「極左シンパおじさん向けの同人誌のよう」ワン・バトル・アフター・アナザー タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
極左シンパおじさん向けの同人誌のよう
アメリカにはリベラルはもちろんいるが、左翼が居なくて、極左はいるということがよく分かった。日本には共産党がいて、多くの議会で5%〜10%程度の議席も持っている。党員も25万人いる。日本では共産党=左翼でそこを起点に位置づければ大体は合っている。日本の左翼では異人種間が推奨されてないけれど、アメリカではそうらしい。自由絶対主義というのがやはりリベラルなのかもしれない。移民受け入れも完全に賛同らしい。何よりこの極左集団はどこに投票するのが気になる。この映画を貫くキモいけど可愛いオジサンで活動家崩れの僕という自意識が気持ち悪いし、日本にもよくいる。ラストの僕らはダメだったけど、君ら若者は頑張ってねというメッセージのつまらなさ。これは政治に限らないけど、これを言うとなんとなく締まったように思うおっさんは多い。そんなオジサンには、私は既に頑張ってる。おじさんもまだまだ一兵卒として頑張ってねと返しましょう。この映画を観たあとだと、桐島ですがとても誠実な映画に思える。単なる人生あがったセレブのアクセサリーみたいに思えてくる。極左冒険主義はカッコよく映ってしまうことが多いのでアクセサリーになりやすい。文字通り、活動家にインスパイアされたファッションとかパロディとしての政治活動あるもんね。アクションの楽しさとかはもちろんあるけど、タランティーノとかと同じネタとしてのKKK,ネタとしての過激派、全てを面白おかしくネタにするのがアメリカ流なのかな。被差別者に対して被虐願望を抱くのはそんなに珍しくないような気もする。
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