「A24史上最高の憂鬱」テレビの中に入りたい sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
A24史上最高の憂鬱
1回目の鑑賞で1mmも理解出来ませんでしたので、再鑑賞しました。結果3分の1ぐらいには理解度が深まりました。
全体的に負のオーラは感じましたが、ノスタルジーやエモーションはほぼありません。中二病ほど知ったかぶりしてる風でもないし、リンチワールドも望めません。映像美に浸るほどでもない。
ただ独自の世界観を最後まで押し通せる力量は、ある意味逞しいと言えます。
中高生時代のマディの口元にうっすらと髭が生えているように見えてしまい、ずっと気になっていました。たまたまそう見えるだけなのか、セクシュアリティの表出なのか。
オーウェンが中年になって胸を割いても、やっぱり空っぽでTVの光しかないっていうのは、ちょっぴりペーソスを感じました。
音楽はよかった。特にパンクボーカルにはとても惹かれました。
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ひろちゃんのカレシさんのコメント
2025年9月30日
お邪魔します。
マディ役の俳優は演出のせいもあって不思議な雰囲気を醸し出していましたが、トランスジェンダーだそうです。
監督とこの主演二人はそれぞれにジェンダー的な逸脱(←否定的な意味に取らないでほしい!)があるそうで、それが作品内容の、それぞれが感じる居心地の悪さみたいなのの表現と深く関わっていると思われます。
パンクバンド達はなかなか良かったですねぇ。天井を黒く塗るっていう歌にはちょっとドキッとしました。
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