「一般受けしない」ワン・バトル・アフター・アナザー 風のように去るさんの映画レビュー(感想・評価)
一般受けしない
PVとあらすじだけ触って映画館へ突撃した。革命家のレオが娘を救うために奮闘するって書いてたから迫りくる敵を蹴散らしながら猛然と娘を追跡して助けて分かり合うような映画かなーと思い込んでいた。
なにがだ。冒頭からチ●コだのマ●コだのボ●キだのファ●クだの下品なお言葉の数々。不法移民を解放したり中絶法に反対する議員宅を吹っ飛ばしたり、活動に一貫性がない。そもそも主人公たちが反体制側なので政府に楯突くだけの理不尽な出来事とか用意してほしかった。コラテラルダメージとか国に裏切られたとか。じゃないと感情移入できない。
主人公のレオもほとんど何もしてない。クスリをキメてビール飲んでライフル2発撃って外し、ビルから落ちて捕まる。敵と全然戦わない。センセイと周りが優秀なだけ。革命の英雄とは?
3時間中2時間くらい人物の掘り下げやってたけどロックジョーが筋金入りのドMの変態だということしか印象に残ってない。全部持って行った。そのわりに後半はぶっ飛んだ行動しなくなるんだよな。人質の娘に欲情して迫るとかしてもおかしくないのに。あと字幕でずっと警部補って呼ばれてたけどゴリゴリの軍人だよね。キャプテンとカーネルだから大尉と大佐だろ。ちゃんと翻訳して欲しい。
緩急なしでバトルもないし盛り上がりに欠けるし、何が言いたいのかさっぱりわからん映画だった。エンタメではないしメッセージ性もない。なんだろうこれ。監督見てやめときゃよかったと思った。感性が合わないんだよなー。次からスタッフチェックしないと。
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