君の声を聴かせてのレビュー・感想・評価
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沈黙の艦隊に埋もれてはいるが良作。
今年193本目(合計1,734本目/今月(2025年9月度)12本目)。
個人的には、10月だったかの「おいしい給食」が農林水産省の後援枠なのに、この映画は厚労省の後援すらついていないのが、ちょっとどうかなぁ…と思ったところです。
さて、本作品です。一応、建前上はバリアフリー上映ではないですが、韓国映画なので字幕はつきますし、手話の部分も当然つきますので、「実質的な意味で」バリアフリー映画であるといえます。
お弁当屋さん(というか、韓国料理を出していて、その「余り」をお弁当にしている?)で働いている主人公が、プールで出会った女性2人との交流を手話を交えて描く作品で、個人的には極めて評価が高いところです。
一方で、主人公が手話をかなり理解でき表現も可能である理由はかなり最後のほうになるまで明かされず、日韓共通のろう者文化特有の語句(サインネームなど。本名等を手話で表現すると長くなるので、それらを短く表現するものをいう)、あるいは「口の動きで内容を推測する」(読唇術)といった、ややハイレベルな語が最初にどどっと出てくるのが、やや厳しいかな(実質的に当事者または、当事者と接したことがあるようなある程度、福祉に精通していないと難しいか)といったところは配慮が欲しかったところです。
時間の関係でやや急な展開もありますし、上記の事情でやや前提知識を深く要求してくる部分がありますが、原作ありの作品ですし、そこは仕方がないのかなという気がします。また、上述通り、「映画全体で」バランスが取れていないように思える(コナンやドラえもん祭りの週ならともかく、今週はしいていっても沈黙の艦隊が本命枠にきても、本作品が2枠というのは理解しがたい)のも気になったところですが、映画側の帰責事由ではありません。
また、2025年時点において、ろう者や中途失聴者のその原因となる事情が「感染する」ものではないので、序盤の描写については気になった(隣国の韓国とはいえ、2025年時点においてこのような考えを、いい年をした主婦団体が差別の意図で持っていて発言するシーンについては、韓国が日本と並べるほどの経済力を持ち、また同水準の福祉国家という前提では、かなり奇妙な部分になる)ものの、ここはおそらく程度の差はあれ原作準拠なのでしょうし、指摘はしますが映画側帰責事由ではないのでフルスコアにしています。
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