劇場公開日 2025年9月19日

「人間ミシェル・ルグラン」ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家 マヤクロ2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 人間ミシェル・ルグラン

2025年10月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

ミシェル・ルグランというと「シェルブールの雨傘」「風のささやき」「思い出の夏」。
美しいメロディの曲を創る作曲家のひとり、のイメージ。
この時代…70年代はポップスも映画音楽も名曲ばかり、そういう作曲家、編曲・演奏家たちが溢れていた。
来日公演の時、渋谷オーチャードホールに行った。
2007年…18年も前のことになるのか、、
数々の名曲のオーケストラ演奏を聴きたかったのだが、半分くらいは本人と氏の姉 (だったと思う) の歌、だった。
少しがっかりした、、
中・高時代から、フランシス・レイ、ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブル等、フランスのオーケストラに夢中になっていたので、同様の公演を期待していたのだ。
しかし、今回のドキュメントを観て、その辺のことが理解できた。
ルグランは〝彼ら〟の才能プラスαの人だということが。
そういう人物は、変わり者…というか、わがままな人が多いもの。
そうした部分も含めて、人間ミシェル・ルグランという天才を生誕から昇天まで、素晴らしいドキュメントになってると思います。
とことん、音楽家として生ききったのだなと。
死ぬのは舞台の上で、、と言われたりしますが、それをほぼやった人なのではないかと。
それと、日本をとても愛してくれていたようで、嬉しいです。
ドキュメント好きな自分にとって、フランシス・レイやポール・モーリアのドキュメント映画も観てみたいものです。

マヤクロ2