「要約された人生の恐ろしさ」テレビの中に入りたい HKさんの映画レビュー(感想・評価)
要約された人生の恐ろしさ
テレビに限らず、ある分野の表の華やかな世界の
断片だけをみて憧れを抱いたりするが、
そこに至るまでには現実の裏に
楽しくない、普通の、ときに苦しい無数の過程がある。
その過程の断片がない、要約された人生というのは、
実は逆に辛いことだというのを逆説的に表現していると思った。
だから、特殊な設定の怖さの描写よりは、
主人公の親との何気ない会話とかが、
なぜか不思議と印象に残っている。
ホラーだけど独特な映像表現含めて不思議な味わいの作品でした。
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