「イカレ(シ)てる」ワン・バトル・アフター・アナザー ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
イカレ(シ)てる
アメリカが抱える闇(病み)を批判しつつも、娯楽大作になっています。
冴えないお父さんディカプリオのアクションはスマートとは言えず、ちょこちょこ挟まれる笑えるシーン、でも映像はセンスがあってカッコいいです。
根っからの革命家ペルフィディアには全く共感しませんが、彼女のいるシーンがイカれていて面白い。
ロックジョー(ショーン・ペン)は、そうなるだろうと予想できそうなのに、客観的な判断が出来なくなってたんでしょう。復活後のシーンは余計な気もしましたが、あのバカな言い訳は不正がバレても往生際の悪いダメ政治家を見ているようで可笑しかったし、白人至上主義者が寄ってたかってくだらない企みにエネルギーを使う阿保らしさも笑えました。
あの道路での逃走劇はかなり怖いですね。本当は土地を平らにならしてから道路を作るんだろうに、そんな余裕はないという事なんでしょう。
娯楽作品だから笑えましたが、大統領がノーベル賞を要求し、授賞式ごっこをしちゃう国ですから、笑いごとでは済まない可能性も?
個人的には、ちょっとだけ長かったです。血行が悪いので足がつってしまい、ふくらはぎをマッサージしながら観ました。あと15分短ければ大丈夫だったんですが(★には影響しません)
コメントありがとうございます。
分断されたアメリカ社会の構図をイカれた人たちによって描いたんでしょうか。
端から見ていればピント外れなことを真剣にやっているみたいな、本当は怖いことなのに。
共感・コメントありがとうございます。
本当に濃い人物ばかりでしたね。
ペルフィデアは、あそこはで革命家として、
利他的になれる凄さ、でしたね。
あのアップダウンの一本道。
舗装してあるみたいでしたが、相当に大変な工場(?〕
だったでしょうね。平らにした方が樂そうですね。
技術面には詳しくないので語れませんが、そこの場面、おおっ、と思いました。あと、屋根から落ちて歩いていて電気銃?でぶっ倒れるところの構図がカッコ良かったです。
かばこさん、私はロックジョーが刺客を爺さんたちの差し金とは考えなかったのかも、と思ったんですが、そんな筈は無いですよね。自分の復活した姿を見てさぞや肝を冷やすだろう、と考えが甘かったんでしょうね。向こうが数段上手の変態だったという事ですね。
トミーさん、嬉々として、でしたよね。もっと簡単に片付けられるのに、わざわざあんな手の込んだ事を…もしかしたら別室から覗いていたかも、いや、もうゴミのような扱いでしょうね。どれだけ歪んでいるんでしょう。
共感ありがとうございます。
出てくる人程度の差はあれ、全員イカれてますね、あんな現職大統領がいる国なんだと納得しました。
ロック・ジョーはもしかしたら刺客を放ったことでクリスマスの爺さんたちを脅して、うまくやれたと思ったのかも。ガス室からの焼却って、彼らもしかしたら優性思想を脈々と引き継いでいるナチの末裔だったりして。黒人と交わって血を汚したやつにふさわしい死を与えたんだったりして。
人殺しが軽い感じなのは映画だからなのか実態に則しているのか、やっちまっても捕まらなさそうなんですよね。
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