ティエンポス 私たちの時空

配信開始日:

ティエンポス 私たちの時空

解説・あらすじ

Netflixで2025年6月11日から配信。

2025年製作/90分/メキシコ
原題または英題:Nuestros tiempos
配信:Netflix
配信開始日:2025年6月11日

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Netflix映画「ティエンポス 私たちの時空」6月11日(水)独占配信

映画レビュー

3.0男女の時空差

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

知的

1966年、メキシコシティの科学者夫妻がタイムマシンを完成させるが、誤って2025年にやってきてしまう。
夫妻は何とか生きていくことができ、帰る方法を探していた。
しかし、時代が大きく変わり、特に男女の関係は劇的に変化していた。
妻はこの変化を享受していたが、夫は次第に耐えられなくなり・・・。
そうかもしれないなぁ。

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いやよセブン

4.0すばらしいラブストーリー

2025年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

癒される

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うすたら

4.0デロリアンだ!

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿

物語はゆったりとしたテンポで進行する。

カット割りも編集も静かで、決して派手な演出はない。

しかし、その緩やかな流れの中にこそ、
この作品の真価がある。

登場人物ひとりひとりの繊細な感情を丁寧にすくい上げ、
積み重ねていく演出、観る者の心に静かに染み入ってくる。

物語が進むごとに、感情のつながりが自然に浮かび上がっていく。

本作がユニークなのは、
「感情の物理」と「宇宙の物理」を並列に描き出す構成にある。

科学と人間の営み、一見相反するようでいて、
実は地続きなのだという視点が、語り口として巧みに織り込まれている。

この構造が、物語に哲学的な深みと静かな熱をもたらしている。

そして「タキオン」

思わず反応してしまうこのキーワード。

ジョン・カーペンター作品や『スタートレック』などでお馴染みの、
実体を持たない仮想粒子(詳しくは知らない)が、

ここでは時間移動の重要アイテムとして登場する。

言葉や概念としての“時間を越える手段”が、
想像力を刺激する。

さりげなく配置された「コンビニ前のデロリアン」、
粋なアクセントとして効いている。

オマージュに走りすぎず、
世界観の中に自然と溶け込んでいるのが好印象だ。

物語の中心にいるノラとエクトルのすれ違いが、
女と男の関係の普遍的な問題にまで広がるかと思いきや、

そこからさらに個人の夢や過去と未来の選択へと展開していく。

単なるラブストーリーでも、哲学的SFでもなく、
「ロケットマン」と「ラブ」に集約させる、
バランス感覚に優れた秀作となっている。

派手さはない。
だが、脚本・演出・演技・テーマの一貫性、
そしてSF的ギミックまでが見事に調和し、

「時間」と〈女と男〉いう普遍的なテーマを、
静かに力強く描ききった作品である。

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蛇足軒妖瀬布