「地球に優しい生き方をどう具現化するか」未来への警鐘 原発を問う AWMRさんの映画レビュー(感想・評価)
地球に優しい生き方をどう具現化するか
てっきり福島などの原発の怖さを主張するのかと思っていたら、まったく違ってた。
過去の「ニクソン」などの政治映画だと難しかったが、これは待ったなしのテーマであり、見逃せなく、自分の生活に関わることでもある。ただし、いつものオリーバー・ストーンのように、情報量が多く難しいところもある。それでもぐいぐい押して来る。
観ながら少しずつ、何を訴えたいのかがわかってくる。それもこの作品中にあるように、イデオロギーや極端な政治信条ではなく、普通の人の立場に立った感覚で訴えて来る。
今もテレビで「地球に優しい生き方をしましょう」と言っているが、では何をせよと言うのか。ゴミを減らす、食べ物を残さない、公共交通を使う、と言うレベルの話では地球の問題は解決しない。
まずは、みんなの意識を変えないといけないと思う。そして何を実現すれば良いか、それに対しチャレンジしている人はいるのかを物語る。
私はこの映画を観て、目覚めさせてもらった。但し、この真面目な映画を観る人は少ないから、世間の意識は変わらないし、そう甘くはない。それでも最後は少し希望を持たせてくれて良かった。
必見。
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