「むかし革命の闘士、いま父親」ワン・バトル・アフター・アナザー 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
むかし革命の闘士、いま父親
革命を志す活動家として収容所を襲撃して強制収容された移民を解放したり、政治家事務所の爆破などの活動をしていたパット(レオナルド・ティカプリオ)。
だが娘が生まれたことで彼の生活は一変し、今はボブと偽名を名乗り高校に通う娘を養う日々。
そこへかつて活動家だった頃の宿敵のロックジョー警視(ショーン・ペン)が彼と娘を標的に定め捜査網が迫っていた――
現在は身を隠し自堕落な生活をしているかつての「革命の闘士」。
正直いい年こいたおっさん革命家は哀愁が漂い、滑稽にすら感じられます。
ただ、それでも娘を救おうと必死にもがく姿には父親としての誇りや責任感が見てとれます。
そんな二面性を抱きつつもその間を揺れ動く心の動きがパットという人物に惹かれる要因かも。
正直かつてのディカプリオのようなかっこいい演技は望むべくもありませんが、苦悩する父親キャラクターとしては名演技だと言えるでしょう。
物語も二転三転し後半の追い詰められていく窮地の連続のシーンはなかなかに緊迫感があって展開に引き込まれました。
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