「ワンカットワンシーンの長回しで撮ったと知って見た方が楽しめる」三谷幸喜「おい、太宰」劇場版 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンカットワンシーンの長回しで撮ったと知って見た方が楽しめる
ワンカットワンシーン映画というのに惹かれて見て行きました。
YouTubeのホイチョイ的映画生活を見ていたのも理由の一つ。
(三谷幸喜監督が出て番宣している番組)
見ての感想は、なんか、見づらい感じがしましたね。
ほとんど静止画が無くて、そして絶えず誰かが喋っている感じ。
ワンカットの長回しだから、そうなっちゃうんでしょうね。
全てが繋がっている映像。
カット割りの必要性というか、カメラワーク、素人ながら映像作りの難しさを考えた。
舞台の人ならではの演出でしょう。
昔、学生の時に三谷幸喜脚本の12人の優しい日本人を見て、面白さにびっくりした。
たぶん、それが初めて見たワンシチュエーション映画。
こんな映画があるんだなーと思ったのを覚えている。
それから三谷作品はほとんど見てると思います。
でも、ハズレも多いのが特徴ですかね(笑)
梶原善が良かったかな。
何度もカメラの映らないところで早着替えをしてたんだと思うと笑えた。
そして、汗をかきながら演技をする田中圭が印象的だったかな。
この映画をホント、ワンカットの長回しで撮ったというのは凄いです。
それが全て面白さに直結しているわけでは無かった。
監督の拘りと、ワンカットワンシーンでの役者の演技への影響を考えての事だと思う。
役者への影響で考えると、前述した田中圭の汗くらいだったかな。
あとの演技は、カット割りで撮ったものと変わりはなかったように思う。
笑わせるのであれば、長回しを強調して見ている観客にも分かるようにして、そのドタバタも見せたらもっと笑えたように思う。
総じて、コメディ映画として楽しめたかな。
田中圭は大変だったと思う。
彼には拍手を送りたい!
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