ヒポクラテスの盲点のレビュー・感想・評価
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心に残る不協和音
自分は所謂反ワクチンではないと思っていた。
高齢の家族が感染することを恐れて、ワクチン接種が始まったときには喜んで接種した。
高齢の家族も接種を望み、私も賛成だった。
騙されたとも踊らされたとも感じてはいない。
けれど、小さな凝りが心中に少しずつ積み重なっていたことにこの映画を観て気がついた。
気の所為だと、偶然だと思っていたことがもしかしたらそうではなかったのかもしれない。
変わり者の狂信者たちのから騒ぎなのか、我々の社会が人身御供として差し出してきたものを、全国民が自覚し、直視すべきフェーズに差し掛かっているのか…
なんとも後味の悪い、けれど多くの人に観てもらいたいと感じた映画でした。
新型コロナウイルスを忘れないために検証も必要
新型コロナウイルスが5類から2類になって2年たつが、改めて新型コロナウイルスとは何だったのか考えるいい機会だった。日本人はすぐ忘れる。そのためにもこのような検証は絶対に必要だし、作品として上映したのは良かった。色々考えさせられた。ただ、惜しむらくは、110分の割にはだらだらと長く感じたし、せっかくナレーションがあるのだからラストで我々観客に問いかけても良かったかも知れない。しかし、どの分野においても行政分野の文書は全て黒塗り。法律があるかもしれないが、さすがにまずい。
なんか、知らないことばかり…… 当時はコロナに罹らないためにみんな...
マスメディアは責任を感じているのか!
コロナワクチンの不都合な真実
新型コロナウイルスは2019年の年末に存在が知られる様になり、2020年に感染拡大で政府が緊急事態宣言を出してから5年が経ち、そして2023年5月に感染症法上5類に移行して2年が過ぎた。国の感染症対策は変遷を重ねてきたが、新型コロナワクチンは従来のワクチンとは異なる新技術mRNA遺伝子製剤による開発であり、安全性が担保されずに認証され、広く接種を推奨されてきた。しかし、後遺症被害について、さまざまな情報が報道され始めた。このワクチンは過去に例のない新薬の認可で、医学の盲点や限界といった不可避な事だけじゃなく、不都合な事実に目を向けさせないようにするデータのトリック、大学や研究機関とマスメディアが政府へ忖度してた事など、日本が抱える問題が隠されていた。そんな中、新型コロナワクチン後遺症の影響を科学的に究明しようとする医師たちがいた。後遺症患者、遺族、当時のワクチン推進派など、多様な立場の人々の意見を多角的にとらえることで、科学とデータに基づいた真実を紹介していくというドキュメンタリー作品。
本当にあのワクチン効果が有ったのか、確かに疑問だと思う。
しかし、政府主導で推奨され、ワクチン接種の証明が無いと旅行に行き旅館に泊まったり出来なかった当時のことを思うと、打たない選択肢はなかった気もする。
自分自身も、ワクチン打った後から色々と体調不良が起きているが、加齢かなぁ、なんて思ってた。しかし、本作を観て、もしかしてワクチン?なんてちょっと思った。
いずれにせよ、今後のことも考えて、当時根拠のない事を言っていた菅首相や河野大臣などに忖度せず、不都合であろうと事実の究明とその公開をしてもらいたい。
特に厚生労働省の黒塗り文書の公開はやめてもらいたい。
それがヒポクラテスの思いでもあるはずだから。
反ワクと言われても
緊急事態宣言(うろ覚え)がでて、明日から映画やエンタメ禁止となった日。
私は朝8時半から新宿ピカデリーで、インド映画を見ていました。
私以外には男性が一人だけ。
その日はこのあと仕事だったこともあり、あー、もしかしたらこれで一生映画館では映画は見られないかも、見納めかもと思い、仕事前に見に行ったのですが、なんだか悔しくて泣けて来て、映画どころではなかった記憶があります。
この日のことは決して忘れないと思いました。
映画や演劇、生のエンタメがなくなってしまったら、もうどうやって生きていくんだろう、そう思いました。
そういう個人の体験と同じ時間軸で戦ってくれていた人たちがいる。
打ってしまった人たち、なんでもなかったと豪語する人たちは、薬害に苦しむ人たちや家族、遺族がいることを知って欲しい。
推奨した人たちは、謝ってほしい。
謝らないのならば、自分がどういうことをしたか理解してほしい。
なんの裏どりもない中、薦めたばかりに亡くなった人がいることを。
映画の作り手も含めて、エールを送りたい良質のドキュメンタリーです。
ちなみに私が見に行った日は満席でした。
科学行政の視点
連休の最後、多くのひとは行楽に行ってこのような娯楽性のない映画はガラガラかと思って行くと満員であったので驚いた。
コロナ騒ぎの中で猛スピードで開発されたmRNA新型コロナワクチンは問題解決の救世主と多くのひとは思った。
政府・多くのメディアによって「接種の推奨」が叫ばれ、国民の多くはそれに従った。
その結果、日本では国民の84.3%が接種し、世界でも有数の「コロナワクチン接種国」となった。
だが、医療機関からの副作用報告によると死亡例は2000件を数え、副作用健康被害制度による死亡認定も1000名を超えている。にも拘わらず多くのマスメディアはこうした被害を報道しない。
この副作用被害をどう見るか。
コロナワクチン接種を推進した人達は、ワクチンには副作用があるのは当然であり、それ以上に多くの人の命を救ったのでワクチンの推進は正しい政策であったと述べる。
その一人長崎大学の森内浩幸氏は、日本では毎日4000人以上の人が死んでおり、ワクチンを接種した人がその中には当然含まれるので、それをワクチンによる被害と見ることはできない、と映画の中で述べていた。
だが、日本の死亡者数が2020年の137万人からワクチン接種後の2022年には157万人へと急増し、ワクチン接種後の死亡率が跳ね上がったことをどう見るべきなのだろう。
この死亡者数増はワクチン推進論者の言うように、新型コロナによる死亡者増が原因(もしワクチンを接種しなければもっと死亡者は多かった)と見るべきなのだろうか。
それとも福島勝典氏の言うように、新型コロナワクチンによる健康被害によるものと見るべきなのだろうか。
あるいはステイホーム政策などにより高齢者がフレイルになり死亡増となったと、新型コロナ対策そのものに原因を求めるべきなのだろうか。
膨大な国費をかけたワクチン事業でこれだけの被害が出ているのだから国はこの事業の検証を行わなければならないはずである。しかし、それは無理だろう。
人々は行政の「無謬性の原則」を前提としており、過去の行政の誤りを認めることは責任論へと発展するからである。ワクチン推進もポピュリズム政治家(河野太郎)が人気取りで勝手にしたことであり、スポットライトを浴びたい感染症の専門家が勝手に推奨し、収入増になる開業医が勝手に打ったことになっているので責任をとる者はいない。
ちなみに私は一度も新型コロナワクチンを接種していない。
治験をしていないクスリは信頼できなかったので様子をみることにしたのである。
いかに優秀な科学者であろうと将来起きる事態を全て予測できない。使ってみて初めて分かることが多い。そして2021年以降打てば打つほど多くのひとが感染し、死亡者が増えているのを見て、打つのを止めた。
大本営発表を信じてはならず、またマスメディアも信じてはならないのは先の大戦の教訓である。
ゾンビとの戦い
悪魔のコロナワクチン
失敗の本質
意図的なミスリードなのか?
テレビマンユニオンのノンフィクション映画は観るに耐えない。中盤からは納得して観ることが出来たが、序盤からの構成はフェアではない。新型コロナウイルスは未曾有の恐怖で、老人や基礎疾患に問題がある方々には致命的だった。なので、治験にも時間を割いていないワクチンを、それもmRNAワクチンを見切り発車で国は推進した。危険なリスクを承知の上で。これは当時の国民もある程度仕方ないことと黙認していたし、そう報道されていた。ワクチンに副作用はつきもので、利益とリスクを天秤に掛けて政治的判断で実行される。このことと「ワクチン」全般を意図的に混同した構成で、観るものに恐怖と怒りを振りまいている。医学や理科系に弱い人達に「ワクチン」なるものの誕生と効果なりを簡単でいいから歴史的経緯を含めて説明して置くべきだ。中盤からは遅すぎる。その上で、第1波・第2波のあと第3波の頃からオミクロン登場辺りからのmRNAの危険性を説く後半の構成にすべきだった。後半のmRNAは体全体に行き渡り、そこで遺伝子情報からの歪な再生で筋肉細胞などに悪影響、それが癌細胞を発生させる危険性を訴えるのには納得感があった。初期の見切り発車とその後の開き直りは御用学者のせいなのか、それとも真実を知った上での政府・政治家たちの手っ取り早い成果への焦りなのかを、キチンと追及して欲しかった。必要以上に反対派の人格的な持ち上げ演出のようで興醒めだ。「パンケーキを毒見する」も酷かった。「プリテンダーズ」は楽しめたのに残念でした。
主役は医師の誓いをたてたヒポクラテスたち
冒頭、東京医科歯科大学の研究棟の最上部に掲げられている古代ギリシャの医師ヒポクラテスの像と医師の心得とされる「ヒポクラテスの誓い」のレリーフが映される。
あるべき医師の心得として古典ギリシャ語で書かれた誓いには、
「患者を助け、害をなさないこと 」の一文がある。
となると、今作のタイトル「ヒポクラテスの盲点」とはどのような意味なんだろう。
ポスターやチラシから新型コロナウィルスのワクチン被害を取り上げたドキュメンタリー映画であることは知っていた。
だから、もっと被害者遺族やら後遺症に悩む人々が出てきて原爆の被害者よろしく望まない現状を吐露し、訴えるような作りになっているのかと思ったらそこまでではない。
症例もなくはないが、映画の焦点・主役たちは新型コロナワクチン被害の実態を科学的に証明しようとする力強い医師たちである。ヒポクラテスの誓いに則ってお仕事をしている偉大な医師たちである。
彼らが自らの時間を削って調査したデータ。
過去の症例に当てはめて効果があるかもしれないと模索するビタミン剤など、ワクチンを打ってしまった医師たちも、またその結果になんとか対処しようと最善を尽くしていた。
当初、ワクチンの成分は腕にとどまるとされていた。
ところが、後の症例では脳にも生殖器官にも分布していることが判明する。
人の命を救うため医師になったのに、人の害になるものを撒いてしまった?!
より良い医療を追求するからこその盲点がそこにはあった。
自らしてきたことをきちんと回収しようとするヒポクラテスたちの熱意に熱い涙がこぼれます。
新型コロナワクチン後遺症で苦しんでいる人が多数います。あなたの身近にもいませんか?
新型コロナウィルスが蔓延して、政府が「緊急事態宣言」を出してから5年がたち、コロナ禍の状況を忘れようとしていますが、この映画は従来のワクチンとは異なる新技術で開発されたワクチン(mRNA遺伝子製剤)による後遺症が深刻な問題を引き起こしている事をドキュメンタリー映画化しています。
・アメリカ製のワクチンを日本政府は、十分な検証を得ないまま、「特例承認」という扱いで
受け入れ、子供から老人を含めて接種を推奨してきた(しかしあくまでも接種は自己責任?)が、みんなが接種をしなければならないという「同調圧力」の中、大多数の方が受け入れたと思います。しかしこのワクチンは見切り発車のような感じで開発され、その後遺症(発がん、倦怠感、その他諸症状)については過小評価のまま接種が推進されたと思います。
この映画の中では、新型コロナワクチンは発がんリスクが高いこと、最近2~3年の日本人全体の死亡者数増加とコロナワクチン接種に整合性がある事、第3回目ワクチン接種後はその後感染者数が逆に増加している事などについてデータで検証していました。またコロナワクチン後遺症について、マスコミはほとんど報道していません。
この映画のタイトルにある古代の医学者ヒポクラテスは「何よりもまず、害をなすなかれ」という格言を残しています。このワクチン接種について、5年経過した今本格的な検証が必要ではないかと思います。
最後に私の身近に起こった出来事を記しておきます。職場で机隣りで仕事をしていた同僚の事です。5回目のワクチン接種の翌日に倒れ救急搬送で入院しました。血栓が肺に入り呼吸困難になる肺塞栓症(エコノミークラス症候群)になったためです。一時は心肺停止となりましたが蘇生し、その後入院と自宅療養(リハビリ)を繰り返し、職場は長期の病気休暇となり、最後は職場復帰できず「退職」しました。
知ってる。もっと知ってる。
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