「101分だけど長く感じた」三谷幸喜「おい、太宰」劇場版 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
101分だけど長く感じた
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ワンカットワンシーンで撮ったというのは、すごいと感じる。
冒頭から脚本がよく練られているがゆえ、この撮り方ができるのだなと思った。
小室(田中圭)がタイムトリップをして太宰(松山ケンイチ)とトミ子(小池栄子)と
会ってから、現代と過去を行き来する中でのドタバタ劇には
早々に飽きてしまい、短い作品であるにも関わらず、実に冗長に感じた。
基本ワンシチュエーションだからだと思うが、同じことの繰り返しに感じてしまい、
睡魔におそわれたほど。
ただ、後半は見どころもあって、トミ子vs美代子(宮澤エマ)の図が
『鎌倉殿の13人』を彷彿とさせるやりとりだし、
梶原善のひとり3役も面白かった。
ラストも微妙〜な感じで、もっとスッキリ終わらせるか、
爆笑のオチを用意する・・・でもよかった気がする。
最近は、三谷監督×映画 は、あまり面白いと感じない。
舞台は観たことがないので何とも言えないが、ドラマの方が面白く感じる。
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おつろくさんのコメント
2025年7月12日
共感ありがとうございます!
確かに劇場版の三谷作品だと、前回の「スオミの話をしよう」はド滑りだったし、「ステキな金縛り」みたいな良い作品にはなかなか出会えませんね。「ギャラクシー街道」なんかは逆にド滑りさせて監督とキャストが楽しんでいる気さえします。