「おい、三谷」三谷幸喜「おい、太宰」劇場版 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
おい、三谷
小池栄子のあのシーン、笑っちゃったな。
というかあそこしか笑えなかった。
ワンシーン、ワンカットで撮影しました、
どうだ、すごいでしょう。
ワンシーン、ワンカットで撮影してるんだ、そうなんだ、
へぇすごいな。
ワンシーン、ワンカットで撮影された作品は今までもあったが、実験的試みか、それ自体を目的とした作り手の自己満足のものがほとんどだと思う。
今作も内容には、ワンシーン、ワンカットの必然性が感じられない。
ワンシーン、ワンカットにこだわるくらいなら、もっと違うところに知恵とお金を使って面白い作品を作ってほしい。
三谷幸喜の新作(新作ではないんだ)、以前ならワクワクして観に行ってたけど、ヘルシンキヘルシンキ以後、期待しないようになった。期待していなかったが、やっぱり三谷幸喜は面白いなぁとはならなかった。
小池栄子のあのシーンと、宮澤エマのあのシーンと、松山ケンイチのあのシーンはよかったです。
もうひとつのエンディングはまったくの蛇足。
太宰はもともときらい。
数年前の米国映画「ソフト /クワイエット」は、ワンショットで撮っている現場の緊張感がヒリヒリと伝わり、内容的にもワンショットで撮影されていることが100%活かされた一瞬も目を離すことのできないすごい映画だった。
コメントありがとうございます。
小池栄子のあのシーン最高でしたね。あそこから目がぱっちり覚めました。
三谷さんには、ワンカットにこだわらずに、面白い作品を作ってほしいですね。
共感ありがとうございます!
自分は逆に「ステキな金縛り」の良さに引っ張られて、いつか当たりに出会えるんじゃないかと思って三谷作品を観ています。「スオミの話をしよう」は、長澤まさみ様が主演でなければ自分的には見る価値なしです。