「ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。」ミーツ・ザ・ワールド サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。
お久しぶりです。サプライズです。
映画.comでの活動が年始からしばらく止まっておりましたが、私生活に何かあったとかではなく、単純に今年の一月から映画comから Filmarksにレビュー投稿を完全に移転しました。理由としましては、両方での投稿が大変だということと、Filmarksの方が使い勝手がいいということです(笑)
時間があればFilmarksでのレビューをそのまま映画.com
にも投稿しようかなと考えておりましたし、現在でもそう思っているのですが、少しばかり負担が大きいので映画.comでは基本的にレビューは投稿せず、鑑賞記録だけ付けようと思っております。(時間があれば同じものを投稿するかもしれません)
ですので、もし宜しければ今後の私のレビューに関してはFilmarksを閲覧していただければと思います。「敵」以降のレビューもしっかり投稿しております。映画もこれまで以上に観ています🔥
名前は同様に "サプライズ”で、ポプテピピックのアイコンです。URLから飛んで頂けると幸いです。
映画 comにて、私のレビューに度々共感とコメント頂いていた多くの方には大変申し訳ないのですが、ご理解頂ければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします🙏
一応本作のレビューだけ、Filmarksから引用して下記に載せておきます。
『君を好きな自分なら』
期待作がずらりと並ぶ10月の中でも最も楽しみにしていた本作。主演・杉咲花×監督・松居大悟×音楽/主題歌・クリープハイプと聞いて期待しない邦画好きはいませんよ。まずは、こんな最高な組み合わせで映画を作っていただきありがとうございます。大好きな3人が揃って、わたし幸せです。
数年ぶりにムビチケを購入し、ポストカードを手に入れてテンションを上げ、しっかりと事前予約をして初日に鑑賞。いつにも増して気合い入ってますよぉ。そんなこんなで相当ハードルが高かったのだけど、ほんと見事に超えてくれた。「ちょっと思い出しただけ」を愛してやまない自分。あの作品と似たようなテイストであり違うアプローチの本作をまたもや映画館で観れて、これ以上ない幸せを感じています。松居監督ぅ...いつもありがとぉ
...😭
さあ、またもや語ることになりました、杉咲花という日本映画界で最も演技の上手い名女優の魅力。何度目でしょうか。またもや彼女はやってくれました。映画は酷いけど杉咲花は素晴らしい。昔はそんなことばっかりだったのだが、最近は作品の質もしっかりと伴ってきていて、出演作は毎年ベストにランクインしちゃう大活躍ぶり。「法廷遊戯」「市子」「朽ちないサクラ」と傑作ばかり。デビューしたての頃から演技力の高さは常軌を逸していたのに、もう今となっては演技という枠組みを超越しているレベル。この人の右に出るものはいない。
本作では二次元の世界を愛し、自分のことを好きになれない主人公を熱演。結構古典的な腐女子像ではあるものの彼女の表現力が設定をも上回っていて、三ツ橋由嘉里がこの世にいないことが信じられないほど等身大のオタクっぷりだった。話し方や仕草、距離の詰め方空け方、感情の起伏などなど全てが完璧。何やらせても満点以上の落とし込み方してくれるなぁ。凄いより怖いんだよね、ここまでくると。君の好きなところなら百個でも千個でもあるわ。
杉咲花の演技が凄まじすぎるがばっかりに彼女の名ばかり挙げられるだろうけど、他のキャストだって負けていない。お目にかかる度にキャラが180度変わっている俳優こと板垣李光人は今回は特にビジュ爆発でいつもと更に違う役柄で最高に萌え。なんでこんなに愛おしいんだ!てかあんたこの前BLみたいなことやってたじゃないかっ!今年の渋川清彦は大活躍でどんどん好きになっていくし、蒼井優にはこんな役をやって欲しかった!の理想形でいい女優になったなぁと考え深かった。
何よりも、本作の目玉は生きる歓びを失ったキャバ嬢・ライを演じた南琴奈でしょう。色気あるなぁ綺麗な顔立ちしているなぁ、なんでこんなにもキャバ嬢が似合うんだろう...とついつい虜になってしまった。調べてみると、なんと今年で19歳の超若手女優!!!當真あみちゃんと同い年らしいですよ!!!大人っぽすぎない!?(いい意味で)杉咲花との年齢差はなんと9歳差。めちゃくちゃ演技上手いし、ハマり役すぎでしょ...。松居大悟の世界観にも、尾崎の世界観にも、似合いすぎてましたよ...。
改めて、松居大悟が大好きだと思える演出で溢れていた。こういういまを生きる人たちに向けた、何気ない日々にスポットを当てた作品というのは、映画になっている部分は登場人物たちにとって人生のほんの一部であって、その前後が見えてくるかどうかがすごく重要だと勝手に思っているのだけど、本作はココがめちゃくちゃ良かった。登場人物の解像度がすごく高くて、画面の向こうの世界ではあるけどちゃんと生きていると思わせてくれるし、“これまで”も“これから”も想像が膨らんじゃう。
この人はここに至るまでこういう生活をしていたんだろうなっていうのが、言葉ではなく映像や演出で察せるのが面白い。泣きながら食べる割には一口が大きかったり、親にはバレてないと思いますと言いながらガッツリ飾ってあったり、我慢の乗り越え方みたいなところに人間味を感じてますます好きになる。わざわざ言及されるわけでも、ストーリーに直接関係するわけでもないのに、ちょっとした気遣いや優しさにも心が温まる。2人だけの空間を作ってあげる。空気を読める人が多くて、みんな人間として超尊敬できるんだよな...。
恋愛映画のようで恋愛映画ではない。でも、まるで恋愛をしているかのようなワクワクとドキドキと寂しさがある。性格も考え方も生き方もまるで違う人達が、全面的にサポートしている訳では無いけど、お互いにどこかしらで支えになっていて生きる歓びと愉しさを気づかせてくれる存在になっている。
『私たちの街ではね、いつも人が入れ替わっていくの』歌舞伎町を舞台にした、一度きりの儚い物語。『私は私以外のために生き続けないといけないの』というライさんのセリフが心に残り続ける。自分は何のために生きているんだろう。なんの価値があるんだろう。このまま、生きていていいのだろうか。自分一人では夢も希望も持てない。生きていていいんだと思わせてくれるのが自分ではない他人であり、他人がいるから生きていたいと思える。これを本作は恋愛で表現しないところがものすごく愛おしかった。まるで恋に落ちたかのような運命的な出会い。好きだと言わないけど、好き以上の存在。ただ、生きていて欲しい。幸せにいて欲しい。そう思ってくれる人が一人でも居れば、頑張って生きようと思えてくるよね。
クリープハイプ好きにはたまらない一作。肌寒くなって人肌恋しくなる季節にピッタリな一作。映画そのものがクリープの曲のようで、観ていると胸がキュッと締め付けられ、でもそれがなんだか心地良く感じる、そんな作品だった。この映画を観たらクリープリピート確定。前日に髭男のライブを観て髭男一色だったのに、一夜にしてクリープ一色になってしまいました。
もう好きで溢れていた。最高すぎた。終盤はちょっと垂れた感じしたけど、総合的に愛おしすぎた。君を好きな自分ならちょっと好きかも。「だからなんだって話」とのリンクも含めて大好き。いやぁまだまだ語りきれない。これ以上語ると長くなるからここで終わりますけど(もう長いけど)、これはこれで短くてやっぱ足りません。これまたもう1回観て補完しますわ。今年の邦画スゴすぎ!!!!ベスト超超悩むぅぅぅ🥺
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