「入場券が買えない!」SEX La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
入場券が買えない!
妻のある身でありながら、煙突掃除人の男が成り行きで得意先の男と肉体関係を持ってしまった。自分は決してゲイではないと信じている。でも、これはやはり妻への裏切りになるのか。また或る男は、デビッド・ボウイに言い寄られる夢を連日見る事で自分の性自認が揺らぎ始める。
という、どう観ればよいのか何と評すればよいのか戸惑ってしまう作品です。この映画を観て僕自身の性自認意識が揺らぐ訳ではありませんでしたが、頭の中の予期せぬ所をくすぐられた様な妙な気持ちになりました。これも映画の愉楽と言っていいのかな。
でも、配給会社の方に一言。邦題はもう少し考えて頂けないでしょうか。入場券を買う時に女性の受付の方に、
「SEX一枚」
と言ってお札を差し出すのはもの凄く恥ずかしく抵抗がありました。
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