劇場公開日 2025年10月24日

「杉咲花の熱演が素晴らしい幸せとは何かを考えさられる映画」ミーツ・ザ・ワールド むっ、むいちろうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 杉咲花の熱演が素晴らしい幸せとは何かを考えさられる映画

2025年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

金原ひとみ原作の映画です。金原ひとみは「蛇にピアス」が芥川賞を取った時に読んで以来でした。その時は半分も理解してなかったですが今回もおそらく理解はできていないと思います。ただとても深い内容だと感じました。
その人にとっての幸せは何なのか、人を幸せにすることはその人にとって幸せなのか、なぜ人は人を想うのか、を問いかけていたように思います。幸せってあるんですかね、と思ってもしまいます。ライは幸せが世界にあるのかためしていたんですね。クゲヌマも言ってたし。ただ、主人公杉咲花演じるユカリといるときは幸せという言葉が合っているかどうかわかりませんが、安心していられたか、居心地がよかったか、なのだと思います。誰もが「幸せ」なるものを探していて幸せがあると思えることが幸せかもしれないが、「これは幸せか?」と懐疑的になったり、人々が言う幸せを幸せと感じらなかったりすることってあります。そうなると気分は暗鬱とします。だとしたら、あの4人のように笑って楽しく生きることが大事なのかもしれないなと思いました。
人が人を想う気持ちは人それぞれに出方、表出の仕方がちがって、それを大きく感じられる、小さくしか感じられないとかあるけれど人が人を想う気持ちが「ある」ということを信じることが出来て希望を持てる映画でした。
まだ見たばかりで考えがまとまってないですが良い映画であることは間違いないです。
エンドロールで菅田将暉の名前があって端役にもでもいたかなと思ったのですがもしかしてクゲヌマの声だったのですか。
この映画はとにかく杉咲花の演技が光ってます。表情、目線、しぐさ、しゃべり、とてもいいです。

むっ、むいちろう
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