「過去から未来へ」ワン・バトル・アフター・アナザー なおみさんの映画レビュー(感想・評価)
過去から未来へ
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現代の平和主義的な日本に住む私には、「革命」というのは馴染みのないものだが、かつて日本でも日本赤軍や大規模な学生運動など、正義を振り翳して闘う人もいた。国や時代は違えど、そんな革命家たちのエネルギー溢れる活動の場面からこの映画は始まった。
妻と離れ、娘と2人暮らしになったボブだが、長年が経っても革命家時代の過去から逃れられず、薬を繰り返す日々。年頃の娘からも相手にされず、かつてのレオ様の面影がないほどのポンコツぶり。しかし、娘のウィラは真っ直ぐな瞳で強い精神力を持つカッコいい女性に育っていく様子が分かり、実は血の繋がらない親子ではあったが、しっかり愛情は伝わっていたのだと感じさせる。もう、縛り付けることなく、ウィラのこれからを見守ることができるのだろうな。
それにしても、ショーン・ペンの怪演ぶりが印象に残りすぎて(笑)以前に観たことのあるI am Samと同一人物とは思えないなぁ!
欲を言えば、16年前のボブの容姿と現在のポンコツ父ちゃんの容姿が、あまり変わらないような気がしたので、もう少し若作りをしたレオ様の姿も見てみたかったと、思ってしまった笑
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