「食べる杉咲花。だべる蒼井優」ミーツ・ザ・ワールド たずーさんの映画レビュー(感想・評価)
食べる杉咲花。だべる蒼井優
新宿が舞台なのにバルト9とちょっとお高い109シネマズでしかやってないのなんでー な、「ミーツ・ザ・ワールド」観ました。これまた小説原作、原作未読。
杉咲花さんのオタク言葉と相変わらずの食べっぷりの良さと、バーカウンターの端っこにどすんと居る蒼井優さんが観られたらもう満足。板垣李光人くんの距離感バグったホストはハマり役◎ ライはそんなに難しい役柄ではなかったと思うけど、南琴奈さん魅力的だし役柄に合ってた。
またお会いしましたね、の渋川清彦さん、さすがの安定感。
映画が始まってすぐ加藤千尋さんが出てきてびっくりした情弱清掃員。女優活動は追えていなくて…
キリエ以来のスクリーンの安藤裕子さん、今回も存在感あった。
ストーリーに関しては、あんな風に濃くも広くも人との関係を築けていても消えちゃいたいって思うものなのかと、人との関係が薄くなるばかりで寂しさを感じ始めたアラ還おっさんの腑には落ちなかった。
ユカリ側の消えてほしくないという気持ちはわかるけど、自分の想像(妄想?)で突っ走って元恋人の家にまで行く感覚も、慟哭するまでの感情の揺れも別の生き物を見ているようで、不思議で奇妙で言葉としてはそぐわないかもしれないけど面白くもあった。
ともかく、役柄を完全に体内に入れ込んで全身で演じきる杉咲花さんをスクリーンで観られるのは最高の時間です。
チッチの出演、油断しきってたこともあって序盤では確信までできず、不覚。
「加藤千尋」って表記にまだまだ慣れない…
ライはまぁ、観客が理解できるキャラにしちゃうと由嘉里がただのマヌケになるので。笑
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

