テレビの中に入りたいのレビュー・感想・評価
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どこにも運んでくれない鬱映画
こじらせ青春映画の傑作を期待させるが、どこにも運んでくれないままの何時ものA24映画になってしまった。
ティーンエイジャー男子の年上女子への、こじらせをまともに描かないのは本質を突いていないし、ただの閉鎖的世界内で終わってしまっている。
主人公オーウェンが2度マディから逃げることで、我々は希望を見失い、この映画に失望する。
逃げない選択からの喪失、絶望が映画を切なく豊潤なものにするのだと思う。
恐れていたが…
テレビが中に入ってた
A24らしい作品でしたが、ホラーと言うよりも「世にも奇妙な物語」的なお話という印象でした。
内容的には、厳格な父親がいて夜10時に寝ないといけない少年オーウェン(ジャスティス・スミス)と、オーウェンの2つ年上で、彼とは対照的に両親に放ったらかしにされた少女マディ(ジャック・ヘブン)が、一緒に土曜夜10時半から放映される「ピンク・オペーク(ピンクの混沌)」という不思議なテレビドラマを見て不思議な体験をするというものでした。お互い家庭環境や学校生活で満たされないものを、この番組が満たしてくれると思うようになり、やがて現実とドラマの境界があいまいになって行くというものでした。そして題名のごとくテレビの中に入りたいと思うオーウェンでしたが、最終的に彼の身体の中にテレビが入っていて、この描き方が斬新だったかなと感じたところでした。
予告編に惹かれて観に行きましたが、まあ予想の範疇に入るお話でした。
そんな訳で、本作の評価は★3.8とします。
メランコリック
なかなか好きだったけど納得はなかなか・・・
65~70点ぐらい。あまり意味が分からない(笑)
謎番組と厨二病拗らせた二人の反芻思考。
やりたかった事、世界観は素敵なんだけどさ、もうちょっと話の緩急付けて盛り上げてくれると見やすかったと思う。途中何箇所か意識無くなってしまってもったいなかった。監督も言ってるが変なテレビ番組で繋がったクウィアの行き場のない旅みたいな話です。
切ないです。エマストーン制作に絡んでますね、カルトな映画好きなのかな?
古いバンドだけどアメリカのthe TubesのRemort controlってアルバムのLiveでモニターに頭突っ込むステージ演出やってたの思い出した。まんまやん。
あとSmashing Pumpkinsの2枚組のアルバムMellon Collie And The Infinite Sadness とかのジャケとかね。いろいろ素敵な絵はあるんだけど大きな流れにまとめられずに残念である。
ホラーではなかったー24感少なめ
渋谷の試写で鑑賞。A24好きとしては、かなり楽しみにしていたが、アイデンティティ探しの中にジェンダーやらツインピークスやら要素が渋滞していて理解が追いつかない所も。ハッピーエンドじゃない所がA24っぽいけど、周りは飽きちゃって途中出て行ってしまう人も。音楽も50くらいの人には刺さるらしいけど、オマージュ元のバンドを知らず楽しめなかった。素足に革靴の意識高い系オジが解説してくれたのを聞いてもイマイチよくわからず。周りのシニアが飽きて飲食するわ出てくわで一体誰向けなんだろう。ツインピークス、バッフィー世代だと刺さるらしい。代官山TSUTAYAで売るTシャツは良さげだった。個人的には、期待値の方が高すぎて。最近のA24は期待をこえてくれない印象でした。
テレビに洗脳。。とはまた違う?
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