「TV Maniacs」テレビの中に入りたい uzさんの映画レビュー(感想・評価)
TV Maniacs
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予告すらほぼ見ないまま鑑賞。
自分は22時半で“深夜”番組ということに驚きを隠せない夜型人間ですが。笑
『ピンク•オペーク』をきっかけに親しくなったオーウェンとマディ。
番組を見るためにオーウェンがマディの家に訪れるところから話が動いていくが…
正直よく分からないし、まったく刺さらなかった。
オーウェンの疎外感や閉塞感は台詞のみでしか語られず。
“2年後”の会話や他の映画評から、ジェンダーアイデンティティを扱ってはいるらしい。
しかし抽象的過ぎて自分には理解が及ばない。
更に“8年後”、戻ってきたマディは「『ピンク•オペーク』の世界こそ現実だ」と言う。
これを妄言として突き放したオーウェンの元には、二度とマディは戻ってこない。
それが真実かどうかは多分どうでもいいのだろう。
そこからまた20年も時間を飛ばし、その中でオーウェンは妻子をもったことが語られる。
ただ、意味深にもこの“家族”は影すら映らない。
最後は錯乱したオーウェンで終わり、これはアイデンティティと向き合わなかった末路か。
表現が分かりづらい上に、ひたすら横顔のアップを映すマディの一人語りなど退屈が過ぎた。
独白もモノローグもあるのに、第四の壁を越えた語りかけまであって胃もたれ。
あと個人的にはせめて“8年後”までで締めてほしい。
少なからず存在するのだろうが、おっさんになってまだ現実と折りあえてない様は見てて痛かった。
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