ザイアム　バトル・イン・ホスピタルのレビュー・感想・評価

気候変動、作物不作、遺伝子組み換え、昆虫食、人が食べていくことも困難な世界。
生きにくい社会で、変な怪しい魚を食べたことでゾンビに。
人を食べて食べられた人もゾンビになる、ありがちなストーリー。
魚由来だからか、水を浴びると生き返る。

ハッピーエンドは期待外れで、絶望的。

あれ。今の世界に似てませんか？笑

バンコクの大病院にゾンビが現れ、政府はビルそのものを爆破することに。
主人公はムエタイの名選手で、恋人の女医を助けに病院に入り込む。
ゾンビはかなりエグイものの、一応理屈はある。

ある魚を食べた事でゾンビ化が広がり、病院を舞台に元ムエタイ選手であるシンの死闘が始まります。

タイのゾンビは動きが機敏でスピード感があって韓国ゾンビに近いものがあります。少し前に公開した「哭戦」もタイゾンビの映画でしたが、リアルなもぐもぐタイムがあって少し驚いたのを覚えています。

主人公のシンは恋人であるリンが働く病院が騒ぎになっていると知り駆けつけるのですが、元ムエタイ選手ということもあって、拳とキックでゾンビを倒していくという強者です。

ストーリーは単純ですが主人公のおかげで新感覚ゾンビ映画を味わえました。

ゾンビとの初遭遇、頭が弱点と解って肘でゾンビ撃退！あがるーー！

鍛え上げた肉体、さらに肘や膝にプロテクターとかつけてさ！ばったばったとゾンビをグシャっと…ゾンビを……ねぇ、うん

もっとムエタイアクションが欲しかったです。中盤以降のシリアスとか少なめで良いからゾンビを素手で無双して欲しかった…

でもその辺のゾンビ映画より断然面白いし続編ありそうなので続きが見たいです。

ゾンビ映画はだいたい同じやけど
幾つか違ったところは印象的やった
第二段階変化は新しい
助かりそうやのに走らんのはわからん
で、もしかして生きてるのかな

タイのゾンビものは初めて観たがめっちゃ面白かった！タイのホラーは勢いがある！絶望的な話の中にも勇気と希望があって終わり方もよき。ネトフリはたまにこーゆーおもろいもの出してくるね