漫ブリは可愛い過ぎる。
エンドロールまで素敵ないい映画です。
全49件中、21~40件目を表示
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