「視聴者の補完頼み感がある...」WIND BREAKER ウィンドブレイカー リドリーさんの映画レビュー(感想・評価)
視聴者の補完頼み感がある...
原作マンガ、アニメ視聴済。ついでに同作品のソシャゲもやってます。そこそこのファンといった立ち位置で、実写版には悪印象がある方です。(ドラマや邦画はあまり見ませんが嫌いではないです)
既に評価がある程度出揃い、あまり良くなさそうなので期待しないで行きましたが、思ったよりも悪くないと思いました。序盤までは...
原作とはパラレルワールド的な想定で見ると決めていたので、多少のキャラの違いは受け入れられましたが...
桜は原作よりもとっつきにくく、素直じゃない感じでしたがそれはそれでよいのではないかなと思います
楡井は好きなキャラなので冒頭のことはが絡まれてるシーンで助けに行かず、見ているだけだったのは複雑でした...(原作では入学初日に絡まれている女性を庇っています)もしかして原作とフウリンに入った理由設定とかが違うのかと思ってたのですが一緒でした...
蘇枋は原作だとしっかり相手の気持ちを汲み取ってくれる人だったので、桜が仲間じゃないと言った時に勘違いしてたのは一気に立ち位置が三流っぽくなってしまって...想像力足りないはブーメランでは...
杉下は髪の手入れをしてる人なので、もう少し髪サラサラでも良かったかも...?
十亀は髪のせいか妙に小汚く見えたのが1番辛かったです...俳優さんはかっこいいのでもっといい感じに長さとか整えて欲しかった...獅子頭連スカジャンも分厚めでモコモコしているせいか、ピシッとせずどうにもかっこよく感じられず...
佐狐のズボンが裾の広がったダボッとしたものだったのは正直絶望しました...全体的にファッションに幅をもたせたかったのかもですが、タイトな服を好みとするキャラで、ケンカスタイル的にも動きにくそうな服で来るようには思えないので...まさか、原作の楡井のマル秘ノート部分が読まれていない...?
ストーリーは尺的に巻く必要があるので改変はやむなしとなるのはわかるのですが、先出しで追加したシーンやオリジナル展開がどうにも無理矢理感が強く、思わず顔をしかめてしまう箇所があります
原作では5人のタイマンでしたが、商店街を襲う展開に変更されたため獅子頭連の印象が原作より非常に悪いのが悲しいです...ケンカ終わって、じゃあ今日から俺たち友達で!で済ませていいものか...
原作十亀はあくまでチーム内の弱者の排除のみを徹底していて、敵対する相手以外を攻撃するのはNGとしている様子なので、言いなりの下っ端悪者に改悪となったような...
桜対十亀のケンカによる対話も中途半端であまり印象がないです...
兎耳山と十亀の関係もうっすらとしかなかったので感動も薄味です...獅子頭連と梅宮、柊が面識がある事は説明はなく、過去の獅子頭連の情報が明言されてませんでした...元から今の胸糞チームだった訳ではないとは思うのですが...
アクションシーンはなかなかにかっこよかったですし、学校へ向かう桜に商店街の人が行ってらっしゃい!と見送ってくれたりするのとか(原作読んでると多分印象が違うかと)、楡井が桜の好きな食べ物を聞き出そうとしてる流れも良かったのですが...原作勢からしたら色々とツッコミどころが多く、未視聴だっから分かりにくいのではと思います。上記の細かいツッコミと改変以外は割と抵抗なく見れたので、とにかくもったいないという印象です
すみません、長々と失礼いたしました
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