エレベーション 絶滅ラインのレビュー・感想・評価
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“静かな場所”は空から、今作は…
土の中から!こんにちは!
いよいよ地底人襲来か!って楽しみにしてたのになぁ。
なかなか姿を見させないながらも、
演者の緊張感や緊迫感、
ソレらの特徴を画やセリフで示すことで、観ているコチラにもソレの脅威を的確に伝えてくれる巧妙さ…好き😁
クワイエットん時も、終盤でマーズアタック並みの大逆転の場外ホームランを見せてくれましたが、
今作でも、ソレらを葬る一発逆転の起死回生があって、
やられっぱなしは性に合わない人には、シビレる展開かと。安直だけどもね。
なんか人類の安全圏が標高2500m以上らしいから、
山ばっかの我々日本なら、案外助かってるかも?
う〜ん、ないか。
中部地方の人は早く逃げ切れるかな?
全米トップ10入りのサバイバル・ホラーということで鑑賞。
リーパーという謎の怪物が、地下から出現。人類の95%が死滅して3年後の世界を描いた作品。
リーパーの本当の正体が解らないのが、ハラハラします。リーパーは標高2500メートル以上には来れないのが弱点ですので、日本だったら飛騨山脈に2500 メートル以上が多いので、中部地方の人は早く逃げれば助かるかもしれませんね。でもそこで生きていくのは前途多難ですね。
リフトでのリーパーとの攻防戦やトンネル内での戦いは、ハラハラドキドキでした。
今作では終結していないので、恐らく続編があるかもしれませんが、興行成績によってはビデオスルーや配信だけになる可能性が大かもしれません😭。
Here we go!
標高2500m以上の山岳地帯で暮らす残りわずかな人間と標高2500m以下に住み着くリーパーと呼ばれるモンスターの話。
息子ハンターの喘息薬が尽きそうな為、標高2500m以下にある病院を目指し、父ウィル、近隣女性の元科学者ニーナとケイティの3人で山を下りる事になるが…。
作品雰囲気は悪くない!だけど眠い。
眠いながらに観てて何故リーパーは2500mのラインが解る!?がずっとあって。
観進めればなるほど!
とりあえずニーナいなければ主人公パパ駄目じゃん!で、ニーナの賢さと研究熱心さがあったからこそって感じの展開でしたね。
リーパーの正体と倒し方は解ったけれど黒幕は!?だから続編あるのかな。評価は☆3にしたけど普通に楽しめると思う。モンスターより銃声の音にビクついた(笑)
初歩的な疑問が拭えないまま話は進むのだが、もっと練ることができれば化けたように思えた
2025.7.30 字幕 アップリンク京都
2024年のアメリカ映画(91分、G)
謎の生物によって高地に追いやられた人類を描いたSFスリラー映画
監督はジョージ・ノルフィ
脚本はジョン・グレン&ジェイコブ・マーロン&ケニー・ライアン
原題の『Elevation』は「標高、天頂」という意味
物語は、謎のモンスター「リーパー」によって、人類の95%が死滅した世界を舞台にして、標高8000フィートにコロニーを作っている人類が描かれて始まる
リーパー出現から3年後、人類は8000フィート以上が安全圏であると気づき、そこに保護区域を作って生活をしていた
その中のひとつ、コロラド州フロントレンジにある「ロストガルチ避難保護区」では、肺疾患を患う息子ハンター(ダニー・ボイド・Jr)を一人で育てている元鉱夫のウィル(アンソニー・マッキー)がいた
彼の隣家には、リーパーの研究を行っている科学者ニーナ(モリーナ・バッカリン)がいて、彼女はリーパーを倒せる銃弾を模索していた
ある日のこと、コロニーを離れて近くの居住区を見に行ったハンターは、境界線下へと行ってしまい、リーパーに追われることになった
何とか逃げることに成功するものの、元から肺が弱かったハンターは発作を引き起こしてしまう
酸素投与で乗り切ったものの、ボンベに使うフィルターが残り少なくなり、境界線下にある病院から補充せざるを得なかった
そこでウィルはニーナに付いて来てもらうように頼むと、ウィルの友人ケイティ(マディー・ハッソン)も志願してしまう
やむを得ず、集落の知人ハンナ(ショーナ・アーブ)にハンターを預けて、3人はフィルターのあるボルドー市の病院へと向かうことになったのである
映画では、モンスターの全貌はほとんど説明されないのだが、わかっている範囲だと「8000フィート以上には来ない」「食べるのではなく殺すだけ」「銃弾が効かない」「人間が吐き出す二酸化炭素を感知する」というものが会った
それらは全て「プログラミングされたもの」というネタバレがあるのだが、その目的と製造者に関しては「匂わせ」で終わっている
このあたりの科学的な設定をどこまで必要とするかは何とも言えないが、ここまでざっくりとしてしまうと考察のしようがないように思える
一応は、埋め込んだ主らしきものが乗っていると思われる宇宙船のようなものが描かれるのだが、これも「望遠鏡で覗いたら3つの光のようなものが近づいている」ぐらいしか描かれていない
前述のモンスターをどの時点で仕込んだのかも想像の範囲で、それらを包括しても「プログラミングされたもの」で片付けてしまう潔さはあった
ただし、そう言った部分よりも不思議だったのは、「彼らが正確に8000フィートラインを引いていること」であり、保護区に逃げ込んだ人々が無線で情報を共有していても無理筋に思える
大した機器もないし、ラインを引くためにはリスクを犯さなければならなくなる
擲弾(手榴弾を小銃に取り付けて発射させるもの)が効かないとか、コバルトと酸化マグネシウムを混ぜたもの(金属とセラミックスなので常温常圧では反応しにくい)を塗れば相手のバリアみたいなものを貫通するとかは「そうなんだ」で済ませられるが、ライン引きに関しては「どうやって引いたんだろう」というのが付き纏ってしまう
さらに、二酸化炭素を感知するとのことだが、馬も他の動物も二酸化炭素を排出しているので、人間を特定できる理由は必要だったと思う
何が違うのかは色々とあるものの、そもそも「二酸化炭素ではなかった」というネタバレがあっても良かっただろう
この映画に出てくる全ての対応策に関しては「その世界の住人が盲信しているもの」に過ぎないので、そう言ったものが覆される展開が必要だったのではないだろうか
いずれにせよ、設定などは面白く、緊迫した展開があるものの、随所にツッコミどころが満載すぎて集中できない映画だった
普通に観ていて疑問に思うところをいくつか解消するだけでマシなシナリオになったと思うので、詰めが甘いだけのように思う
映画内で「宗教を信じるかどうか」というエピソードもあったので、なおのこと「信じているものを見誤る怖さ」を描いた方が良かっただろう
個人的には「二酸化炭素」も「8000フィート」も嘘だったという展開があって、それは大気の濃度によるというものの方が良かっただろう
8000フィートを超えたあたりでリーパーだけが感知してしまう何かがあって、それが弱点でも良かった
そして、その標高に人が増えて「何かの濃度が変わるためにセーフティゾーンではなくなる」という方が理に叶うのだろう
それは人類を分断状態にすることでリーパー側の安全を保証する意味合いにもなるし、何かを信じて団結する人類が一番怖いというメッセージにもなるので、ラストの反撃にも繋がって、うまくまとまったように思えた
Quandata
アンソニー・マッキー主演、しかしジャケットや予告がどう見てもB級映画!
マッキーはたまにこういうのに出ないといけない体なんでしょうか、ファンとしては嬉しい限りですけども。
特典は本国版チラシでした。
そして内容もしっかりとB級という、期待にしっかりと応えてくれる仕上がりでした。
尺のコンパクトさも含めてちょうど良いB級映画でした。
本来ならDVDスルーされそうな作品を映画館の大スクリーンで観れるのは興奮しちゃいますね。
内容は至ってシンプル。
標高2500mを下ったらモンスターが襲ってくる世界で、主人公の息子が肺の病気持ちで、薬が切れそうなので薬のある場所まで取り行きましょかという感じのモンスターパニックものです。
主人公と女性2人で挑むサバイバルではあるんですが、序盤は女性2人がやっかみあっているのでマゴマゴしていて面倒ですし、キル数が少ないのが確定しているのも惜しいなと思いながら観ていました。
リフトを使っての移動のシーンは中々に緊迫感がありましたし、モンスターのリーパーも頭を使った妨害をキメてくるので良い具合にハラハラさせられました。
そこからのトンネル抜けて反対側に出ましょうといったところでまた揉めるんですが、抜ける途中で2500m下る場所があるよってのを黙っていたので、そりゃ揉めるわって内容でやんややんや言い合っていました。
そこからトンネル内での攻防、抜け出してから薬を取りに行くまでのスピード感満載の展開、派手な爆発などもあり序盤に比べれば楽しくなっていました。
若干感動的な方に持って行こうとしてたのはノイズでしたが笑
リーパーを倒す銃弾を開発したで!となってからのどう駆逐していくんだろうというワクワク感は束の間、めちゃめちゃ引きの画でモンスターが爆発していく様子を見せられるという残念仕様。
しかもそこから隕石みたいなものが空から降ってくる様子を眺めながらのエンドロール突入というよく分からん謎を残していく、続編をやりたいのかぶん投げたのか曖昧なのもB級映画だわ〜ってなりました。
リーパーの造形は中々にキモ活かしているんですが、量産型かつ移動も攻撃もワンパターンなのもあって、そこまで魅力が感じられるものではなかったです。
正体のネタバラシは意外すぎて面白かったですし、それならば知能的な行動も納得やなとなりました。
ロケーションは最高に素晴らしく、山の美しさがこれでもかってくらい映されていましたし、ドローン撮影のスピード感も良きでした。
「クワイエット・プレイス」みたくDay1が観たくなる出来ではあったんですが、構想的には続編だろうなとは思っているのでかすかに希望を抱いておきます。
まぁこういう映画もたまにはいいでしょうとなりましたし、クーラーガンガンの劇場で観れたのでオールオッケーですねという事で劇場を後にしました。
鑑賞日 7/29
鑑賞時間 14:00〜15:36
Emulation
設定と状況の整合性が終始引っ掛かってしまった。
息子の薬を求めてラインを越えるのは分かるけど、日帰りできる距離でもないのにゼロまで放置?
集落も、3年で世帯ごとに家を持つのは無理だろ。
食料や水がもつとも思えないし、その割に酒をはたき落としたり大切にしてる様子もない。
詳しい状況は描かれないが、ほぼ着の身着のまま逃げざるを得なかったハズなのに物資が豊富なんですよ。
あの山では弾薬とかも採れるんですかね。
リーパーが強すぎるのも面白くない。
「後ろにいるかも」となって銃を構えるけど、効かないんだから止まらず逃げの一択でしょ。
防御力に対して攻撃力は坑道を崩せないレベルなので、侵入を防げる施設もありそうだけどなぁ。
1ヶ月で人類の95%が殺されたほどなのに遭遇率低いし、最後以外は一体ずつしか出てこない謎。
というかその95%とかの情報はどうやって知ったのさ。
本当にそうならもっと死屍累々でないとおかしいし。
機材もないハズの環境でニーナは着々と生態を調べて…ってか“物理学者”が“生態”を調べてるの?
エイムも神だし、万能キャラすぎませんか。
キャラはみんな自己中で応援できないし、ケイティは明らかに死体要員だよね。
リフトのくだりは、同じとこに乗る必要ないんだから別のやつの座面に降りろよ、と。
リーパーの正体はいいんだけど、鱗で分からんもんか。
結局出どころは分からず終いですが、最後に星を見てたし、まさかの続編で宇宙戦争?
何事もなく帰るだけなのに「ニーナの車もダメ」なんて台詞をわざわざ入れた意味は?
新しいシチュエーションだけに腐心してないで、ちゃんと頭使って脚本書いてほしい。
怪物くんは意外な子たち
全米TOP10入りという微妙な宣伝をしているが、正直初登場7位程でも初週興行収入は数百万ドルの為、そこまで低予算では無いだろう本作もそれなりに上の方にいなければ爆死決定である。何位だったのかは認知していないのだが、嫌いな物語では無いので少しはヒットしていて欲しいところだ。新生キャプテン・アメリカとなったアンソニー・マッキーだが、銃火器を使用している姿が良く似合う。だが本作では彼のアクションをメインにした物語では無い為、特段際立つ演出もない様に思えたが、息子を救うべく奮闘する姿には胸を打たれる。
メイン所の登場人物が3人しかおらず、迫力あるドンパチは期待できないが、見せるところはしっかり見せていた印象であり、予算内で頑張っていたのだろう。だが、"行動制限系スリラー"との異名を持つ、「クワイエット・プレイス」には及ばない。同作のプロデューサーが本作にもクレジットされてはいるが、2匹目のどじょうは流石に無理がある。
だが、怪物の正体は意外なものであり、今後の展開は調理次第ではかなり面白くなりそうだ。それも第1作となる(...のかな?)本作の興行次第の為、どうなるのかは微妙な所だ。結局のところ怪物“リーパー"に支配されてから3年経過した世界を今回で綺麗さっぱり解決出来るはずもなく、続編ありきの展開で幕を下ろす。エンドクレジット中盤に現れる映像には「えっ?」となったが、序章と考えれば悪くない仕上がりだろう。これで終了では余りにも投げっぱなしだが、マニアックSF、「ダーゲストアワー 消滅」の様に尻切れトンボでさようならには絶対にならないで欲しい限りである。
追記:冒頭、怪物が襲い来る様を放送するニュースかラジオにて、背景画像に公開を控える「ザ・モンキー」の様な猿の人形が映る。しかも今にもシンバルを叩きそうな佇まいで…。これは何を意味しているのだろうか。
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