劇場公開日 2025年8月1日

「原発が安くて安全でクリーン?」未来への警鐘 原発を問う りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 原発が安くて安全でクリーン?

2025年8月25日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

多くの国で、地球の気候変動対策として石化燃料の火力発電所から再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーへの転換を図ってきた。再生可能エネルギーへの世界の投資額は約3兆ドルに達し、太陽光発電は8割、風力発電は5割コストが下がったものの、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶとの事。
地球が気候変動とエネルギー不足の課題に直面するなか、ストーン監督は自ら原子力発電所などへ足を運んで取材を行い、いま人類が選ぶべきエネルギーとは何かを問いかけ、結論として原発推進、を提言してる作品。

原子力発電がこれからの明るい未来なのだという作品。
全てが安全に運用されればその通りなのだろうが、不具合が起きた時はどうなんだろう?
そこが気になる。
被爆国日本の広島に住んでいて、福島の津波による原発の廃炉も進まない現状から、原潜の安全性を持ち出されてもなかなか納得いかない。
ロシアの放射能に汚染された湖などの例もある様に、使い終わった家庭用原発の処理にどうしても懸念が残る。

りあの