「朝焼けはミノ」ミーツ・ザ・ワールド uzさんの映画レビュー(感想・評価)
朝焼けはミノ
重い役が多かった杉咲花の、コミカルな演技と聞いたことない声が満載で嬉しかった。
出会いから強引な流れでの同棲開始は、まぁフィクションなので。
そこからは由嘉里とライの交流を描いていく。
ネガティブかと思えば腐女子スイッチが入る由嘉里が面白く、ライは安定してダウナー気味。
このアンバランスさが心地よい。
腐女子やホストは紋切り型で、ライのキャラも含めてやや漫画チックな印象。
奥山譲の“いそう”なウザさ(仕切り直してなおウザい。笑)含め、会話劇が上手い。
ユキの語る「幸せになることが幸せと思えない人もいる」「90度、180度捻じ曲げたら折れる」は至言。
中盤まではいい雰囲気だったが、後半で失速。
いくらなんでも、由嘉里がアサヒと同部屋で泊まるのは違和感が大きい。
鵠沼の実家に突撃するのはまだしも、そのへんの押し付けを由嘉里は自覚したのだろうか。
母から同じ言葉(「幸せになってほしい」)をかけられた後も明確な描写はないし。
また、アサヒが刺される必要性を感じず、鵠沼との電話も長過ぎ。(芝居は凄かったけど)
その後のシーンも蛇足感が強く、もっとスッキリ纏めてほしかった。
序盤で似てるなぁと思ったら、チッチ(CENTとも加藤千尋とも呼ばない)出とるやん。
そしてまさかの鵠沼、顔出しナシで菅田将暉。
渋川清彦のオネェに和田光沙の隠れヲタ、由嘉里や鵠沼の母役なども隙なくいい芝居。
ただ、ラインや書き置きの文字がほとんど読めない…
落とし所は好みだから、終盤にとっ散らかったのだけが非常に惜しかった。
長電話のシーン、杉咲花の真骨頂で流石なんですが、花ちゃんこーゆー長台詞ワンカットが多くて、最近可哀想な気がしてきます。
ライのダウナーでミステリアスな感じは好きですよ。ゆかりとの対比として上手く見せてます。
ライのキャラについてのコメント、腑に落ちました。ありがとうございます。
45度くらい角度変えて観るべきと学びです。
清掃員とは知りませんでした。今後ともよろしくお願いします🙇
CENTは個人の呼び名ではないので呼ばんでいいと思います💦
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