劇場公開日 2025年10月10日

「医師の良心とは?」ヒポクラテスの盲点 ひげしっぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 医師の良心とは?

2025年12月29日
iPhoneアプリから投稿

パンデミック、オーバーシュート、緊急事態宣言、人との接触8割削減──。

2019年末から始まったコロナ禍で、安全性の検証が不十分なまま進められたmRNAワクチン(ウイルスの遺伝情報を利用したワクチン)接種による薬害の実態を、被害患者を診察した医師をはじめ、現実のデータに真摯に向き合う心ある医療者、科学者たちが告発する本作。

驚くべき事実や貴重な証言が多数あったので、若干の感想を交えつつ、忘れないうちに記録しておく。

* * *

欧米で開発されたmRNAワクチンは『感染対策の決め手』『社会の救世主』と宣伝された。当初、日本でも、「ワクチンは接種部位(腕)にとどまる」として職域接種からスタートし、全国民へと広まったが、実際は心臓、脳をはじめ多臓器に影響を与える薬剤だった。

国民の約8割が接種。その後、心不全、不整脈の悪化が続出。異変に気づいた医師が声をあげはじめるが、大手メディアは一切取り上げず、むしろ「1日100万回」接種を目指そうと喧伝し、「打つのが当たり前」との世論を作っていった。

Facebookでは、誰かがワクチンのリスク情報を発信したとたん削除される現象が起きていた。そのことについてCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は「当時、コロナワクチンの副作用に関する記述があれば削除しなければならなかった」と証言。

国やマスコミは、「接種率が下がる」との理由から、mRNAワクチンのリスクに関する情報を発信・報道せず、タブー化し、「思いやりワクチン」として、接種することが善であるかのような空気を醸成した。子どもたちにも「摂取することで、高齢者を守ろう」「おじいちゃん、おばあちゃんのために打ちましょう」と呼びかけた。
これは倫理的に、やってはいけないことだった。

「ワクチンが原因であるとの明確な因果関係は認められない」として薬害やリスクを隠蔽し、それに異議を唱えるものたちは「反ワク」という言葉で抹殺した。

だが実際は数々の健康被害が報告されている。
2回目の接種後、死亡。
致死性の不整脈。心筋の断絶。
心筋が溶けて死ぬなど、考えられない。
死因として、血管系、心臓障害など。
接種後、吐き気から始まり、3年以上、寝たきり。
健康体だった消防士の男性は4回目接種後、動けなくなり、今でもゆっくり歩くのが精一杯な生活で「元気な時にもどりたい」というのがいちばんの望み。

2200件の死亡報告。99%が評価不能。

接種後数日で、それまで健康体だったスポーツマンの若者が亡くなった。
若い男性の心筋炎が増加。

年齢調整死亡率が2021年に跳ね上がった。

健康被害が出る人と出ない人がいるが、それは体質による。
症状の改善にビタミンDの摂取が有効なケースがある。

接種後、免疫にブレーキをかける物質(lgG4)が増殖した。

接種開始後、膵臓がん、白血病、卵巣がんなどの患者が激増した。
多発性のターボ癌を患う人が続出した。

ワクチンの後遺症によって歩くことさえままならなくなった、育児中の元看護師の女性が国に対し、本来は自分が子どもたちをサポートしていく立場なのに、今は逆に子どもたちに支えてもらわなければならない生活になったと涙ながらに訴える姿が胸に迫った。

19歳、20歳で、寝たきりになっている被害者がいる。そんな患者をみている医師が「逃げるわけにはいかない」と涙ながらに訴えていた。

日本で接種されているワクチンは、ウイルスを構成するスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質 )の遺伝情報(mRNA:メッセンジャーRNA)を脂質の膜に包んだmRNAワクチン。

この「スパイクタンパク質」が毒性を持っているという論文は世界に3000以上あった。

mRNAワクチンは以前から失敗してきたにもかかわらずコロナ禍に乗じて特例承認され、結果、薬害を広げた。今回の間違いを正しておかないと、また同じことを繰り返す。

だが、現在の日本には(影響力を持つ上層部には)権威に従順な学者しかおらず、情報統制されている。そこのメンバーが変わらない限り改善は期待できない。

医学を志す者たちのモットー「害をなすことなかれ」は、“医学の父”と呼ばれる古代ギリシアの医師ヒポクラテスの教えに由来し、医師は自身の能力と判断に従って患者に利益をもたらす治療法を選択し、決して害となる治療法を選択してはならない、とされている。

もしも「害」になると知っていて国民への接種を推進したのだとしたら。。。

ひげしっぽ