「当然、ワイルダーのファンなら絶対マスト!」ビリー・ワイルダーは語る osmtさんの映画レビュー(感想・評価)
当然、ワイルダーのファンなら絶対マスト!
『お熱いのがお好き』のラストのセリフ…
本人的にはイマイチと思いつつ、結局それ以外にイイのが思いつかず、時間切れで撮影に入ったらしいが、ホントかな〜
でも、あの感じだとホントっぽいか。
確かにセリフだけ切り取ると「他にもっと気の利いたセリフあるだろ」と思ってたとしても、わからんでもない。
あの映画史に残る名シーン、結局はジャック・レモンに依るところが大きかったということか。
仮に彼以外でアレをやったとしても、確かに「クスッ」とはなったかもしれないが、あそこまで大拍手したくなるほどのラストには至らなかったと思う。
そんなジャック・レモンのプロとしての完璧さや、モンローの唯一無二の(ある種悲劇的な)天才ぶりや、ディートリヒの自己プロデュース力(自分がどう映るのか?スタッフ以上に熟知している)などなど語っていて、非常に貴重な思い出話を、予想以上にかなりノリノリで披露してくれている。
本作の監督&聞き手のフォルカー・シュレンドルフとは母国語のドイツ語でも話せて、思わず話も弾んでしまったか。
というか、シュレンドルフがワイルダーをノセてしまうのが上手かったのだろう。
でも欲を言えば、もっともっと沢山の技術的な話を聞き出して欲しかった。
『サンセット大通り』の冒頭のプールでの撮影テクニックなどは「おお、なるほど〜」だったし、他の作品に関しても幾つか披露してはいたが…
もっと色々とプロットのことなども含めてテクニカルな話、聞けたと思うけどな〜
というか聞けてはいたがカットしちゃっただけかもしれない。
そして、長いキャリアを短い言葉で振り返ったラストのアノ言葉!
いや〜カッコいいなあ〜
やっぱり筋の通った人でした。
全クリエイター必見!
しかし、コレ日本でDVD出てない?
だとしたら、もったいなすぎる!
ワイルダーのファンなら、絶対に機会があれば見ておいた方がいい。