「一本の映画としてクール」ザ・フー キッズ・アー・オールライト sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
一本の映画としてクール
The Whoは、今でもたまにSpotifyで聴く。そんな時目に飛び込んできたのが、映画館に掲示されていた今作のポスター。40年程前、先輩の下宿で、ライブビデオを観て盛り上がっていた頃を思い出し、懐かしくて鑑賞。
とにかく、演奏場面を大事にしたつくりがなされているので、どっぷりと浸り込んで観られるし、所々に挟まれるインタビューシーンによって、楽曲の解像度があがる構成がよく、全曲、歌詞の字幕がついていたところもありがたかった。
自分はすっかり、The Who=モッズと思い込んでいたのだが、今作の中でピート・タウンゼントが「モッズに気に入られたのは、攻撃的だったからだ」とインタビューに答えていて、「彼の中では、モッズに対して全然距離感あるんじゃん」というのが一番の衝撃。
改めて、メンバーたちがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねている「さらば青春の光」を観返してみたくなった。
今作を一本の映画として観ると、「マイ・ジェネレーション」の意味が反転するつくりと、「キッズ・アー・オールライト」で締めくくるというクールな視点に痺れた。
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ひろちゃんのカレシさんのコメント
2025年10月13日
コメントありがとうございました。
CSIはプロデューサーがザ・フーのファンなのだそうですね。因みに私はヴェガスのサラが贔屓です。
それはともかく,おくすりに手を出さなかったのはロジャーだけだそうですが,彼のマイク振り回しは,暴れ過ぎるキースやピートとのバランスとるためになんだか無理してやってるみたいに見えました。