「Emulation」エレベーション 絶滅ライン uzさんの映画レビュー(感想・評価)
Emulation
設定と状況の整合性が終始引っ掛かってしまった。
息子の薬を求めてラインを越えるのは分かるけど、日帰りできる距離でもないのにゼロまで放置?
集落も、3年で世帯ごとに家を持つのは無理だろ。
食料や水がもつとも思えないし、その割に酒をはたき落としたり大切にしてる様子もない。
詳しい状況は描かれないが、ほぼ着の身着のまま逃げざるを得なかったハズなのに物資が豊富なんですよ。
あの山では弾薬とかも採れるんですかね。
リーパーが強すぎるのも面白くない。
「後ろにいるかも」となって銃を構えるけど、効かないんだから止まらず逃げの一択でしょ。
防御力に対して攻撃力は坑道を崩せないレベルなので、侵入を防げる施設もありそうだけどなぁ。
1ヶ月で人類の95%が殺されたほどなのに遭遇率低いし、最後以外は一体ずつしか出てこない謎。
というかその95%とかの情報はどうやって知ったのさ。
本当にそうならもっと死屍累々でないとおかしいし。
機材もないハズの環境でニーナは着々と生態を調べて…ってか“物理学者”が“生態”を調べてるの?
エイムも神だし、万能キャラすぎませんか。
キャラはみんな自己中で応援できないし、ケイティは明らかに死体要員だよね。
リフトのくだりは、同じとこに乗る必要ないんだから別のやつの座面に降りろよ、と。
リーパーの正体はいいんだけど、鱗で分からんもんか。
結局出どころは分からず終いですが、最後に星を見てたし、まさかの続編で宇宙戦争?
何事もなく帰るだけなのに「ニーナの車もダメ」なんて台詞をわざわざ入れた意味は?
新しいシチュエーションだけに腐心してないで、ちゃんと頭使って脚本書いてほしい。