「監督はジャーナリストの川上氏。 もともと映画を作る予定ではなく、自...」壁の外側と内側 パレスチナ・イスラエル取材記 Jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
監督はジャーナリストの川上氏。 もともと映画を作る予定ではなく、自...
監督はジャーナリストの川上氏。
もともと映画を作る予定ではなく、自分の記録用に取材時に撮影したものを映画にしたとのこと。
イスラエルによる占領や虐殺のイメージがすっかりついてしまったガザだが、映画ではまだ平和な生活を送っている地域の映像も交えているため、こうした人々の生活が破壊されている現状が余計に辛い。
日本はイスラエルに忖度してかこう言った映像がニュースで流れることもほとんどない。
アラブ人との共存は不可能だと語るイスラエル人がいる一方で、徴兵を拒否する左派の若者や、占領や暴力に反対する超原理派を軍が弾圧するなど、イスラエル人たちも一枚岩ではないことがわかる。
監督の質疑応答によれば、英語字幕やほかの地方での上映、配信も予定しているとのことで、今後も多くの人々に見てもらえるようになることを願う。
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