この本を盗む者はのレビュー・感想・評価
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世界観は好きですが、叔母さんの処遇が・・・
静かなミステリーを期待して鑑賞しました。
冒頭、主人公の住む陸の孤島のような街。商店街の様子など興味津々でしたが、途中からラスボス風のお婆さんが何を目指しているのかよく分からず、分からないまま最終決戦に。
やはり最後は壮大なバトルになってしまいましたが、「本」の物語であれば、もっと静かな心理戦でも良かったと思います。
あと、こういうったファンタジーものは、設定がうまく呑み込めず、どうすれば解決なのか分からないまま、派手なバトルで最後は勢いや力業で終わるケースが多いですね。本作もそんな感じでした。
犠牲者ゼロで終わると思いきや、ひるね叔母さんが死んでしまい、さらに主人公以外の人々の記憶からも消えてしまう。これってかなり残酷な事では?
スタッフロール後に少しだけ救われましたが、それでも叔母さんは現世の人々から忘れ去られた存在のままなので、せっかくのハッピーエンドも素直に喜べない感じでした。
主人公と真白の再会は嬉しかったですね。
2人仲良く書庫で楽しく過ごしてほしいです。
期待以上
原作未読。
正月休み中に何か映画鑑賞をしたく、上映スケジュールを見ていたら、ちょうどいい上映時間帯に、予告でも少し興味があった本作があったので鑑賞。ただ、12月26日に封切した作品なのに、すでに1日1上映しかしていなかったので、あまり期待をしないで観に行きましたが・・・。
物語が始まると、ぐいぐいと引き込まれる・・・というか物語の展開が早い。無駄を一切省いたかの如く、怒涛のように話が進んでいきます。あれ、これってなんだっけ??この人は確か…?真白ちゃんの正体は…?ブックカーストって?ん、これはあの伏線…?なんてじっくりと考える暇をほぼ与えてくれません。
お話自体は、本の中に入り込んで、その本を盗んだ犯人…というか盗まれた本にタッチして本を元に戻すという単純な展開なのですが、登場人物が劇中劇よろしく全員同じ町の人が配役として出てきていたり(名前は作品ごとに異なるが気にならない)、深く人物は掘り下げられていないから、もとの性格はよくわからないけど、全く別人を演じているのがよくわかって、それが面白く、やもすれば同じ展開を見せられているはずなのに、まったく飽きは来ず(「BLACKBOOK」が作画も変わって面白かった!真面目にバカやっている感がたまらなかった)、先にも言ったように物語の展開は早いので、気がつけばあっという間に終盤、クライマックスに到達。真白ちゃんとのお別れは途中でちょっと予想できてしまったけれど、それでも、劇中劇の物語が全部父親の創作物だとかは予想できず…。ばあちゃんとの決着のつけ方も、あれはどういうことだったんだ?と鑑賞時にはすっきりと理解はできなかったけれど、タイトルでもある「この本を盗んだものは」にかけているところは「なるほど!」と感じました。
最後の深雪ちゃんはハッピーエンドが好きだから…の伏線回収も素敵でした。真白ちゃんにまた会えてよかったね!
期待していなかったのですが、予想以上にいい映画に出会えました。映像も音楽も素敵でした。
この作品、もっと人気が出てもいいのにな。惜しい。
【本を開くと、新しい冒険が待っている!】
鑑賞後に本屋さんに寄って原作本を買ったことは秘密ですよ(笑)
映画のスピード感とは違って、じっくりと冒険に浸ろうと思います。
85分の尺では圧倒的に足りないネタ
封切りから2週間も経ってようやく鑑賞しましたが、既に1日1回の上映となっており、今回も朝早くから家を出て片道1時間半かけて上映館に向かうという、貴重な休日なのに慌ただしい朝の上映でした。
本作はファンタジー小説原作で、コミカライズを経てのアニメ映画化でしたが、勿論色んな事情や苦労もあったでしょうが、ナゼたった85分という劇場版としてはショート尺の映画化だったのか。ソレがこの評価に至った1つ目です。
とにかく展開が早く、テンポが良いと言えばそうなの?ですが、そのせいでキャラの掘り下げが浅くて、内容もペラい印象が強かったです。
一人の登場人物(脇役)が数種類のキャラに変貌するチョッとした特殊性は本作のポイント(見どころ)だったのに、ソレも充分に活かしきれず何だか良く解らないと言うか、表現がキマってなくて薄い感じ。
また登場人物に対してではなく、観客に対しての説明?みたいなセリフも散見され、尺の短さが起因していると思われる弊害がそこかしこに現れてて、緩急なく転がる定速展開は却って観辛く感じました。
本来ならビジュアルと展開(シーン)で見せるべき表現を、時間短縮のためセリフで説明するってのは、個人的にはマイナスな部分です(どーでも良いシーンならともかく)。
監督は『ゆゆゆ』、構成・脚本は『かぐや様』を手掛けた、それなりの実績を備えた陣営をもってしても、尺の短さを乗り越えきれなかった様です。
オチがアニオリらしいのですが、どうにも強引に無理やり畳み込んだ印象で、感動のシーンもタメも程々に、チャチャッと終わっていく感じで‥‥
要は、この作品はせめてワンクールアニメにした方が良かったのかなと。
その方が日常パートが差し込めるし、各キャラをシッカリ肉付けできそう(より原作に忠実に創作できると言うか)。
もう1つの駄目要素は、今回も『タレント中の人』のツートップが全く以ってハマりませんでした。
KADOKAWAが性懲りもなくこう云う事してくるので、東山・諏訪部・千葉各位はじめとするプロとの違いが、むしろ痛々しく映る程に(マシロの方は、まァ、我慢できるレベルでしたが‥‥)。
その最たる部分、いい加減このお決まり表現は個人的にウンザリなのですが「ええェェーー!!」と絶叫するシーンがもうノイズそのもので‥‥
そんな訳で、ビジュアル自体は新興制作会社が手掛けたワリには、結構いい線いってて良好に思えたのに、上記の様な観覧客側には何らカンケーない(どうしようもない)、版元の都合で作品の『質』を落とす、非常に勿体なく思った作品でした。
読書愛好家向けのファンタジーアニメ
原作未読。タイトルが気になったので鑑賞。
主人公が次々と本の世界に入り込んでいって、不思議な体験をしていくというファンタジーアニメ。
ストーリーが、今まであったようでなかった設定で面白い。
ただ、1つ1つのエピソードや登場人物のキャラクターの描写が浅くて物語に入り込めないまま終わってしまった感があった。
テーマはシンプルで、本(物語)を読むことで別の世界を体験できるということと、本は(収集して秘蔵するのではなく)多くの人に読んでもらってこそのもの、ということだろう。本好きの人には、共感出来る作品だと思う。
声の出演者も違和感なく演じていたと思う。
しかし、この作品のターゲットは何十代なのだろう?という疑問が残った。
私が観た回の観客は、中高年男性ばかりだったのだが・・・
⭐︎3.7 / 5.0
昔のディズニーに感じた魔法みたいな何か
昨年はDive in Wonderlandによってモヤモヤさせられて、果てしなきスカーレットによって泣きたくなるほど失望させられたのでもう映画アニメでイヤな思い出しか残らない年になると思っていましたが、まさか年末にこんな隠し球が出てくるとは。始終ずっとワクワクが止まらない映画作品がとても久しぶりでした。
一番褒めたいところはやはり作画と美術。本の世界に入るというのがテーマで、様々な世界観とアートスタイルが見られます。CGとの親和性も抜群。ふと、この物語の一部でしか使わない3Dモデルをわざわざここまで作りこむのかよと、制作の本気度に感服しました。
ストーリー自体はそれほど不可解なものではなく、小学生でも難なく追いつけるようなファンタジーです。ちょっと惜しいなと思ったのは台本に間が十分に使われていなかったことです。会話が不自然に急かされている感じがしました。
登場人物はたくさんいるが、主人公二人以外は同じ顔の人でも世界によってはキャラが変わるので固定キャラは実質主人公二人だけでした。ほかの人はもし性格がちゃんと引き継がれていたらもっとよかったのかもしれません。(あるいは、ちゃんと引き継がれていて私が気づかなかっただけかも?)
そういう欠点を踏まえたうえで☆5としました。最終的に大事なのは満足感を得られたかどうかです。そして私は確かに満足しました。
アニメーション制作を担当した会社はかごかん。聞いたことない社名で、どうも4年前に始まった立ち上がったばかりです。ウェブサイトのデザインはセンスがあって、今後の作品に大いに期待できそうです。
本の物語を演じる町人たち&紡ぎあげ方が秀逸
小中学生にお勧めの一本
原作は本屋大賞ノミネート作だけあって、世界観やストーリーは申し分ない
原作未見なので比較はできませんが、たぶん原作はもっと面白いと思わせる仕上がりかと思います
主人公の真冬役は片岡凛、虎に翼で後半の重要なキャラ(二役)を演じてただけあって申し分ない
主人公を導く真白役は田牧そら、子役時代から演じてるだけあって違和感なく演じられてた
86分と全体的にも見やすくなっていて、小中学生でも集中して楽しめる
ただ、この時間に収めるために省略しなければいけない部分もあったのだろうなと思わせるけど、個人的には許容範囲内でした
しっかり作られた一本と言う感じ
この作品きっかけに読書を楽しむ子どもが増えるといいなと思いました
尺を長くするか内容を削るか
『ラスト・アクション・ヒーロー』が好きなんで。
特定の条件で発動する【本の呪い】
それはヒトが本の世界に閉じ込められるのではなく…
本の世界が飛び出してきて、街を飲み込むタイプ。
街の人々が、本の登場人物にエキストラやモブも含めそれぞれ配役され、まるで街ぐるみで行う演劇イベントの様に進行する。
絶対…愉しいヤツじゃん!🤣
物理法則も無視して起きる摩訶不思議な現象に、空想上の生き物まで現れる始末。
絶対…ウキウキするヤツじゃん!🤣
然し、其処は【呪い】だけあって物語が終わる迄に解呪しないと、トンデモナイ事になるからさぁ大変😱
本を読む時の醍醐味は、
やはり脳内で勝手に実写ドラマor映画化したりアニメ化したりして、登場人物の台詞を好きな声優さんや俳優・女優の声で喋らせたりしてほくそ笑んだりね😁
あるいは、自分だったら…こうしたりああしたりして事態を収拾出来るのに!って妄想に耽ったり😁
そんな時代も在ったなぁと幼少期を懐かしむ想いが、沸々と湧いてきましたよ。
にしても、あの妖怪みたいな勝ち気なババア…嫌いですねぇ🤣
イヤミス、ハードボイルド、ジュブナイル系SFファンタジー…どれも私好みの噺だったんでね😁
私は退屈しなかったです。
ブックカース…
可愛いらしい作品です。
予告の段階から小中学生向きかなと思っていたので、あまり深く考えずに観てきました。
一緒に観に行った小中学生の子は楽しめていたようでした。
ただ、私の知るブックカースはもう少しオドロオドロしたものだったので、予告や作品のタイトルを見ただけではブックカースと結びつかなかったです。
また、尺の短さについてコメントされている方も多いですが、私自身は子供向けとして尺の長さは変えずに、作品中の物語を絞って奥行きを出した方が良かったのかなと感じました。
思うところはありますが、人目を引くタイトル、登場人物は可愛いく、小中学生向けの本を1冊読んだような作品なので、本離れが進む現代の子供にとって本を読むきっかけになるかもしれない作品だと思います。
ただただ尺の短さだけが惜しい
個人的には大当たり。
見た目も性格も応援できるキャラクターたちと起承転結の物語があるだけで
作品として成立することを再確認させられた。
尺の都合でだいぶ端折られている感が見える部分は大いにあったけど、
この作品は目の肥えた鑑賞者が批評的に見るようなものではないように思う。
創作の世界での冒険を夢見る少年少女達にこそ
細かい設定の考察は脇に置いといて感性で見てほしい作品。
間違いなく満足感のある映画体験ができるし
足りない部分は原作や原作者の補足諸々で理解を深めていく余地もある。
主演の二人は拙さはありながらも一生懸命声を当ててるのが伝わるし
特に鼻につくような演技の違和感はなかった。
周りを固めるベテラン声優陣はさすがの演技力で安心感がすごい。
キャラも演技も物語も本当に作品としては良い要素が詰まっているだけに
時間の短さと駆け足感だけが本当に惜しい。
せめて100分あればもっとゆとりをもって描写することができただろうに…。
その部分で星半個減らしたけど、
詰め込まれた要素は濃密だったし個人的には大満足の作品でした。
ましろちゃんが本当にかわいい生き物すぎる。
青い作品
今年の1本目
原作は未読です。
一番感じたのは尺が足らないのかなということ。
現在の状況やブックカースの話を長々と説明する場面が何度かあったがそもそも普通の話ではないので言葉だけで全部理解するのが難しかった。
あと全体的にワクワク感が足りないことかな。
主人公が難題にぶち当たって苦労して解決していくという展開が分かりやすいのだが、そもそも深冬は本が嫌いだし無理にブックカースの世界に連れてこられたわけだし真白がいなければ解決できないし、なんかこう「深冬頑張れ!」という感じにならなかったんだよねえ。
最後も結果的に元に戻って良かったという感じなのだが人ひとり消えてるしねえ。
とにかく駆け足すぎて各世界の描写が薄すぎるので、これは絶対テレビアニメ1クールかけてやると面白いんじゃないかなぁとか思いました。
好きな感じ
本を読まなくなった大人へ——映画が教えてくれたこと
2026年の幕開けは、静かな余韻の残る邦画から。
本日 2026/1/1 に鑑賞したのは、映画 この本を盗む者は です。
📖 簡単なあらすじ
古い書物が集められた不思議な町を舞台に、「本」が盗まれることで物語が動き出します。
盗まれた本の中の世界に足を踏み入れながら、登場人物たちは謎を解き、過去と向き合い、やがて“物語を読むこと・受け取ること”の意味に辿り着く。
ファンタジーでありながら、どこか現実に地続きの感情が丁寧に描かれる作品です。
正直に言えば、原作はあまり面白いと感じられませんでした。
理由は、設定の魅力に比べて人物描写が平板で、物語世界に感情移入しきれなかった点にあります。
しかし映画版では、映像美と音楽、そして俳優陣の繊細な演技によって、その弱点が見事に補完されていました。
とくに“本の中に入る”場面の視覚表現は、文章では想像に委ねられていた部分を、映画ならではの力で豊かに広げています。
不穏さはあっても、恐怖に訴える演出は控えめで、大人が落ち着いて味わえる邦画ファンタジーに仕上がっています。
そして、観終わって改めて思ったこと。
本は、多くの人に読まれてこそ価値があるもの。
書棚の奥で眠るより、誰かの心に触れて、語り継がれていくことで物語は生き続ける。
この映画は、そんな当たり前でいて忘れがちな真理を、示してくれました。
派手さよりも、余韻。
新年の静かな時間に、心を整える一本としておすすめです。
記憶を消せばハッピーエンドになる、という雑さ
「説明しない勇気」と「説明しない怠慢」は、似ているようでまったく違う。本作は残念ながら後者に近い。
本にかけられた呪いにより、街ごと物語に飲み込まれる――導入のアイデア自体は悪くない。だが、その世界観やルール、制約条件がほとんど語られないまま話は進む。観客は「そういうものだから」と受け入れることを強いられ、理解ではなく諦めの姿勢で物語を見ることになる。
さらに厄介なのが主人公だ。異常事態に直面しても驚かず、疑わず、葛藤もしない。何でも簡単に受け入れる姿は、寛容というより思考停止に見える。主人公が世界を疑問に思わない以上、観客だけが取り残される構造だ。
登場人物の背景も極端に浅い。家族、同行者、街の住民――誰もが親切で協力的だが、その理由は不明。人間関係は「そう設定されている」以上の意味を持たず、感情の蓄積が起きない。結果として、家族の物語も表層をなぞるだけで、感情移入の回路が開かれない。
極めつけは結末である。何十年も家族として生きてきた人物が消え、しかも家族からその記憶ごと失われる。それを「ハッピーエンド」として処理する感覚には強い違和感を覚える。喪失を乗り越えるのではなく、最初から無かったことにする。これは救済ではなく、物語的な責任放棄に近い。
なお、声優の演技に大きな不満はない。問題は演技ではなく、感情を発生させるための脚本設計が存在しない点にある。幼児向けのようなストーリーで、存在消失や記憶喪失を扱い、しかし深掘りもしない。本作は結局、誰に何を届けたい映画なのかが最後まで見えてこない。
美しい絵と設定の種はある。ただし、物語として育てる工程が決定的に足りなかった――そんな一本だ。
おもんない
よかったところ
・固ゆで卵編で白黒映画調になる視覚効果
・展開が早く、飽きない眠くならない
・アニメーション、ドラゴンの爆発エフェクトよかった
暫定で2025年一番面白くなかった「不思議な国でアリスと」に比べてダントツでおもんなかった!
・コールドオープンはそこの場面でよかったのか
・街の住民の動機が「本は大事だから」一本で理解しづらい
・開幕ヘーゼルパーゼル、名称がいっぱい出てきて理解するのきつい
・お母さんの名前が出てくる場面あったけどいきなり出てくるから理解きつい
・各ステージのゴールがなんなのかわからない、猫を降ろせばいいのか?本を取り返せばいいのか?どの本を?
・セリフのみで説明を済ませていて理解しづらい(祖母が狐と契約する経緯)
・正直、死滅回遊編よりむずい
AIもバブルだけどこの意味わかんない作品が制作されるなんてアニメもバブルなんだなと思った。
小説では高い評価を得ているということで興味深く思った。読んでみたい。
全65件中、1~20件目を表示
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詳細は遷移先をご確認ください。







