劇場公開日 2025年10月24日

富士山と、コーヒーと、しあわせの数式のレビュー・感想・評価

全35件中、1~20件目を表示

3.0女子教育に尽力した島田依史子の自叙伝が原案…

2025年10月24日
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鑑賞方法:試写会

…にしては、関連性の薄い題材をあれこれ盛り込みすぎて散漫になった感が否めない。

学校法人文京学院の創立者である島田依史子(1983年死去)のことを今回初めて知ったが、明治35年生まれ、結婚・出産ののち22歳で島田裁縫伝習所(今の専門学校のようなものだろうか)を開いたというから、相当にパワフルな女性であったようだ。文京学院100周年記念の2024年に出版された『信用はデパートで売っていない ‐教え子とともに歩んだ女性の物語‐』が原案とされている。

本の紹介には、「現在の文京学院の創立者・島田依史子が、独力で女子教育の場を切り拓いた、希代の女性教育者の意志と覚悟を著した自叙伝」と記されていて、これをもとに現代が舞台の劇映画を作るなら、女性の教育や、女性が学んで知識や技能を身につけ就職したり起業したりといった話がメインになりそうだが、そこに注力した感じでもない。

コーヒーを淹れるのが大好きな大学生・拓磨(豆原一成)がやがてカフェを開く夢を持つ。その祖母・文子(市毛良枝)は、富士山が大好きだった夫・偉志(長塚京三)が生前に申し込んだ生涯学習カレッジに通うことに。拓磨の母・綾(酒井美紀)は海外長期出張もこなすキャリアウーマンでシングルマザーだが、文子との間に確執がある。拓磨の恋人でよき理解者の紗季(八木莉可子)は、希望する会社のインターンで忙しくなる。

高齢者が生涯学習を通じて世界を広げたり、女性が仕事と家庭の両立で苦労したり、専業主婦の母と働く娘の間で確執があったり、インターンの女子大生が職場で忙しくなって恋人に会えなかったりと、一応女性の学習や仕事にからむ題材を扱ってはいるが、どれも表層的な描写にとどまり、深掘りされない。

一方で文子の丁寧な暮らしぶりに偉志がいつも感謝していたことも描かれ、それはそれでほっこりするいいエピソードではあるけれど、女性の社会進出とはベクトルが別方向であり、これも散漫な印象の一因。

企業を夢見るキャラクターが女性なら、まだ原案との整合性があった気がするが、JO1の豆原一成の主演ありきの企画だったかもしれない。主題歌もJO1で、DXTEENの福田歩汰も出演しているが、JO1とDXTEENはともにLAPONEエンタテインメントに所属。キャスティングと脚本開発に大人の事情が影響した可能性もありそうだ。

本編100分にいろいろなエピソードがふわっと軽く散りばめられているので、あまり深く考えずに鑑賞するほうが幸せになれるかも。

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高森郁哉

4.0優しくほっこりできます☺️

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

余計な事を考えずに穏やかに楽しみたいって方におすすめですね😏

ムシャクシャした時にもおすすめ😊

それにしても、豆原一成は不器用な青年の役をやらせたら、他にいないんじゃないのっていうくらい、上手いですわ🥳

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おたか

4.5是非、ご夫婦で

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

市毛良枝さんと長塚京三さんのご夫婦を観るだけでも大満足。
回想シーンが出るたびに、じんわり涙が出てきました。
そして、最後は号泣。
祖母と孫がメインのお話しでしたが、祖父母夫婦が素敵すぎて、孫は霞みましたね。
孫役の子があまり上手くなくて、イマイチだったんで、-0.5。
こういう日常の延長的な作品は大好物です。
ご夫婦やカップルで是非。

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マイマイ

3.0夢が叶うと

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

良いですね。好きな事を仕事にすれば多少の苦労も乗り越えられるでしょう。おばあちゃんんもおじいちゃんの思いがわかって良かったですね。

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ごっとん

5.0あったかいコーヒーが飲みたくなる映画

2025年10月26日
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初めて祖母にコーヒーを入れる時の、拓磨の目。
大学に通うことを決めて、皆さんに挨拶する時の文子さんの目。
自信を持って進もうとする2人の目が好きでした。
毎日の何気ない生活を大事にしようと思えたり、家族だからこそ言葉にしてその時に伝えないと長く長く壁が出来てしまったりする。

最後にあったかい気持ちになると同時に、美味しいコーヒー飲みたい!って思う映画でした。
エンドロールに流れる主題歌もとっても良かったです。

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akairo530

5.0夫婦愛に感動

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

豆原一成くんがW主演ということで観ました。
最初から文子さんに感情移入してうるうるして、最後の富士山での祖父の絵手紙の所では嗚咽をこらえるのがに大変なくらいでした。
家族のそれぞれの関係性もリアルだからこそ考えさせられる内容だったと思います。

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ポン猫

2.5コーヒーパーリー

2025年10月26日
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単純

幸せ

シンマの母親が仕事で海外に行くことになり、祖父を亡くして一人暮らしとなった祖母の家で暮らすことになった大学生と、祖母の話。

母親と婆ちゃんの関係があまりよろしくない影響で、自身も婆ちゃんとは気楽に話せる感じじゃないとか言ってる主人公が、wi-fiのパスワードを調べに爺ちゃんの部屋に入ったら、婆ちゃん宛に自分の通う大学への入学案内が?そして脳トレ好きだった爺ちゃんの手帳に謎の数式が?と始まって行く。

その設定必要だった?という主人公と婆ちゃんの距離感の詰まり方から始まって、婆ちゃんの生涯カレッジ通いもストーリー上はちょっと浮いている感じはあったけれど、コーヒー大好きタックンが、背中を押されてまずは資金を…。

いくらだったのかは解らないけれど、まあ、そりゃあそうなるよね(´・ω・`)

婆ちゃんよりも母ちゃんが強烈だし、話しを聞けば数式はすぐに解けそうだし、なんで爺ちゃんだけそこと関係ない+4枚?と、色々思うところはあったけれど、なかなか面白い家族愛のお話しだった。

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Bacchus

4.0手に届く幸せの大切さ

2025年10月26日
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泣ける

幸せ

温かい日常を切り取った映画だった。
どこにでもいそうな家族で、肩ひじ張らない日常風景を見せてくれる役者さんに感動しました。
日常の街の風景の切り取りも素敵で、コーヒーは香りまで伝わってきそうな雰囲気。
富士山が随所にあり、コーヒーの香りと壮大な自然と日常的な人生のマッチがよかった。
「女性が学ぶこと」「女性の社会進出」などについては触れられているものの伝えたいことは私にはわかりませんでした。また、この部分については原作のせいか、すこし古い考えが多かったように思います。
いずれにしても手の届く範囲にある幸せに目を向けて過ごしていきたいなと思わせられた作品でした

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フレトー

5.0心に響く映画

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

何気ない日常の大切さ、家族の絆、夢を追う大切さ、全てが自然と合わさって 心が震えた。
キャストが良く W主演の市毛さんの暖かさの中に芯がある演技光っていました。JO1の豆原一成くんの 臆病だけど夢を追う優しい青年、好演でした。
JO1の ひらくがとても良かった。

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さと

5.0沢山の人に届いて欲しい作品

2025年10月26日
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泣ける

笑える

幸せ

プレミアム先行試写会にて観ました。

序盤は孫と祖母の交流を中心に描いてるからゆったりとした時間が流れていて面白さは正直ないんだけれど富士山よりも大きくてどんな陽だまりよりも暖かい愛に気づいた時涙が止まらず終わった後もなぜか涙が止まらず一緒に来ていた友達にごめん涙止まらないからちょっと待ってと言おうと隣見たら私以上に泣いてて2人して座席からしばらく動けなかったです。笑

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an

5.0全世代に見てほしい作品

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

誰が見ても何かしら刺さる映画
とにかくたくさんの人に見て欲しい
すごく大切なことに気づかされる!!

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まき

5.0幅広い世代に共感される映画

2025年10月26日
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とてもゆっくりと時間が流れているような映画
市毛さんと長塚さんの夫婦のシーンが、ガラッと雰囲気が変わって、素敵な夫婦の日常でとても良かった。
豆原くんの自然な演技とちょっと頼りない孫の演技が映画の中に溶け込んでいてしっかりと軸を作っていたように思える。
若い人も、市毛さんと同じ年代の方々もみんなどこか心に刺さるそんな映画でした。鑑賞できて本当に良かった。

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グラタン

3.0ほのぼの

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

大学生とおばあちゃん、時々母親の家庭内の対立を亡くなったためおじいちゃんがきっかけで解消していくほのぼのしたストーリー。だまされたりもありそっちの対立に進むのかと思ったが違う方向での対応に温かいものを感じた。考えかたを改めさせられますね。

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ショカタロウ

4.0好きに出会えたことに感謝だな〜

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

母の出張のせいで始まった祖母と孫との同棲生活。
2人の視点から、各々が抱えていた「やりたい」ことに対して、一歩を踏み出すことに抵抗していたが、祖母から始まり、それで変わった彼女に後押しされる形で孫も一歩前進する。
勇気をくれる作品だった😊

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シャルコー_Charcot

5.0市毛良枝恐るべし。

2025年10月25日
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癒される

ありそうな話なんだけれど、とにかく脚本がイイなあ。市毛良枝✕長塚京三、無敵コンビ。

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あくび

4.0好きなものに出会える幸せ

2025年10月25日
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観ている間、心が落ち着くのを感じた。
消費される時間の中で、何を選びとるかということは悩ましい問題だけど、確かに、好きなものに出会えること自体が珍しいことだから、大切にしたい。

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由由

3.55合目

2025年10月25日
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田部井さんの前に見たほうがいいかなと思い鑑賞
女性の自立、生涯学習のお話なんかなと思ったら、三世代女性出てくるけどそうでもなく
家族に素直に気持ちを伝えるのがテーマなんかな
ちょっと大学とそれぞれの生活圏の位置関係が謎だけど(近いの?)
祖母のお茶、お孫ちゃんの☕美味そう
🗻が繋いでくれた、祖父がとても品の良い素敵な旦那さんだった
🗻は途中でも壮観な眺望、人生も

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ゆう

4.0愛の力はすごい!

2025年10月25日
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泣ける

幸せ

癒される

最後、祖父の大きな愛が全てを溶かしてしまった。実は私の個人的なわだかまりも一緒に溶かしてくれました。
印象に残ったのは若い2人のデートシーン。祖母がキラキラしてると話し合ってたが、2人こそはつらつとしてキラキラ輝いていた。このデートシーンはとても美しかった。

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iron

5.0信用はデパートで売っていない

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

素敵な優しいサプライズに感涙の秀作。素晴らしい出来映え。祖父が遺した人生の楽しさを数式に込めた思いが、僕と祖母の毎日を輝くものに変えていく。

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DnaH

4.5じんわり

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

何度か予告編は観ていながらも、特に惹かれるものはなかったのだけど、『オオムタアツシの青春』を観に行った時に、東京ではシネスイッチ銀座での上映だと知り、観ることにした。
ミニシアター全盛だった世代には安心と信頼の劇場。

ちょいちょい演出に見え隠れする、昭和のホームドラマ感がなんとも心地よい。
しかし、デート中の商店街の「鮎の天ぷら最中」という、どういうことなのか分からない看板に、気もそぞろ。

コーヒーがメインのひとつなのに、淹れるシーンが横からばかりで、カップが深くて淹れたてコーヒーが見えないのはちょっと勿体ないと感じた。
せっかくなら、コーヒーの香りを想像できるような、帰りにコーヒーでも飲んで帰ろうかと思うカットがあれば良かったかな。

急にキナ臭いエピソードもありつつ、おばあちゃんと孫が夢に向かう姿にほのぼの。
「好きと言える時点で半分届いてる」といった刺さる名言も。
そして数式の秘密が解けて、おじいちゃんが何気ない日常に幸せを感じていたことにウルッときた。
地味だけど良い映画。
筍の皮を剥くキュッという音は苦手。

『白線流し』を号泣しながら観てた世代には、あの可憐な少女がお母さん役か。
なんとも感慨深い。

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