WIND BREAKER ウィンドブレイカーのレビュー・感想・評価
全13件を表示
15歳、だと?
2025.12.9 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(122分、G)
原作はにいさとるの同名漫画
てっぺんになりたい高校1年生を描いたアクション映画
監督は萩原健太郎
脚本は政池洋佑
物語は、とある街にある「東風商店街」を訪れる高校1年生の桜遥(水上恒司)が描かれて始まる
その街はかつては無法地帯のような場所だったが、ある日を境に劇的に変貌を遂げていた
それは、地元の風鈴高校の生徒たちが街を守るようになったことで、治安の維持の他にも住民の御用聞きなどをして交流を深めていた
桜は、その商店街にある喫茶店「ポトス」の店員・ことは(八木莉可子)を助けた縁があって、街を守る防風鈴のメンバーや商店街の人々に一目置かれるようになっていった
防風鈴の総代・梅宮(上杉柊平)は無駄な戦いはしないタイプで、交戦的な桜を宥め続けていく
それでも、防風鈴を手に入れたい獅子頭連の総代・丁子(山下幸輝)は、幾度となく防風鈴を挑発していくのである
映画は、たい焼き泥棒を追って境界線を超えたことで戦いが勃発する様子が描かれていく
そこからはキャラの紹介のための回想が何度も挿入されるようになっていて、それでもキャラの内面はほとんどわからない
因縁のある相手というのも個々に描かれるものの、彼らの持つ価値観というものはあまりにもさらっとし過ぎているように思えた
基本的にはキャストのファンムービーであり、原作の再現度を楽しみ映画だと思うので、ストーリー重視とか、暴力描写の限界を観たいという人にとっては何も刺さらないだろう
ひたすらに「手に入れたい」を繰り返す丁子ですら、その渇望の根幹というものは見えてこない
これではただの精神年齢の低いワガママ小僧のような感じなのだが、そこは原作準拠なのかな、と思った
この手の作品にストーリー性とかテーマ性を求めるのはナンセンスなのだが、それでも「非暴力」を貫く価値観というものは色濃く描くべきだろう
桜がてっぺんを取りたい理由も曖昧で、言語化されていない理由が、彼らが幼い(高校生)からなのか、そこまで考えられてないのかは微妙なように思えた
いずれにせよ、スケールのかなり小さな作品となっていて、街を守る=商店街だけ?みたいなところがあって、アクションの規模も小さいものだった
因縁めいた柊(中沢元紀)と佐狐(曽田陵介)との対決、杉下(JUNON)と桜のいざこざというのも一過性のようなものに過ぎない
トラブルメイカーがただの自信過剰なだけで、スキルも何もないところが微妙だった
彼が強くなる過程というのも描かれず、本気になるためのモードチェンジもイマイチだったので、もっと工夫をすればカタルシスも生まれるのになあと思ってしまった
主演の水上恒司が喰われている!
原作は未読。
仲間との友情・連帯感、街を守るという正義、
そのために勝利するという、マガジンというより
ジャンプ寄りのテーマだが、設定が不良ケンカ系なので
まあマガジンっぽいなと思う。
獅子頭連のトップ2も悪いやつらではなかったし、
ラストではケンカは対話と防風鈴のトップ梅宮が言う通り
友情を育んじゃうエンディング。
私自身はこれこそ少年マンガだと思うし、
気持ちの良い鑑賞後感で清々しかった。
アクションシーンで見応えがあったのは綱啓永の老師感。
この作品で殴る蹴るをしないところが◯。
そして上杉柊平の受ける演技。ほぼ手を出さない。
攻撃に耐える頑強な肉体がすごい。
敵役の濱尾ノリタカも屈強だが優しいキャラをうまく
演じていて好感が持てた。
という具合で、キャラが立っている&俳優が印象的なので
主演の水上恒司が完全に喰われていると感じた。
『火喰鳥、喰う』でも水上恒司は喰われていたので、
実にもったいないというか、作品に恵まれていないかも
とも。
しかしながら本作は、
今後の活躍が楽しみな若手俳優がたくさん見れて
良かった。本作から大きく巣立っていってほしい。
原作勢にはキツイ(原作のネタバレもある)
原作を読まずに見ていれば、ある程度楽しめる気もしますが、それでも原作の台詞がシュチュエーションが違う場面で使われている事が多くて、場面に合ってない気もするので、色々違和感を感じるかも。
仲間にしても、敵にしても、原作では丁寧に心が近づいて行くところが描かれていたので違和感がなかったですが、映画に落とし込むのに仕方ない事ですが、時間を短縮した為に「え、急にどうした?」ってなる事が多かったのは残念。
獅子頭連好きとしては、関係なかった部分も彼らのチームのやった事にされて、その上もっと酷い事沢山してて、それで「力の絶対信仰」って…なる。そういう意味では、弱くても助ける為に行動する楡井くんのいい所も潰されてましたね。ことはの時に見てるだけでがっかりした。まあ、楡井の成長を描きたかったのかもなのですが。
獅子頭連はここまでやったらその後友達になれます?と思ったのに、最後急に距離が近づいて店で一緒にご飯食べてて違和感しかなかった。
あと、獅子頭連のバックボーンが薄くて、気の良い子達なのに欠け違ったからこうなってしまったと分かりにくいし、十亀の苦しみや決意が軽く感じた。最後に謝る事で彼らの辛さや罪の意識に人間的で愛情が湧くんですが、無かったのも誠意や決意が感じられなくて微妙でした。
俳優さん達のアクロバティックな戦闘シーンは、ウインドブレーカーに近づけようと頑張ってくれてる感じがしました。ワイヤー感は否めないけどそういうものだと思いますし、よくあんな動き出来るなぁと感心して見てしまった。下駄は無理でしょと実写化決まった時に思いましたが、下駄でそんな動き出来るの凄いとそこは感心した。
タイマンが抗争になってたので、ストーリーはわちゃわちゃでした。トップの決着着いてるのにナンバー2がまだ戦うのも、え?ってなった。主人公とはいえ、順番かえないでほしかったし、タイマンじゃないから丁子が十亀を殴り桜がキレるシーンも「喧嘩は対話」の心が通じた段階として名場面だったけど無いから急に仲良くなった感じが否めない。
原作勢に…更に獅子頭連好きには解釈違いが横行し過ぎて苦悶なシーンが多かったかな。
Stay Strong
原作とアニメは見ていますが、個人的にかなーり苦手な作品で、BLチックというか女性ウケを狙っている感じなのでそもそもターゲット外なのかなと。
実写ではその辺がどう描かれるのか、どうやって2時間に物語を詰め込むのかというところに注目して鑑賞。
特典は両面イラストカードでした。
根幹からやはり苦手ではあったんですが、原作・アニメと比べると苦手なところが少なくなっていた気がし、アクションの完成度だったりビジュアル面だったりの再現度の高さが中々高かったので思っていた以上には楽しめました。
今作のやっぱり飲み込めないなと思えた設定は必要であろう大人が存在しない世界観なところで、街の治安が悪いのであれば警察が出てくるであろうところなのに登場する様子もなく、学校では教師が一切見当たらないし、喫茶店もJK?であろうことはの1人経営、親というものが全く登場しないので、キャラの葛藤にもうまくのめり込めず、大人の役割を防風鈴と獅子頭連がこなしてしまっているので、商店街の人々は舞台装置にしかなってないですし、やっぱこの辺の世界観を許容できるかできないかで作品への評価が変わってくるので、自分はどうしても引っかかってしまう側の人間です。
これは原作からの気になるところだったので、映画どうこうの話ではないんですがやっぱり気になってしまいました。
沖縄無法地帯すぎない?
これまた原作からの問題であるんですが、獅子頭連のやってることがちょっかいの延長線すぎてダサさが勝ってしまいますし、商店街の人達に近寄るだけで何にもしないのは気色悪いですし、求めてる不良像と描いている不良像のギャップが相変わらず激しかったです。
今作の大胆な改変ポイントは原作では防風鈴と獅子頭連のタイマン勝負だったところを乱闘に変えたところですね。
オーソドックスなヤンキーものが好きなのもあって、このタイマンで1話1話使って心情を語らうっていうのがあまり好みではなく、今作くらいはっちゃけて、キメるところはキメちゃっての方が好みだったので、この改変はアリだなと思いました。
ビジュアルの再現度はかなり高かったと思います。
梅は若干細いかな〜とか柊イケメンすぎるな〜とかは思いましたが、コスプレ大会にはならずしっかりこの現実にこのキャラが生きてるって感じがして良い塩梅だったと思います。
十亀は原作よりも好きだと思えるくらいギラッギラのビジュアルで良かったです。
キャラクター描写も原作とはちょこちょこ違っており、桜ってあんなにニヤニヤしてたっけ?となってしまいましたが、ツンデレ全開だった原作に比べるとサイコパス気味の方がありだなと思えました。
蘇芳の出番がかなり少なくて強さが急に感じられたのは惜しかったなと思いました。
ラストシーンで一緒に食卓囲ってるのはほっこりして、この作品の温かみが感じられたのは良かったです。
一応1本の映画としてしっかり終わっており、体感短めだったので、ヒットすれば続編が出るのかも…?なんで思いながら劇場を後にしました。
鑑賞日 12/5
鑑賞時間 18:50〜21:05
⭐︎3.2 / 5.0
12月6日(土) @映画館
WIND BREAKER ウィンドブレイカー
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きっと漫画だと面白いんだろうな〜😑(=未読の人)喧嘩の理由に深みが無く共感出来たのが梅ちゃんの最後の台詞ぐらいでごめん
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ウィンドブレイカーだけど風通しの良い学校です
テッペン取る気あるならテッペンとのファーストコンタクトで殴りかかってほしかった
あっさり飼い慣らされてチワワ(白黒)みたいになってた
獅子頭連に入ったほうが良くね
みんなスタイリッシュで個性なしマッチョやデブがいてもよかった
攻撃も殴る蹴る主体で面白くない
百姓vs畜生のテッペン対決も打たれ強いだけでイマイチ盛り上がらないし
途中のケンカではサクラ完敗だったのに最後は手負いなのにあっさり勝った感じでノーサイド
終わってから仲良くなるの早すぎじゃね
映画の尺的に、、、
原作勢です。
WIND BREAKERの実写化ということで、あまり期待せずに鑑賞しました。
やはり、映画の尺で獅子頭連編をやるには短すぎたかなというのが正直に感想です。
キャラクターの背景にある物語も描かれていたが、もっと尺をとってほしかったかな💦
あとは、獅子頭連編の5つの個人戦が好きなので、映画の画面映え的には大勢がいる中での戦いの方がいいのは分かるが、あそこは変えないでほしかった😭
制作にWOWOWがいるので、続きをするならドラマにしてもっと時間を長く使えるものにしてほしい。
あと個人的な意見ですが、梅宮役はもっとがっしりとした人にしてほしかった
なにを見せられているんだ
ヤンキーやってないヤンキー映画。
原作未読。
とにかくみんなカッコつけている。みんな白くて、ほとんど顔に傷がつかない。
一昔前のクローズ世代の僕には何だか物足りない。
おしゃれな感じが僕には合わなかった。
内容はすごく薄味で、なぜ街を守っているのか、なぜ敵の頭がつまらないと思ったのか、全くわかんない。
漫画原作の序盤を映画化しているかと思うので、その辺はまだ書かれていないのか。
その辺は分かりませんが、一本の映画としては物足りない。
最後に風がうるさい。
ギラギラジリジリ
見所は大掛かりなセットと、見栄えある喧嘩アクション!皆さん暑そう。沖縄の気温と湿度にあの衣装だ…!
某プロレスラーがまさかの出演で笑う。スオウくんに強キャラ感があるのに、それ以上のストーリー展開無し。見栄えは本当に良いですよ!!主人公が心通わせていく感じなんですが、ストーリーにあんまり付いて行けなかっただけです。魂と拳のぶつかり合いなのは分かるんだけど…分かるんだけど…噛み砕けない感じです。
しかし、水上さんの細かい表現は良いですね〜。ついこの前ジェネリックロマンスを見たばかりなので、黒い半身は工藤くんだった。リーマンが学ラン着てる。
ほとんどのキャストさんが高校生に見えない笑主人公でさえ体格が成人男性。いや体張ってて凄かったんですよ!
良いのかもしれないけれど、話題作実写化!という流れにはキツイな?と感じました。
正直とても悲しいです。
原作を読んでいる立場からすると、
物語の核となる部分がかなり違った形になってしまっている印象を受けました。
まず、舞台の雰囲気が“沖縄”として強く前に出すぎており、
WIND BREAKERが持つはずの、少し影のある街の空気や温度が
大きく変わってしまっていたように思います。
背景の主張が強く、キャラクターや物語より
ロケ地の印象が先に立ってしまうのは、
作品の世界観としてやや噛み合っていないように感じました。
また、原作で非常に大切な
「喧嘩=対話」 というテーマがほとんど活かされておらず、
獅子頭連の行動が破壊行為として描かれてしまうことで、
彼らの持つ“力の信念”や“矜持”が別物のように見えてしまう点は残念でした。
その結果、原作では丁寧に築かれていた
理解や和解の流れにも説得力が生まれにくくなっていた印象です。
さらに、時系列の大きな改変が入ったことで、
キャラクター同士の関係が積み上がる前に
印象的なシーンだけが次々に展開されていき、
物語の流れに十分な深みが生まれにくくなっていたように思います。
原作で大切に描かれていた
「相手を知っていく過程」が薄れてしまったのが惜しいところでした。
また、アクションや演出面でも、
原作のトーンとは少し違う方向性が強く、
シリアスな場面のはずがコメディ寄りに見えてしまったり、
キャラクターの行動が浮いて見えたりする箇所もありました。
全体として、
原作の持つテーマ性やキャラクターの心の動きが
十分に反映されていないまま、
象徴的な場面だけを抜き出してつないだような印象があり、
“WIND BREAKERらしさ”が薄れてしまっていたように感じます。
とはいえ、原作が好きだからこそ気づく部分でもあるので、
そういう意味では「体験として見ておく価値」はあったのかもしれません。
地域密着型不良。
不良の巣窟と恐れられる風鈴高校で、てっぺんを取るために入学した桜遥の話。
喫茶店勤務の橘ことはに粉を掛けた“獅子頭連”の下っぱとゴネたところ、通りかかる風鈴高校の「ボウフウリン」に助けられ、自分が思っていた不良像とはかけ離れ、「街の不良がその街を守る」“地域住民達から愛される不良”で調子の狂う桜だったが…。
原作未読、地域密着型不良達に調子の狂った桜だったけれど観てるこっちも調子が狂って笑った!(笑)
暴君の多い高校かなとか思ったら皆いい奴!てっぺん取るとか言ってる桜が少し浮いて見えたりして。今まで観てきた不良作品とはちょっと違って風鈴高校の生徒は皆家族と思う仲間思いのトップ梅宮一と、対照的なチーム獅子頭連のトップ兎耳山丁子、街を荒らし、力でねじ伏せ、弱い奴は切り捨てる、そんなチーム同士のバトルとなってくけど。
人との繋がりと絆、敵対視しながら尊敬してる先輩への思念とか色々を絡ませながら見せた本作、不良作品だけど中々温かさもありで面白かった。
やっぱ綱君いいなぁ~、八木莉可子さんはド旬ですね!
予想通りの駄作
原作全巻読破済みの原作ファンです。
“実写化”というものはハズレと当たりがあるわけで。ハズレが割合を多く占める中こちらの作品も中々の駄作でした。
まずキャラクター。
桜は原作よりもガキ大将感が強く、ダサくて“喧嘩強い俺サイコー”みたいなノリを感じました。いかにも“カッコイイ”を詰め込んで逆にダサさを引き出したキャラクターになって残念です。実写化にあたり多少の改変は仕方ないにしても、桜の魅力を分かってない解釈でしたね。
一番腹が立ったのは蘇芳。何この厨二病キャラ。“冗談”と“厨二病”は違いますからね?見ててとても痛々しかったです。
次にことは。キャラクターというより女優さん。ああ、この人口悪いセリフ言い慣れてないなって思いました。まぁあまり気にならなかったのでいいですが。
あとストーリーですね。
いや原作通りに絶対しろとはいいません。けどもうちょっとまともにならなかったんですか?
全体的にダサすぎて見ていられなかったです。
これで好評してる人の気がしれませんでした。まぁ個人の好みと言われればそれまでですが、個人的には無理でした。途中退場しました。
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