「福島どないやねん」未来への警鐘 原発を問う 大阪のDENさんの映画レビュー(感想・評価)
福島どないやねん
話の本筋から逸れるが先ず地球を含む太陽系はいきなり超新星爆発から誕生した訳ではない、雑過ぎる。
(その辺のプロセスは上坂浩光監督作品"HAYABUSA -BACK TO THE EARTH"に詳しい)
長い時間をかけてキュリー夫妻から始まる核の歴史を辿りつつスリーマイル島原発やチェルノブイリ原発事故にも触れるが、何故ドイツが反原発に舵を切った決定打になった東京電力福島第一原子力発電所の事故には触れないのか?
私が注意力を失っている間に見逃したので無ければ片手落ちではないか?
また、ウラン鉱山における残土の問題もスルー?
地球温暖化の問題は決して無視できる問題ではない、所謂再生エネルギー源の「欠陥」にも長い時間をかけて触れているが先の2点に触れないのは残念。
何より核エネルギーにせよ再生可能エネルギーにせよ「弱い者に皺寄せが行かないようにしろ」って言えないんですかね、それが無ければ手放しでこの話には乗れんわ。
ただ、ヴァンゲリスの音楽は良かった。
退屈とまでは言わないがあまり他人に薦められる映画ではなかった。
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